マイルの基本的な貯め方&効率的な6つの貯め方【初心者も簡単】

マイルの基本的な貯め方&効率的な6つの貯め方【初心者も簡単】
「マイルを貯めると飛行機に安く(もしくはタダで)乗ることができる」と言われていますが、そもそもマイルとはどんなものかをしっかりと把握できていない人は多いのではないでしょうか?私もマイルを利用し始めたばかりの時は「クレジットカードを使えば貯められるんでしょ」ぐらいの感覚で、具体的な貯め方や使い方は理解していませんでした。

もちろん効率的なマイルの貯め方なんて一切知らず、最初の2~3年間は効率の悪いマイルの貯め方をしていました。

しかし、今では夫婦で毎年東京~沖縄を旅行できるぐらいのマイルを無理せず貯められるぐらいになりました。もっと収入があれば海外旅行やビジネスクラス・ファーストクラスへのグレードアップできるのかもしれませんが(笑)

今回は私が実際に勉強して学んだ知識を、マイルのことを詳しく知らない方のために簡単にご紹介していきたいと思います。

そもそも「マイル(マイレージ)」って何?

マイルの正式名称は『マイレージサービス』。各航空会社が用意するポイントのようなものですね。

航空会社のリピーターを獲得するために会員旅客に対して搭乗距離に応じたポイント=マイルを付与し、積算マイルに応じて無料航空券や割引航空券、座席アップグレードなどの提供をしています。

世界で初めてマイルを提供したのはアメリカン航空(1981年に開始)で、わずか1年で100万人の会員を獲得しました。現在は搭乗だけではなく、提携カードの使用などでもマイルが貯まる仕組みが作られ、ショッピング利用などでマイルを貯める「陸マイラー(おかマイラー)」もたくさんいます。

基本的なマイルの貯め方は3つ

【マイルを貯める主な3つの方法】

  1. 飛行機に乗る
  2. 提携クレジットカードを利用
  3. 他の電子マネー・ポイントから交換

マイルの貯め方は基本的には上記の3つです。

「1.飛行機に乗る」はそのままですね。ANAやJALに乗れば、搭乗距離に応じてマイルを付与してもらうことができます。旅行や出張で頻繁に飛行機に乗る人には一番効率のいいマイルの貯め方です。

「2.提携クレジットカードを利用」はANAカードJALカードのように航空会社が発行するカードでマイルを貯める方法。毎年の継続ボーナスとして直接マイルをもらえたり、搭乗時の区間ボーナスマイルがプラスされて、より効率的にマイルを貯められます。こちらも頻繁に飛行機に乗る人向けです。

「3.他の電子マネー・ポイントから交換」はnanacoやWAON、Tポイントなど電子マネーやポイントからマイルに交換する方法。陸マイラーの人(飛行機にあまり乗らない人)はこの方法でマイルを貯めることになります。もちろん、私もこの方法でマイルを貯めています。

マイルを貯めるなら、まずはマイレージプログラムに登録しよう

マイレージを貯めるには航空会社のマイレージプログラムに参加しなければなりません。国内ではANAとJALが主流ですので、よく使う方のマイレージプログラムに参加すればいいでしょう。

ANAJAL
プログラム名ANAマイレージクラブJALマイレージバンク
入会費無料無料
年会費無料無料
公式サイトhttps://www.ana.co.jp/asw/https://www.jal.co.jp/jmb/

どちらも公式サイトから簡単に加入することができます。加入すると専用のお客様番号が発行されますので、飛行機に乗る時にお客様番号を登録すると自動的にマイルが貯まります。クレジットカードのポイントをマイルに変更するときは、移行先を自分のマイレージプログラムに設定すれば貯められます。

また、ANAカードJALカードを発行した場合も、発行したタイミングでマイレージプログラムに加入することができます。

マイルを効率的に貯める6つの方法

マイレージプログラムに登録すれば、後はマイルを貯めるだけ。今回は効率的に貯められる8つの方法を紹介しますので、自分の生活に取り入れやすい方法を選びましょう。

方法1.年会費の安いクレジットカードで陸マイルを貯める

航空会社の提携カードを持たなくても、マイルを貯めることは可能です。飛行機にもほとんど乗らない「陸マイラー」なら、年間コストが安いクレジットカードで貯めた方がお得です。

2018年2月現在、還元率が高いおすすめのカードは「リーダーズカード」。還元率も約1.13%と非常にマイルが貯めやすくなっています(ANAとJALのマイル還元率は同じです)。国際ブランドもMasterCardなので世界中どこでも使えます。

リーダーズカードの券面画像
↑陸マイラーなら必須のカード↑

度重なる特典変更により還元率1.8%(登場した当初)から還元率約1.257%へと改悪された形となっていますが、現在でも国内トップ3の高還元率のクレジットカードです。

リーダーズカードでマイルを貯める方法は

  • Reader’sポイントを直接ANAマイルに交換する(還元率0.752%)
  • Reader’sポイント→Gポイント→メトロポイント→ANAマイルの順に移行させる(還元率約1.13%)

の2つ。Gポイント経由の方が手間はかかりますし、メトロポイントからANAマイルに交換するためにソラチカカードを併用する必要がありますが、より高い還元率でANAマイルを手に入れることができます。

Reader’sポイント利用額1,000円につき11ポイント
Gポイント1Reader’sポイント⇒ 1Gポイント
メトロポイント100Gポイント ⇒ 100メトロポイント
ANAマイル100メトロポイント ⇒ 90ANAマイル

リーダーズカードについてもっと詳しく知りたい方は以下のページを参考にしてみてください。

ANAマイル還元率の高さで陸マイラーから人気「リーダーズカード」:TOKYUルートで交換レート75%!
ANAマイル還元率が高いことで人気のリーダーズカード。実は登場した当初はAmazonのポイントが貯まりやすく、還元率も1.8%と国内最高還元率を持ったクレジットカードとして注目されていたのですが、度重なる改変やエクストリームカード、漢方スタ...

また、他のクレジットカードを利用してポイント⇒マイルに交換する場合も、直接移行するよりも複数のポイントサイトを経由したほうがお得な場合が多いです。詳しくは「ポイ探」で移行方法をチェックすることができますよ。

ポイント名JALANA
Tポイント×500ポイント→250マイル
Pontaポイント2ポイント→1マイル
※交換には「JMBローソンPontaカードVISA」が必要
×
nanacoポイント×500ポイント→250マイル
Gポイント30ポイント→10マイル30ポイント→10マイル
ネットマイル1200ポイント→200マイル540ポイント→100マイル
PeXポイント4,000ポイント→100マイル3,500ポイント→100マイル

方法2.航空会社カードで陸マイルを貯める。JALカードとANAカードの違いをチェックしよう

マイルを貯める王道は、JALカードやANAカードなどの航空会社提携カードを持つことです。飛行機に乗るたびにボーナススマイルがもらえたり、特約店で使うと2倍のマイルがもらえたりと、航空会社ならではの特典も多いです。

では、JALカードとANAカードはどう違うのでしょうか?

年会費は横並びですが、大きな違いは一部カードの積算率を1%(通常の積算率は0.5%)にするための手数料です。JALカードは年間3,240円で一律ですが、ANAカードは国際ブランドによって異なります(JCBは年間2,160円、VISAとMasterCardは年間6,480円)。

また、提携企業にも注目。

例えば小田急線沿線在住なら、小田急グループとの提携カードを発行しているJALがお得です。

一方、東京メトロをよく使うならANAのほうが貯まりやすいです。WAONユーザーなら、WAONチャージで貯まるJALカードの方がいいでしょう。

JALponta、リクルート、ドコモ、イオン
ANAnanaco、楽天、Tポイント、東京地下鉄

【JALカードの特徴】

  • 直接マイルが貯まる
  • 普通カードの年会費は2,160円(JALアメリカン・エキスプレス・カードのみ6,480円)
  • マイル積算率は0.5%または1%(別途年間3,240円が必要)の2パターン
  • 入会後初搭乗時、毎年初搭乗時にボーナスマイルが貯まる
  • JR東日本、東急、小田急などの提携カードを発行

【ANAカードの特徴】

  • ポイントをマイルに移行
  • 一般カードの年会費は2,160円(ANAアメリカン・エキスプレス・カードのみ7,560円)
  • マイル付与率は0.5%または1%(一部、別途年間2,160円~6,480円が必要)の2パターン
  • 入会時、毎年カード継続時にボーナスマイルが貯まる
  • JR東日本、東急、東京メトロなどの提携カードを発行

特約店の方はどうでしょうか?

JALマイラーならマイルが通常の2倍貯まる「JALカード特約店」、ANAマイラーならマイルが1.5~2倍貯まる「ANAカードマイルプラス加盟店」の利用がお得です。どちらもコンビニやスーパー、ドラッグストア、ガソリンスタンドなど、生活に密着した有名店が数多く参加しています。

【JALカードの特約店】

JALANA
コンビニファミリーマートセブンイレブン、ココストアイースト
スーパー・デパートイオン、大丸、松坂屋、プランタン銀座、岩田屋、丸井今井など高島屋、大丸、松坂屋、阪急百貨店、阪神百貨店
カフェ・レストランロイヤルホスト、三笠会館、ぼてじゅうなどスターバックス
その他紀伊国屋書店、エネオス、ハックドラッグ、ノジマ、メガネストアー、スポーツオーソリティなどエネオス、出光、アイシティ、マツモトキヨシ、ニッポンレンタカー

毎日の買い物には、できるだけこうした店を利用しましょう。

方法3.サイトを経由するだけ!ネットショップで陸マイルを貯める

ネットショッピングをする際に肝心なのは、『特定のサイト』を経由することです。各ショッピングサイトを訪れる前に、いったん「JALマイレージモール」や「ANAマイレージモール」を経由するだけで、購入金額に応じたマイルが加算されます。

例えば、ANAマイレージモールを経由して楽天市場で1万円分の買い物をすると50マイル(200円=1マイル)が付与されます。加えて、決済時にANAカードを使うと100マイル(100円=1マイル/1,000円=10マイルコースを選択した場合)を獲得できます。

さらに、楽天ポイントが100ポイントが貯まり、このポイントも50マイルに移行できます。これでマイルの3重取りが達成されます。

1万円の買い物で合計200マイル貯まるのですから見逃せません。

方法4.JALカードからWAONへチャージ


電子マネー「WAON」をよく使うなら、JALカードの利用が絶対お得!JALカードは、WAONへのチャージでマイルを貯められる唯一のクレジットカードです。

ほかに用意するものは、年会費無料の「JMB WAONカード」またはおサイフケータイのアプリ「モバイルJMB WAON」。これを対象のJALカードと紐付けると、チャージ時に100円=1マイル(JALカードショッピングマイル・プレミアム入会時)が貯まる仕組みです。

さらに、WAONでの支払い時には200円=1マイルが貯まるので、合計で200円=3マイルが貯まる計算になります。

方法5.ホテルやレストランのクチコミ投稿で最大毎月600マイル!

トリップアドバイザーの詳細
世界中の旅行者のクチコミを集めた「トリップアドバイザー」。このサイトにクチコミを投稿すると3件につき150マイルがもらえます。

クチコミの内容はホテル、レストラン、観光スポットのどれでもOKですが、3件のうち1件はホテルを含むことが条件です。毎月最大600マイル(クチコミ12件)まで獲得できるので、旅行から戻ったら早めに投稿しておきましょう。

なお、投稿前にウェブサイトからのキャンペーン参加が必須です。また、JALとANAのうち、どちらか一つにしか参加できないので注意しましょう。

方法6.国内線に乗るたびにデルタ500マイルをGET!

日本国内線に乗るたびに、デルタ航空のマイル(スカイマイル)が500マイルもらえる。そんな夢のようなキャンペーンが実施されています。

国内線500マイルキャンペーン」は、国内に定期運航しているすべての航空会社・運賃・路線が対象。JAL、ANAはもちろん、スカイマークやLCCでもOKで、特典航空券で利用した場合でもマイルがもらえます。

参加するには、スカイマイル会員への登録(無料)が必須です。まずは、デルタ航空のホームページから登録手続きをしましょう。

対象路線日本国内定期路線(すべての航空会社・運賃・クラス)
獲得マイル片道フライトにつき500スカイマイル・ボーナスマイル。
期間中、最大10フライト分まで(一般会員の場合)
参加方法デルタ航空ホームページからボーナスマイル加算申請フォームを印刷
必要事項を記入し、搭乗券(半券)のコピーを貼付する
デルタ航空ニッポン500マイル・キャンペーン係(FAX:03-3505-2721または03-3505-2751)へ送る

まとめ

マイルの貯め方はいろいろとありますが、やはり定番はクレジットカードを使った貯め方です。出張などで頻繁に飛行機に乗る場合はANAカードやJALカードなど搭乗時にマイルの貯まりやすいカードがおすすめですし、ショッピングなどでマイルを貯めたい場合は還元率の高いクレジットカードがおすすめとなります。

マイルの貯まりやすいおすすめカードに関しては以下のページに詳しく記載していますので、そちらの方を参考にしてみてください。

【陸マイラー限定】普段のショッピングや光熱費の支払いでマイルが貯まるおすすめクレジットカード
マイルが貯まれば航空券の代金として使ったり、ビジネスクラスやファーストクラスへの席のグレードアップに使え、旅行をより快適なものにすることができます。マイルは飛行機に乗ったときのボーナスで貯めることもできますが、クレジットカードを使えば普段の...

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