旅行や出張に強いクレジットカード特集
国別おすすめクレジットカード

このページでは海外旅行におすすめのクレジットカードをご紹介しています。前半は初心者向け、後半は中級者以上向けとなっています。中級者以上はこちら
海外旅行にクレジットカードは必須
「海外旅行にクレジットカードが必要ってよく聞くけど、本当にいるの?」と疑問に思う方も多いかと思います。日本は現金払いが主流であるため、クレジットカードを持たなくても不便に感じませんよね。
しかし、旅行好きの私から見ても海外旅行にクレジットカードは必ず必要です。渡航先が韓国でもタイでもグアムでもヨーロッパでもオーストラリアでも、どこに行く場合でもです。

クレジットカードを持っていれば大量の現金を持ち運ぶ必要がなくなるため、盗難や強盗のリスクを抑えることができます。スリも珍しくありませんので、現金だけだと盗まれた時点で終わりです。場合によっては大使館に行くまでの交通費すらなく、その場にいる人たちにお金を借りて回らなければならなくなる可能性もあります。
日本では考えもつかないような事件が起きるのが海外旅行の楽しいところでもあり、怖いところでもあります。
また、海外ホテルではデポジット(保証金)の支払いでクレジットカードが必要になります。厳密にはクレジットカードがなくても問題ないのですが、その場合、宿泊費の2倍~3倍の現金を請求されます。
チェックアウト時に返金してもらえますが、最終日に大量の現金があっても困りますよね。日本円に両替しなおすのも手数料がもったいないですし。
また、日本円両替するよりもクレジットカードのキャッシング機能を使った方が安い手数料で現地通貨を用意できます。現地のATMでなら両替所と違って24時間いつでも現金を引きだせますので、万が一お金がなくなったときにもすぐ対応することができます。
その他にもクレジットカードには様々な機能や特典が付いていますので、上手に使えば、もっとお得で快適な海外旅行を楽しむことも可能です!

クレジットカードは絶対2枚以上持って行く
海外旅行ではクレジットカードは絶対に2枚以上持って行ってください。理由は普段使えるクレジットカードも磁気不良や読み取り不具合、店員が拒否するなど、様々な理由で使えないケースがあるからです。
例えば、VISAのクレジットカードであれば世界中どんな場所でも決済できるのですが、なぜかレジで読み取りできずに「現金で払って」と店員に言われることがあります。しかも、これが珍しいことではなく結構な確率で起きます(笑)
防犯の面からも複数枚持っていたほうが安全なのは間違いないのですが、単純に使えなくなるケースが多いので、最低でも2枚は準備しておきましょう。

海外旅行のクレジットカード選びのポイント
初めて海外旅行のためにクレジットカードを発行する場合、いくつかの注意点があります。
詳しくは「海外旅行クレジットカードの選び方で気をつける8つのこと」のページで解説していますが、ここでは特に大切な3つのポイントをご紹介します。
ポイント1.国際ブランドがVISAかMasterCardであること

国際ブランドとはクレジットカードの券面に記載されている『VISA』『MasterCard』『JCB』『アメックス』『ダイナース』などのロゴマークのことです。同一のロゴマークの入った加盟店でしか使うことができませんので、加盟店の多い国際ブランドを選ぶのがポイントです。
では、どの国際ブランドが加盟店が多いのかというと、1位はVISAで2位はMasterCardです。VISAとMasterCardは国際ブランドの中でも提携店の数が多く、世界的に有名な決済関連レポート「The Nilson Report(ザ・ニルソン・レポート)」の調査(Purchase Transactions On Global Cards 2017)によると2017年の世界でのクレジットカード取引数はVISAが1位、MasterCardが2位と言われています。下画像を見ても特にVISAが圧倒的なのは明らか。
国際ブランド | 説明 |
---|---|
VISA | 世界で一番使われている国際ブランド。世界中のほとんどお店で決済できる |
MasterCard | 世界で2番目に使われている国際ブランド。VISAが使える場所ならほぼ間違いなく使える |
JCB | 日本の国際ブランド。日本人観光客の多い地域(韓国とシンガポールとハワイぐらい)でしか使えない |
AMEX | 富裕層から人気の国際ブランド。旅行特典が豊富だが、決済としては微妙 |
Diners Club | こちらも富裕層から人気の国際ブランド。AMEXよりも決済としては微妙 |
銀聯(UnionPay) | 世界で3番目に使われている中国の国際ブランド。中国人の世界進出により、今最も拡大している |
世界中のお店がこの両方に対応していますので、海外旅行に行くなら必ず必要です。

すでにクレジットカードを持っている人も確認してみてください。VISAかMasterCardの記載があれば、あなたのクレジットカードは海外旅行で使える確率が高いです。
逆にJCBやアメックス(アメリカン・エキスプレスの略)などのロゴマークが入っているのであれば、新しくクレジットカードを発行しなおす必要があります。VISAとMasterCard以外は極端に加盟店が少ないため、決済では使えません。

また、上画像のように同じクレジットカードでも複数の国際ブランドを用意していることもありますので、発行の際は必ずVISAかMasterCardを選びましょう。
ポイント2.ICチップが入っている

クレジットカードにはICチップが搭載されています。ICチップにはカード情報がたくさん詰まっており、お店のレジではICチップの情報を読み込んで決済を行います。
ただ、クレジットカードの中にはICチップを搭載していないものもありますので、発行する際は必ず注意しておきましょう。
当サイトで紹介しているクレジットカードは全てICチップ入りのものですので、安心して参考にしてください。
ポイント3.トラブル時の対応が早い銀行系か信販系を選ぶ

海外ではスリでクレカを紛失したり、ATMに飲み込まれてカードが出てこなくなることがありますし、帰国後にスキミングによる不正利用が発覚することもあります。このような場合、いち早くクレカの利用を止めたり、新しいカードを発行してもらう必要がありますが、サポートの悪いカード会社だと対応が遅いことがあります。
サポートの質は「銀行系 > 信販系 > 流通系」の順番で違います。流通系は年会費無料であったりポイントが貯まりやすいのですが、サポートの面ではやや不満が大きくなります。
一方、銀行系は審査のレベルが高いもののサポートの対応が丁寧で速いです。私も三井住友VISAカードで一度利用したことがありますが、帰国後の明細書で気づいた見覚えのない利用を調べてもらい、わざわざ宿泊ホテルまで問い合わせてもらったことがあります。
日本だけで使うとトラブルに巻き込まれることは少ないため軽視しがちですが、海外旅行にトラブルはつきものですので、万全な対応を求めるのであれば銀行系や信販系のクレカがおすすめです。
銀行系 | 信販系 | 流通系 | |
---|---|---|---|
主なクレカ | |||
特徴 | セキュリティ面が強く人前で出しても恥ずかしくない | いろいろな企業と提携してお得な特典が多い | 年会費無料も多くポイントも貯まりやすい |
ポイント | 貯まりにくい | 貯まりにくい | 貯まりやすい |
審査レベル | 普通~難しい(学生は簡単) | 普通~難しい | 簡単 |
安全面 | 高い | 高い | 低い |
海外旅行おすすめクレジットカード ベスト6
上記のポイントを満たした海外旅行におすすめのクレジットカードを紹介します。この中から選べばまず失敗はありません。
各カードについては簡単に紹介していますので、気になるカードがあれば「特徴・詳細をチェック」から詳しいメリット・デメリットを確認してみてください。
※ここで紹介している6枚のクレジットカードは厳選したものです。完全版は「どれが最適?海外旅行におすすめのクレジットカード10枚」をご覧ください。
三井住友カード A
![]() | 年会費 | 1,500円(税抜) 初年度年会費無料 |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard | |
旅行保険 | 海外/国内:最高2500万円(自動付帯) | |
入院・通院 | 100万円 | |
マイル還元率 | ANA:0.3% |
- 世界中どこでも使える安心のクレジットカード
- 年会費が安く、海外・国内旅行保険がしっかりと付帯されている
- クレヒスを育てることでゴールドカードにグレードアップできる
クレジットカードの定番中の定番『三井住友カード』。VISAブランドなので世界中どこでも使うことができますし、国内の普段使いとしてもどこに出しても恥ずかしくないカードですので、海外旅行を機に初めてクレジットカードを作る学生さんにもおすすめです。
三井住友カードの一般カード(ゴールドやプラチナではない普通のカード)には、このカードとは別に『18~25歳限定のデビュープラス』『A』の全3種類がありますが、Aが一番旅行保険が充実しているため、25歳以上であれば三井住友カード Aを発行しておきましょう。
大学生ならデビュープラスがおすすめです。年会費無料であり、審査レベルも低いので、学生ならこちらで十分です。
また、海外旅行中は専用デスクにおすすめの観光スポットやイベント情報を電話で問い合わせることができるのも三井住友VISAカードの魅力。万が一トラブルがあっても専用デスクが日本語で対応してくれるので、言葉の通じない海外では非常に心強いです。
エポスカード
![]() | 年会費 | 無料 |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外:最高500万円(自動付帯) | |
ポイント還元率 | 0.5%~1.25% | |
マイル還元率 | ANA/JAL:0.25% |
- 年会費無料カードの中ではトップレベルの傷害・疾病治療補償の充実度
- 国内飲食店やカラオケの優待サービスが豊富
- 全70種類の豊富なカードデザインで女性から人気
年会費はずっと無料。国際ブランドはVISAなので、世界中どこに行っても支払いとしても使えます。
また、ゴールドカード並みの海外旅行保険が付帯されており、
- 傷害治療補償(ケガの治療費を補償):200万円
- 疾病治療補償(病気の治療費を補償):270万円
- 携行品損害(持ち物の紛失・盗難を補償):20万円
上記の補償額を事前手続きなしで受け取ることができます。通常、年会費無料のクレジットカードでは付帯されていなかったり、あっても50万円(携行品損害は10万円)程度の補償額ですので、この補償額はかなり魅力的。
40代以上であれば旅行中に意識不明の重病になって医療費が何百万円もかかってしまうかもしれませんが、10代~20代ではせいぜい腹痛や発熱、骨折ぐらいの病気・ケガなので、200万円も補償されていれば十分です。
実際に日本国際観光学会論文集『海外旅行保険における疾病リスクの補償範囲拡大の変遷と今後の課題』によると海外旅行保険の補償項目別事故件数は傷害治療費用と疾病治療費用が45.9%、携行品損害が34.9%と、この3項目だけで8割以上を占めていますので、傷害治療費用、疾病治療費用、携行品損害が充実したエポスカードは海外旅行に最適なクレジットカードの1枚だと言えます。
アイントホーフェン、ユトレヒト、アムステルダム🇳🇱 素敵だったなぁ😍
オランダでは高熱出して病院行って15000円くらい払ったけど、帰国してからエポスカードの保険で全部返ってきました💰
年間費無料カードなのに!すごい!
海外旅行にエポスカード!おすすめ! pic.twitter.com/mgHDaiMjuG— miso (@ArMoemi) November 7, 2019
思わずエポスカード作っちゃったよ。海外旅行保険だけの為でもいいよねぇ、これ。
— bibiann38 (@bibiann38) 2018年11月11日
海外旅行好きにとっては定番のクレジットカードなので、発行して間違いはありません。
ただ、年会費無料のクレジットカードに多い『サポートの対応がイマイチ』というデメリットもありますので、万が一旅行中に紛失した際に、すぐ電話が繋がらない可能性が三井住友VISAカードよりも高いです。
あくまでも可能性の話ではありますが、万全を期すのであれば三井住友カードを、海外旅行保険やお得度を優先するのであればエポスカードを発行しましょう。
楽天カード
![]() | 年会費 | 無料 |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB/AMEX | |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) | |
ポイント | 100円=1P(楽天スーパーポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.5% |
- ポイント還元率の高い年会費無料クレジットカード
- 楽天トラベルでは100円で2ポイントも貯まる
- 貯めたポイントは楽天市場や楽天トラベルで使える
- プリペイド型電子マネー「Edy」搭載
楽天カードも年会費無料にもかかわらず、海外旅行保険が充実しており、お得な割引特典が付帯されています。ポイントは上記2つのクレジットカードよりも貯まりやすく、貯まったポイントは1ポイント=1円で楽天市場や楽天トラベルの代金として使うことができます。
私も楽天カードを使用していますが、これまで何度もホテル代をポイントで無料にしてきました。
もちろん、今回しか海外旅行にしかいない人も旅行中に貯まったポイントを楽天市場で使えば、本やアクセサリーなどをポイントだけで買うことも可能ですよ。ムダになることがありません。
Booking.comカード
![]() | 年会費 | 無料 |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外/国内:最高2,500万円(利用付帯) | |
ポイント | 100円=1P(Booking.comカードキャッシュバックポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.5% |
- 無条件でBooking.genius会員にアップグレード
- Booking.com宿泊で宿泊額×5%でポイントが貯まる
- ポイントは自動的に翌月にキャッシュバック
- Rentalcars.comでレンタカーが8%OFF
三井住友とBooking.comが提携したクレジットカードがBooking.comカード。
無条件でBooking.genius会員にアップグレードできるため、Booking.com内のホテルが10%割引で利用できます。Booking.com自体が格安なホテルやゲストハウスを紹介している宿泊予約サイトなので、宿泊費を徹底的に減らしたい人の強い味方になってくれます。
また、Booking.comの決済に使うと宿泊費の5%分のポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円として口座にキャッシュバックしてもらうことができます。
通常のクレジットカードはポイント還元率1.0%でも優秀と言われていますので、5%はかなりお得だと言えます。
学生専用ライフカード
![]() | 年会費 | 無料 |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB | |
旅行保険 | 海外:最高2000万円(自動付帯) | |
ポイント | 100円⇒1P(LIFEサンクスポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.5% |
- 海外でのカード利用は5%キャッシュバック
- 年会費無料で持ちやすい
- 日本語での海外アシスタントサービス
大学生や専門学生なら学生専用ライフカードもおすすめ。海外旅行中に決済したカード利用額の5%がキャッシュバックされるので、お得に旅行を楽しむことができます。
キャッシュバックは登録した銀行口座に入金されます。これほどキャッシュバック率の高いカードはありませんので、学生の方が羨ましくなります(笑)。
また、年会費無料にもかかわらず入院や通院で支払われる海外旅行保険が200万円もあるのは魅力的(相場は0円~50万円)。
アメリカやヨーロッパだと医療費が高いので200万円では足りませんが、中国や韓国などのアジア地域では1週間入院しても医療費が10万円~30万円と安いので、学生専用ライフカードを1枚持っていれば空港などで加入する掛け捨ての旅行保険は不要となります。
割引優待サービスは特に用意されていませんので、この点はデメリットだと言えます。
また、社会人になると普通のライフカードに更新され、キャッシュバック機能がなくなりますので、「在学中の旅行だけお得になればいい」「今回の卒業旅行だけで使えればいい」と割り切って考えられる人におすすめです。
セディナカードJiyu!da!
![]() | 年会費 | 無料 |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB | |
旅行保険 | – | |
ポイント還元率 | 0.50%~1.50%(わくわくポイント) | |
交換可能マイル | JAL:0.25% |
- 年会費無料で使える
- 海外キャッシングのATM手数料が無料
- ネットから簡単に繰り上げ返済可能
- 海外利用はポイント3倍
セディナカードJiyu!da!は信販会社のセディナが発行するクレジットカード。特徴は『海外キャッシングの手数料がとにかく安いこと』。海外キャッシングは海外ATMを使って現地通貨を引き出すことです。
日本円を両替するよりも海外キャッシングで直接現地通貨を引き出した方が手数料が安い傾向にありますが、海外キャッシングでも「ATM手数料」や「返済までの利息」として、わずかに手数料が発生します。
しかし、セディナカードJiyu!da!はATM手数料が無料であり、スマホからすぐに返済できる(旅行中の返済も可)ため、他のクレジットカードよりも少ない利息に抑えることができます。

クレジットカード選びにお困りの方は管理人が無料でご相談に乗ります。TwitterのDMやお問い合わせからいつでもお気軽にご連絡ください。
中級者以上はもっとお得なクレジットカードにチャレンジ!
先ほどは海外旅行初心者向けに初めてのクレジットカードとしておすすめを紹介しましたので、決済力やサポート力、年会費の安さを基準に選定しました。
しかし、ある程度海外旅行の経験がある中級者はそういったクレジットカードをすでに持っているでしょうし、使い慣れてもいるので、付帯されているマイルや旅行保険、特典に目を向け、お得なクレジットカードへのチャレンジをおすすめします。
マイルを貯めて無料で飛行機に乗ろう!
クレジットカードの旅行関係の特典で一番最初に思いつくのがマイルですよね。マイルとは航空券と交換できるポイントであり、航空会社ごとに用意されています。
普段利用する航空会社を基準に選ぶ
大切なのは普段よく行く国や利用頻度の高い航空会社をポイントに選ぶことです。
例えば、ANAとJALは似ていますが、便の出ている国が微妙に違いますし、提携している海外航空会社も違います。
よく旅行に行く国に便が出ていなければ不便ですし、マイルを特典航空券に交換しても結局は使えませんので意味がありませんよね?
提携している海外航空会社に関しても、せっかく「ANAやJALのマイルは提携航空会社のマイルに交換できる」というメリットがあるのに、普段から利用している海外航空会社が提携航空会社に含まれていなければ意味がありません。
JAL | ANA | |
---|---|---|
提携航空会社 |
|
|
中国 | 天津 |
|
アジア |
|
|
アメリカ |
|
|
ヨーロッパ |
|
|
オセアニア | メルボルン | – |
ANAとJALの提携航空会社と、その航空会社でしか行けない空港は上記の通り。
飛行機に乗ってマイルを貯める場合はANAもJALもほとんど貯まりやすさは変わりませんので、単純に利用頻度の高い航空会社が発行するクレジットカードを選んでおけば間違いありません。ANAを使うならANAカード、JALを使うならJALカードを選びましょう。
アメックスでも複数の航空会社のマイルをゲットできる
また、アメックスグリーンやアメックスゴールドなど、アメックスのプロパーカードであれば貯めたポイントを提携航空会社のマイルに交換することができます。
ANAカードやJALカードでもANAマイルやJALマイルを提携航空会社の特典航空券に交換できますが、アメックスとしか提携していない航空会社もありますので、こちらの方が使い勝手がいい方も多いかと思います。
ポイント有効期限も無制限(ANAマイルとJALマイルは最長3年)ですので、じっくり貯めてからマイルに交換できるのも大きなメリットです。
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 12,000円 | 29,000円 | 10,000円 | 31,000円 |
提携航空会社数 | 15社 | 32社 | ||
提携航空会社名 |
|
| ||
ポイント | 100円⇒1P | 100円⇒1P 対象航空会社はポイント3倍 (100円⇒3P) | 100円⇒3P | |
還元率 | 1,250P⇒1,000マイル | 1,000P⇒1,000マイル | 3P~195P⇒1マイル 60,000ポイント移行ごとに5,000マイルもらえる | |
ポイント有効期限 | 無制限 | 最後に獲得した日から1年 |
マイル関係に特化したスカイトラベラーアメックスではANAをはじめとした対象航空会社28社で航空券や機内販売を購入すると、ポイント3倍で貯めることができます。
対象航空会社に関しては「スカイトラベラーってどんなカード?特徴やマイルの貯まりやすさ・海外旅行保険について解説」で紹介していますので、普段から利用している航空会社がある場合はアメックスグリーンやアメックスゴールドよりも効率よくマイルを貯められます。
もっと幅広い航空会社のマイルに交換できるのがSPGアメックス。
もともとは高級ホテルの無料宿泊特典などが魅力のカードなのですが、実はマイル関連にも超強く、本家ANAカードやJALカードよりもマイルが貯まりやすいです。
100円利用ごとに3ポイント貯まり、ポイントは3P⇒1マイルで交換が可能です(ニュージーランド航空とユナイテッド航空はもう少しポイントが必要)。
さらに、60,000P移行ごとに5,000マイルが追加で貰うことができるため、マイル還元率は最大1.25%(他のアメックスカードは1.0%ほど)となり、実質一番マイルの貯められるカードだと言えます。
ポイント有効期限も「最後に獲得した日から1年」ですので、年に1回でも使えば全てのポイントを無期限で貯めることも可能です。好きなタイミングでマイルに交換するのもいいですし、宿泊費用の割引として利用するのありですよ。
年収300万円以下ならマイルを貯める必要なし
マイルを国際線の無料航空券に交換するためには、少なくとも15,000マイルは必要です。決済額で言うと150万円ですね。
普段の支払いや光熱費などを1枚のクレジットカードにまとめても、年収300万円以下の人が年間150万円を決済するのは難しいかと思います。出張で月1で飛行機に乗るならチャンスはありますが、そうでないならかなり厳しく支払いをまとめなければいけません。
クレジットカードはマイル以外にも、ポイントでホテル代を割引にしたり、付帯されている海外旅行保険を利用して保険費用を節約したりすることができますので、そちらを存分に使った方が満足度も高くなります。
その他にクレジットカードで旅行がお得に・快適になること
海外旅行保険が節約できる
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険を利用すれば、わざわざ掛け捨ての海外旅行保険へ加入する手間や保険料を節約することができます。
しかし、「海外旅行保険」と言ってもいくつかの項目に分かれており、補償範囲や補償額などもバラバラですので、正しい知識を付けたうえで上手に活用していきましょう。
当サイトでは「補償額1,000万円以上!旅行好きが選ぶ海外旅行保険が充実したおすすめクレジットカード」のページで詳しい選び方や最適なクレジットカードをご紹介しています。
空港ラウンジが無料で使える
空港ラウンジを使えば乗り継ぎの長い待ち時間もくつろぎながら過ごすことができます。クレジットカードの特典で利用料を無料にすることができますので、海外旅行・海外出張で飛行機を頻繁に利用する人ほどメリットが大きくなります。
詳しくは空港ラウンジを無料で利用できるおすすめクレジットカードをご覧ください。
ホテルでの割引
海外旅行では切っても切り離せない「ホテル」。旅行費用の多くを占めるため、ここを節約できると旅費全体の節約に繋がります。
クレカでホテルを割引にする場合、『特定のホテルが割引』と『ポイントを宿泊代金の一部に割り当てる』の2パターンの割引方法があります。
前者はSPGアメックスが定番です。
マリオネットやシェラトンなど特定ホテルでポイントを宿泊料金として使えたり、年1回2名まで無料宿泊できたりします。無条件で部屋のグレードアップなんかもありますので、海外旅行でいいホテルに泊まりたい場合におすすめです。
後者は楽天カードやJTB旅カード JMBが定番。
楽天カードは楽天トラベルで1P=1円としてポイントを使え、JTB旅カード JMBはJTBで1P=1円としてポイントを使えます。対象ホテルも予約サイト内にあるホテル全てになりますので、こちらの方が柔軟に対応することができます。
海外現地での割引
他の特典と比べると数は少ないですが、現地のレストランやお土産屋、スパなども割引にすることもできます。
特に海外現地での割引に強いのはJCBカードです。
支払い用としては微妙なJCBですが、アジア地域やハワイなどでは多くの店舗と提携しているため割引特典が非常に多いです。
たびらばと呼ばれる会員専用の優待アプリを用意されており、「スマホでクーポン画面を見せてJCBカードで支払うだけ」と適用条件も非常に簡単。あらかじめダウンロードしておけば、オフラインでもクーポン画面を提示できます。
JCBほど現地での優待割引を用意しているクレカはありませんので、韓国やタイ、ハワイ、グアムなどに旅行が行く機会が多い方におすすめです。
【JCBカード一覧】
- JCB一般カード:スタンダードなJCBカード
- JCB CARD W:年会費無料のJCBカード
- JCBゴールド:JCBのゴールドカード
- JCB CARD R:リボ払い専用のJCBカード
現地での日本語サポートデスク
日本人観光客が多く訪れる国であれば主要都市にサポートデスクやサポートラウンジが設置されていることがあります。
ラウンジ内では日本語で現地情報やおすすめレストランを紹介してもらえたり、場合によっては手配までしてもらうことができます。初めて行く国や街だと特にありがたいですよね。
また、クレカやパスポートの紛失時にも日本語で対応してもらえますので、安心感が違います。
現地での日本語サポートデスクもJCBが有名です。世界31ヶ国51都市で日本ならではの丁寧なサポートを受けることができます。
【JCBの旅行デスク所在地(計51都市)】
地域 | 都市 |
---|---|
北米 | ホノルル、グアム、サイパン、ロサンゼルス、ラスベガス、サンフランシスコ、ニューヨーク、オーランド、シカゴ、バンクハーバー、トロント |
中南米 | サンパウロ、リマ、カンクン |
アジア | ソウル、釜山、台北、北京、上海、香港、大連、シンガポール、クアラルンプール、バリ、マニラ、ジャカルタ、バンコク、ホーチミンシティ、シェムリアップ |
オセアニア | シドニー、ゴールドコースト、オークランド、ケアンズ、パース、クイーンズタウン、フィジー |
ヨーロッパ | パリ、ロンドン、ローマ、ミラノ、ジュネーブ、マドリード、バルセロナ、フランクフルト、ウィーン、コペンハーゲン、アムステルダム、ブタペスト、イスタンブール、アテネ |
アフリカ | カイロ |
海外キャッシングで現地通貨がお得に手に入る
海外キャッシングを利用すれば現地通貨を引き出すことができます。日本円を両替するよりも手数料が安いため、中長期の滞在をする人ほどメリットが大きくなります。
細かく見るとクレジットカードによってATM手数料やレートが変わってきますので、海外キャッシングに強いクレジットカードを選ぶことで余計な出費を抑えることが可能です。
詳しくは海外キャッシングにおすすめのクレジットカード3枚をご覧ください。