アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(通称:スカイトラベラー)は、アメリカン・エキスプレスのカードの中でも航空マイレージ(マイル)を貯めることに特化したクレジットカード。
簡単にスカイトラベラーの特徴をまとめると以下の通り。
- ANAを含めた15社の航空会社マイルにポイントを移行できる
- 有効期限なしでマイルが貯められる
- 26社の航空会社で航空券購入時に100円=3ポイント貯まる(通常の3倍)
- 入会ボーナスで3,000ポイント、初回搭乗で5,000ポイントもらえる
有効期限なしでポイントとマイルを貯めることができ、還元率も他のクレジットカードよりも高いため、同じ金額を支払ってもスカイトラベラーの方が効率よく貯まっていきます。
また、日ごろのショッピングや公共料金の支払いで貯まったポイントを15航空会社のマイルと交換できるだけではなく、入会ボーナスポイントとして3,000ポイント、ファーストトラベル・ボーナス5,000ポイントなどが貰えるのも魅力。
マイルの貯まりやすさ以外にも、空港ラウンジや手荷物無料宅配など快適な旅をサポートしてくれるサービスが充実していますので、海外旅行へ行く機会が多い人ほど持っておきたい1枚だと言えます。
スカイトラベラーの特徴 – とにかくマイルが貯まりやすい!
年会費 | 10,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | AMEX | |
旅行保険 | 海外:最高3000万円(利用付帯) 国内:最高2000万円(利用付帯) | |
入院・通院 | 100万円 | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- 有効期限はなし!ポイント&マイルがザクザク貯まる特典が満載
- カードの入会・フライト・継続でポイントが定期的にもらえる
- 空港ラウンジや手荷物無料宅配など快適な旅をサポート
旅行保険も付帯されていますが補償額はそこまで大きくないので、やはりスカイトラベラーを持つべきかは『マイルの貯まりやすさに魅力を感じられるか?』というところが一番のポイントになってきます。
入会と初フライトでそれぞれポイントが貯まり、日ごろのショッピングでも100円=1P=1マイルで貯めることができ、非常に効率的。光熱費や携帯料金、ショッピングなどの支払いをスカイトラベラーにしておけば無駄遣いせずとも1万8000マイルほど貯めることができ、国内旅行なら東京~沖縄の往復(GWや夏休み以外のシーズンなら必要マイルは1万8000マイル)を無料でできてしまいますよ。
【スカイトラベラーでマイルが貯まる例】
- 電気・ガス・水道料金(2万円)・・・・・・・200マイル
- 携帯料金・プロバイダ料金(1万7000円)・・・170マイル
- コンビニ・スーパーでの買い物(7万円)・・・700マイル
- ショッピング(3万円)・・・・・・・・・・・300マイル
- 外食(2万円)・・・・・・・・・・・・・・・200マイル
上記を月々の支払いとすると月に1570マイル貯まり、1年で1万8840マイル貯めることが可能!
スカイトラベラーのマイル還元率は1.0%となっており、他のクレジットカードはマイル還元率0.5%がほとんどなので、2倍効率よくマイルを貯めることができます。交換先の航空会社も「15社」と、
おそらくクレジットカードの中では一番多いので、世界中どこへ行くときでもマイルを好感した格安で旅行を楽しむことができますよ。
【交換先の航空会社】
ANA、シンガポール航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空プリヴィレッジクラブ、デルタ航空、フライング・ブルー(エールフランス航空・KLMオランダ航空)、アリタリア-イタリア航空、チャイナエアライン、ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空
「普段の買い物からマイルを効率よく貯めたいんだけど~」という場合は、スカイトラベラーを選んでおけば間違いありません。
スカイトラベラーを旅行で使うとこんな感じ
スカイトラベラーが使える地域
先進国なら使えるが、予備でVISAかMasterのカードを持っておきたい。
スカイトラベラーの国際ブランドはアメックスなので、先進国以外では対応していないホテルやレストラン、お店が多くなります。もともとアメックスのカード自体が富裕層が持つカードとしてスタートしたため、一定上のレベルの場所でしか利用できないのは仕方ありませんが、利便性を考えるのであればVISAやMasterのカードを合わせて持っておくようにしましょう。
スカイトラベラーはどちらかというと『マイルを貯めるためにカード』ぐらいの気持ちで持っておいた方が、上手に使いこなすことができますよ。
スカイトラベラーの旅行保険の充実度
海外旅行保険について
担保内容 | 本会員 | カード会員の家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高3000万円 | 最高1000万円 |
傷害治療費用 | 100万円 | |
疾病治療費用 | 100万円 | |
賠償責任 | 最高3000万円 | |
救援者費用 | 保険期間中最高200万円 | |
携行品損害 | 100万円(※) |
※:3,000円は自己負担。1旅行中限度額30万円、補償期間中限度額100万円
【保険の対象者】
カード会員ご本人様はもちろん、配偶者や生計を共にする親族の方まで、傷害死亡・後遺障害保険金などの補償が適用されます。
※:「生計を共にする」とは、健康保険証を共有しているか税法上扶養関係にある場合をいいます。
※:親族とは6親等以内の血族、3親等以内の姻族の方をいいます。
【補償期間】
海外旅行前に日本出入国のために時刻表に基づいて運航される国際航空機または国際船舶のチケットやパッケージ・ツアーの料金をアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードにてお支払いになられた場合、海外旅行を目的に住居(日本国内)を出発されたときから、住居にお戻りになるまで(日本国出国の前日から入国の翌日まで)の最長90日間補償されます。
スカイトラベラーの海外旅行保険の内容は上記の通り。カードを持っていない家族まで補償してもらえる特典はゴールドカード以上のクレジットカードにしか付いていないことがほとんどなので、非常にありがたいですね。
ただ、補償額はそれほど高くなく、一番利用頻度の高い傷害治療補償(ケガの治療を補償)と疾病治療補償(病気の治療を補償)が100万円しか付帯していないのは物足りませんね。最近では年会費無料のカードでも100万円まで補償されていますからね。
もちろん、スカイトラベラー自体がもともと旅行保険が魅力なカードではないですし、アメリカやヨーロッパは医療費が高く、クレジットカードだけの保険でカバーすることが難しい(保険会社の旅行保険へ加入するのが一般的)ことを考えれば、そこまで大きなデメリットとは言えませんが、もし「旅行保険の充実したカードを探している」というのであれば、他のクレジットカードがおすすめです。
↓旅行保険が充実したおすすめクレジットカード↓
航空便遅延費用補償(海外旅行のみ)
保険名 | 補償額 | 条件 |
---|---|---|
乗継遅延費用 | 1回の到着便の遅延について 最高20,000円 | 航空便を乗り継ぐ予定が、乗り継ぎ地点までの到着便の遅延によって搭乗する予定だった航空便に搭乗することができず、到着便の実際の到着時刻から4時間以内に代替便に搭乗することができなかった場合、ご宿泊料金やお食事代を2万円を限度として補償します。 |
出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 1回の出航遅延、欠航もしくは運休または搭乗不能について 最高20,000円 | 搭乗する予定だった航空便について、出航予定時刻から4時間以上の出航遅延や航空便の欠航などで搭乗することができず、出航予定時刻から4時間以内に代替となる航空便に搭乗できなかった場合、お食事代を2万円を限度として補償します。 |
受託手荷物遅延 | 1回の受託手荷物の遅延について 最高20,000円 | 航空便が目的地に到着してから6時間以内に、カード会員様の身の回り品で搭乗時に航空会社が受託した手荷物が目的地に運搬されなかったために、会員様が目的地において負担した衣類や生活必需品の購入費用を2万円まで補償します。 |
受託手荷物紛失 | 1回の受託手荷物の紛失について 最高40,000円 | 航空便が目的地に到着してから48時間以内に、受託した手荷物が目的地に運搬されなかった場合、手荷物は紛失したものとみなし、到着後96時間以内に目的地において負担した衣類や生活必需品の購入費用を4万円まで補償します。 |
スカイトラベラーは海外旅行が好きな人が使うことを前提にしているため、航空便遅延費用補償が用意されています。飛行機や荷物が遅れた場合にもしっかりと補償してもらえるので、より安心して旅行を楽しむことができます。
国内旅行保険について
担保内容 | 本会員 | カード会員の家族 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 | 1,000万円 |
スカイトラベラーの旅行に強い特典
- 1度の旅でポイントが3倍速く貯まる
- 電話1本でトラベルサポート:オーバーシーズ・アシスト
- 国内28空港・海外2空港の空港ラウンジを利用できる
- 手荷物無料宅配サービス
1度の旅でポイントが3倍速く貯まる
対象航空会社26社の航空券、対象旅行代理店2社の指定旅行商品の購入にスカイトラベラーを使用すれば、通常の3倍のポイントを貯めることができます。JALやANAなどはもちろん、アシアナ航空やデルタ航空など利用頻度の高い航空会社なら基本的に対象となっていますので、旅行を楽しむほどポイント&マイルが貯まります。
【対象航空会社】
ANA、アシアナ航空、エバー航空、オーストラリア航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、スカンジナビア航空、タイ国際航空、ルフトハンザドイツ航空、JAL、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、デルタ航空、アリタリア-イタリア航空、エールフランス航空、エアタヒチ ヌイ、ガルーダ・インドネシア航空、KLMオランダ航空、大韓航空、チャイナエアライン、ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空、スターフライヤー、フィリピン航空
【対象旅行代理店】
日本旅行、アップルワールド
ちなみに、日本旅行を経由すればJRでもポイント(マイル)3倍で貯めることができるのもスカイトラベラーの魅力。JR以外にもホテル・国内ツアー・高速バスなども対象となりますので、国内旅行でもお得にマイルを貯めることができます。
電話1本でトラベルサポート:オーバーシーズ・アシスト
オーバーシーズ・アシストは、現地情報やイベントチケットの手配、緊急時の支援などを24時間日本語で対応してくれるサービスのこと。世界中どこにいても電話一本で旅行中の相談をすることができ、言葉の通じない海外では非常に役立ちます。
国内28空港・海外2空港の空港ラウンジを利用できる
国内28空港・海外2空港の空港ラウンジを本カード会員と同伴者1名まで無料で利用することができます。また、家族カードも1枚につき同伴者1名まで無料で利用することができるため、夫婦で1枚ずつ所有すれば4人家族全員で空港ラウンジを利用できるようになります。
手荷物無料宅配サービス
手荷物無料配送サービスは、海外旅行の際に自宅~空港間で、カード会員1人につきスーツケースを1個無料で配送してもらえるサービス。スカイトラベラーでは成田空港、中部国際空港、関西国際空港の3つに対応しています。
スカイトラベラーのスペック
カード名 | アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 年齢20歳以上 | |
年会費 | 10000円 | |
家族カード | 5000円/1枚 | |
ETCカード | 年会費無料(新規発行手数料は1枚につき850円+税) | |
発行期間 | 1週間~2週間 | |
国際ブランド | AMEX | |
マイル | ANAマイル | 1000ポイント⁼1000マイル(1000ポイント単位) |
その他提携航空会社 | 1000ポイント⁼1000マイル(1000ポイント単位) | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 3000万円 |
傷害治療補償 | 100万円 | |
疾病治療補償 | 100万円 | |
救援者費用 | 200万円 | |
賠償責任 | 3000万円 | |
携行品損害 | 100万円 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 2000万円 |
電子マネー | – | |
ポイント還元率 | 0.333%~0.4% |
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