普段のショッピングや光熱費などの支払いでもANAマイルを貯められるのがクレジットカードのメリット。『陸マイラー』という言葉があるように、飛行機に乗る機会が少なくてもしっかりとマイルを貯めることができ、カードによっては年1回東京~沖縄間の往復航空券をゲットできるほどマイルを貯めることも可能です。
ただ、陸マイラーと呼ばれる人たちのマイルの貯め方って難しいですよね。私も旅行が好きなのでマイルを貯めて特典航空券に交換しますが、難しい裏技的な方法で貯めているわけではありません。
そこで今回は、難しい裏技なしで飛行機にあまり乗らない人が効率よくANAマイルを貯められるカードをご紹介したいと思います。
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【初心者向け】ANAマイルを効率よく貯めるための4つのポイント
おすすめのカードを紹介する前に、そもそもどうやってANAマイルを効率よく貯められるのか?ということについて簡単に解説しておきたいと思います。道具があっても方法を知らなければ意味がないですからね。
今回はマイルに詳しくない初心者でも実現できるように4つのポイントに分けて解説します。ポイントを多く満たすほど効率よくマイルが貯まりますが、「難しすぎてよく分からないな」という場合は自分が実現しやすい部分だけを試してみてください。
ポイント1や2であれば誰でもできますよ。
ポイント1.買い物でANAマイルを貯めるなら本家ANAカードで間違いなし
クレジットカードにはたくさんの種類があり、貯まるポイントのほとんどはANAマイルに交換することができます。しかし、ポイントからANAマイルへの交換レートは悪く、0.3%~0.5%の還元率でしかANAマイルに交換することができません。
飛行機に乗らずにマイルを貯めるためにはポイントからANAマイルに交換する方法しかありませんので、いかに交換レートが上げられるか?が一つのポイントとなります。
ANAが発行するANAカードであれば貯めたポイントを還元率0.5%~1.0%でANAマイルに交換することができます。一番スタンダードなANA一般カードでも還元率0.5%~1.0%で交換できるため、簡単にANAマイルを貯めることができます。
また、ANAカードならボーナスマイルを貰うことができます。
ANA一般カード | ANAワイドカード | ANAワイドゴールドカード | |
---|---|---|---|
入会ボーナス(1回のみ) | 1,000マイル | 2,000マイル | |
毎年継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル |
入会した年は入会ボーナスを貰うことができ、2年目以降は毎年継続ボーナスを貰うことができます。まとまったマイルが貰える数少ない機会であり、他のクレジットカードにはない特典となっていますので、飛行機に乗らない人もしっかりと貰っておきましょう。
ポイント2.ANAマイルへの交換には「10マイルコース」を選ぶ
ANAカードでポイントからマイルに交換するとき「5マイルコース」と「10マイルコース」の2つから選ぶことができます。
5マイルコース | 10マイルコース | |
---|---|---|
内容 | 1ポイント⇒5マイルで交換 | 1ポイント⇒10マイルで交換 |
手数料 | 無料 | 年間6,000円(税別) |
最初は5マイルコースで設定されていますが、移行手数料として年会費6,000円払うことで10マイルコースに変更することができます。飛行機に乗らずにマイルを貯めるのであれば「10マイルコース」は必須です。
「カード以外に年会費が6,000円は高いな…」という場合は、2年に一度10マイルコースを利用しましょう。ANAカードで貯まるポイントの有効期限は2年であるため、2年間じっくり貯めてマイルに交換すれば手数料を節約しながら高レートでANAマイルをゲットすることができます。
コース変更はいつでもANA会員のマイページから行えますので、都合に合わせてコースを使い分けましょう。
ポイント3.特約店やポイントサイト経由でポイントをたくさん貯める
特約店で決済したり、ポイントサイト経由で通販サイトで決済をすると、さらにポイントやマイルを貰うことができます。
ANAカードマイルプラス
まず特約店からみていきましょう。
ANAにはANAカードマイルプラスという制度があり、特定のお店でANAカードを使うと100円または200円ごとに1マイルを追加で貰うことができます。
特約店にはファミマやセブンイレブンといったコンビニから、イトーヨーカドー、マツモトキヨシ、ENEOS、大丸、高島屋など様々なお店が含まれています。特約店は公式サイトで確認できますので、普段使っているお店が含まれていればANAカードを使うだけでどんどんマイルを貯められますよ。
ポイントサイト経由
ポイントサイトとはAmazonや楽天市場など数々の通販サイトをまとめて紹介しているサイトのことです。ポイントサイトを経由して通販サイトを利用すると、利用金額に応じてポイントサイトのポイントも貯めることができます。
ポイントサイトのポイントもANAマイルに交換することができますので、通販をよく利用している場合は一度ポイントサイト経由で利用できないかチェックしてみるといいでしょう。
【ANAマイルに交換できる有名なポイントサイト】
ちなみに私はあまりポイントサイトは使っていません。Amazonを利用するときにポイントUPモールを使うぐらいですね。AmazonはポイントUPモールとOkiDokiランドにしか用意されておらず、私はVISAのANAカードを使っているため三井住友が運営するポイントUPモールを使っています。OkiDokiランドはJCBが運営しているため、JCBのANAカードを発行した場合はこちらを利用するといいでしょう。
陸マイラーにとってはポイントサイトは必須のようですが、別に私は何十万マイルも貯めたいと思っていませんので(笑)。「国内旅行で航空券がタダになればいいかな~」ぐらいの感覚であれば、特約店での利用や普段の支払いをまとめるだけでも十分達成できますからね。
ポイント4.Suicaやnimocaなどと提携しているANAカードを選ぶと効率アップ
ANAカードにはANA VISA SuicaカードやANA VISA nimocaカードといった提携カードがあります。これらはポイントとは別に交通系電子マネーも貯めることができ、貯めた電子マネーはANAマイルと相互交換が可能です。
毎日の通勤通学も無駄なく貯めることができますので、普段から利用しているのであれば発行しておいて間違いありません。
ポイントが貯まること以外は普通のANAカードと全て同じ機能ですので、難しいことを考える必要はありません。対象サービスを普段から利用するのであれば提携のANAカード、そうでないなら普通のANAカードを選びましょう。
おすすめのANAカード
ANAカードはランクごとに『ANA一般カード』『ANAワイドカード』『ANAワイドゴールドカード』の3つが用意されています。
ANA一般カード | ANAワイドカード | ANAワイドゴールドカード | |
---|---|---|---|
年会費 | 2,000円 | 7,250円 | 14,000円 |
ANAマイル | 1,000円⇒1P⇒5マイル or 10マイル | 1,000円⇒1P⇒10マイル | |
10マイルコースの移行手数料 | 年間6,000円 | 無料 | |
特約店での利用 | 100円または200円ごとに1マイル追加 | ||
入会ボーナス(1回のみ) | 1,000マイル | 2,000マイル | |
毎年継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | |
搭乗時ボーナス | 区間基本マイル10%追加 | 区間基本マイル25%追加 | |
国際線ビジネスカウンター | × | ○ | |
空港ラウンジ | × | ○ |
一番年会費の高いANAワイドゴールドカードを選べば最初から10マイルコースを無料で利用できるうえに、「空港ラウンジ無料利用特典」や「「高額な海外旅行保険」などのゴールドカードならではの特典も付帯されています。
ただ、買い物などの決済で貯まるマイルについてはANA一般カードやANAワイドカードで10マイルコースを利用すれば全く同じですので、飛行機にあまり乗らない場合はわざわざゴールドカードを選ぶ必要もないでしょう。
ANA一般カードとANAワイドカードの大きな違いはボーナスマイルの多さです。ANAワイドカードの方が年会費5,250円高いですが、毎年継続ボーナスで1,000マイル(約10万円)の差がありますので、実はANAワイドカードの方がお得です。
ANA一般カード
年会費 | 2,000円 初年度年会費無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高1,000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼント or OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.5%~1.0% |
- スタンダードなANAカード
- 1,000円⇒1P⇒5マイルでANAマイルが貯まる
- 入会や継続、搭乗でボーナスマイルが貰える
- JCBブランドならマイル移行手数料が安い
ANAワイドカード
年会費 | 7,250円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高5,000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼント or OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.5%~1.0% |
- ANAカードの中間ランクカード
- 1,000円⇒1P⇒5マイルでANAマイルが貯まる
- 入会や継続、搭乗でボーナスマイルが貰える
- 国際線ビジネスカウンターが利用可能
- 対象ホテルで朝食無料
ANAワイドゴールドカード
年会費 | 14,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/Master/JCB/AMEX | |
旅行保険 | 海外/国内:最高5000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼントポイント) | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- 貯めたポイントは1ポイント⇒10マイルで交換可能!
- 入会&毎年の継続で2000マイルもらえる
- フライト時の区間基本マイルは25%も追加!
おすすめ提携ANAカード一覧
ANA VISA Suicaカード
年会費 | 2,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外/国内:最高1000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼントポイント) | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- 貯めたポイントを1P⇒5~10マイルまたはSuica5円分に交換可能!
- Suicaのチャージでもポイントが貯められる!
- 入会や毎年の継続、フライト時にもボーナスマイルあり!
ANAカードとSuicaの機能が一体になったのがANA VISA Suicaカード。基本的な特典やポイント・マイルの貯まり方はANA一般カードと同じですが、ポイント交換先に1P⇒Suica5円分が新しく追加されています。
また、Suicaのオートチャージ機能も付いているため、ANA VISA Suicaカードをかざすだけで電車・バスに乗ることができます。もちろんチャージ分に対しても1,000円=1ポイントが貯まりますので、毎日の通勤通学でANAマイルを貯められる計算になります。
万が一「今年は旅行に行けないかも」「帰省しないから飛行機に乗らないな」という場合もポイントをSuicaに交換することでムダになることがなくなりますので、普段からSuicaを利用している方ならANA VISA Suicaカードの方がお得です。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
年会費 | 2,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高1000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- ポイントは1,000円=1P⇒5~10マイルで交換可能!
- 東京メトロ線乗車ごとにメトロポイントが5~15ポイント貯まる!
- 貯めたメトロポイントは100メトロポイント⇒90マイルで交換可能!
- オートチャージや定期券にも対応で使いやすい
ANA To Me CARD PASMO JCB(通称:ソラチカカード)はOkiDokiポイント、メトロポイント、ANAマイルの3つが貯められるクレジットカード。通常の決済ではOkiDokiポイントが貯まり、1P⇒5マイルまたは10マイルでANAマイルに交換することができます(10マイルで交換する場合は移行手数料として年間5,000円かかります)。
メトロポイントは、メトロポイントPlusの登録を行ったPASMOで改札機より入出場した際の運賃に東京メトロ線が含まれる場合、乗車ごとに平日は5ポイント、土日祝日は15ポイント貯められます。通常のTo Me CRADでもメトロポイントは貯められますが、ソラチカカードの方がもらえるポイントが多いです。
貯まったメトロポイントは100メトロポイント⇒90マイルでANAマイルに交換できますので、毎日の通勤通学からANAマイルを貯められます。
ANA VISA nimocaカード
年会費 | 2,000円 初年度無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外/国内:1,000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼントポイント) 特定店舗での利用で0.0%~0.8%(nimocaポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.5%~2.00% |
- ANAマイルとnimocaが貯められて相互交換も可能!
- オートチャージ機能付きで定期券としても使える
- 入会・継続でボーナスマイル1,000マイルが貰える
ANA VISA nimocaカードはANA一般カードにnimocaの機能が搭載されたクレジットカード。ANAマイル、nimoca、ワールドプレゼントポイントの3つを貯めることができ、ANAマイルとnimocaに関しては相互交換も可能ですので、用途に合わせて無駄にすることなく使い切ることができます。
nimocaポイントは乗る電車やバスの種類によって変わり、たくさん乗れば還元率1%以上にすることも難しくありません。貯めたnimocaポイントは10P⇒7マイルでANAマイルに交換することができます。
nimocaのオートチャージ機能が搭載されていますので、改札でピッとかざしたときに設定金額を下回っていれば自動でチャージしてくれます。もちろんチャージ金額に対してもワールドプレゼントポイントが貯まります。
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