やっぱり一番は航空券？お得なマイルの使い方を解説

マイルを貯めると格安で飛行機に乗れることは知っている人が多いのですが、実はマイルの使い方はそれだけではありません。もちろん、「飛行機に格安で乗りたい」という人にとってはありがたいものです。

しかし、「忙しくて飛行機にあまり乗る機会がない」という人にとってもマイルの使い方によっては、かなりお得になる方法もあります。

そこで今回は頻繁に飛行機に乗る人はもちろん、普段あまり飛行機に乗らない人でも無駄なくマイルを使う方法をご紹介していきたいと思います。

やはり定番は航空券への交換！繁忙期のビジネスクラスなら超お得

やはり一番の定番は航空券への交換。電子マネーなどの交換だと1マイル=1円ぐらいのレートになりますが、航空券だと1マイル=1.5～2マイルぐらいの価値で使うことができます。

地域間によって必要なマイルは変わりますので詳しくはANAマイレージクラブやJALマイレージバンクの「マイルを使う」の項目に記載されている情報を参照してい頂きたいのですが、たとえば10,000マイルもあれば北海道～東京間の往復航空券をゲットすることもできますよ。ローシーズンであれば6万マイルほどで、家族3人分の航空券に交換することが可能です。

また、一つワンランク上の席を予約するのもおすすめ。特にビジネスクラスの特典航空券への交換はかなりお得です。下の表のように、エコノミークラスとビジネスクラスの必要マイルの差は2～3万マイル程度。

【航空券代金・必要マイル数の一例(JALの場合)】

※必要マイル数の()内はディスカウント期間の場合
※航空券価格は2014年4～10月、正規割引航空券「ビジネスセイバー」の価格

一方、ビジネスクラスの航空券はかなり高額で「普段は買えなくても、マイルなら利用できる」という希少価値があります。航空券が高騰する繁忙期こそ、マイルのお得度は高くなります。

アライアンスを上手に活用して、海外空港の航空券をゲットする

JALは「ワンワールド」、ANAは「スターアライアンス」という世界的な航空会社提携グループに加盟しています。航空会社提携グループに加盟している航空会社同士であればマイルを利用することができます。

例えば、ANAマイルがあればユナイテッド航空やシンガポール航空、ニュージーランド航空などの特典航空券にも交換OK。ANAの特典航空会社券枠に空席がなくても提携航空会社を使えば予約が取れる場合も多いので、海外旅行へ行く機会が多い人は覚えておくと便利ですよ。

期限が切れそうなマイルはツアーや食事、宿泊代に使う

マイルを有効活用するには、特典航空券への交換がベストです。しかし、JAL、AMAともにマイルの有効期限は3年。

「特典航空券の空席がない」「旅行に行く時間がない」と悩んでいるうちに、有効期限が切れてしまいそう・・・。

そんなときのために、特典航空券以外の使い道も頭に入れておきましょう。JALは5,000マイル、ANAは1マイルから利用でき、さまざまな使い道が用意されています。

最もお得なe JALポイント＆ANA SKY コイン

1万マイル以上あるなら、最もお得なのは「e JALポイント」または「ANA SKY コイン」に交換する方法です。

どちらも公式サイトでの航空券やツアー商品の購入時に利用可能です。e JALポイントは1マイル=1.5円、ANA スカイ コインは1マイル=1.2円（ANAカード一般会員が1万マイル交換の場合）として利用できるので、特典航空券の予約がなかなか取れないときにおすすめです。

旅行へ行かない場合は電子マネーやポイントに

忙しくて旅行へ行けない場合は、電子マネーや共通ポイントに交換するといいでしょう。例えば、ANAマイルはTポイントやnanacoポイント、楽天ポイントなどに交換可能です。1マイル=1円と少し価値は落ちますが、使い勝手の良さがメリットです。

まとめ

やはりマイルの一番お得な交換先は「航空券」、次いで「席のグレードアップ」などですが、最近では電子マネーなど普段使いしやすいものへの交換も対応していますので、マイルの期限が切れてムダになってしまうことも少なくなりました。ANAマイル・JALマイルともに有効期限は3年ですので、無理に航空券へ交換するのではなく一番使いやすそうなものに交換するのも、上手なマイルの使い方ですよ。