【最新版】香港のクレジットカード事情【使える店と使えない店まとめ】

【最新版】香港のクレジットカード事情【使える店と使えない店まとめ】香港はもともとイギリス領であったこともあって北京や上海とは少し違った文化を築いており、その影響はクレジットカード事情にも及んでいます。

中国に関するクレジットカード事情は以前にも紹介しましたが、今回はちょっと特殊な香港のクレジットカード事情についてご紹介していきたいと思います。

香港は世界的に見てもカード社会が進んでいる

「ヨーロッパはクレジットカード社会」ということからも分かるように香港も世界的に見てもカード社会が進んでおり、500円や1,000円のちょっとした買い物でもカードを使います。

後ほど紹介しますが、小さな個人経営店や一般的な食堂など以外であればカード決済が可能ですので、香港旅行の際はクレジットカードを持っていった方が便利です。わざわざ両替所を探す手間も省けますし、手数料もクレジットカードの方が安いですからね。

香港で使えるクレジットカードの種類はVISAとMasterCard

香港で最も使いやすいクレジットカードの種類(国際ブランド)はVISAとMasterCardです。カード決済が可能なお店でこの2つのカードが使えないことはありません。

次いで銀聯が使いやすい

日本ではあまり馴染みのない「銀聯(ぎんれん)」。中国の国際ブランドでありUnionPay(ユニオンペイ)と表記されていることもあります。

銀聯のロゴ

↑銀聯のマーク↑

最近では北京や上海など大陸方面から中国人観光客が流れ込んできているため、多くのお店が銀聯に対応しています。

もし今後も中国の観光地を巡る予定であれば、1枚発行しておくのも悪くありません。

通常、銀聯のクレジットカードは中国の銀行口座を持っている必要があるのですが、日本では三井住友銀聯カードを使うことで国内にある自分の銀行口座でも発行が可能となります。

JCB、アメックス、ダイナース使えない場所が多くて不便

日本で定番のJCBですが、残念ながら香港ではほとんど使えるお店がありません。使えるとすると

  • 日系企業
  • 日本にも出店している海外企業(スタバなど)
  • ガイドブックに載るような日本人観光客の多いお店

ですね。これ以外だと「JCBはダメです!VISAかMasterCardありませんか?」と店員さんに断られてしまいます。

アメックスやダイナースも同じように使えません。こちらは一定水準以上のお店やホテル、レストランに限定されます。

ただ、JCBやアメックス、ダイナースはサブカードとしては優秀です。VISAやMasterCardとは違って優待割引や旅行サポートの特典がたくさん付帯されているため、普通よりもお得で快適な旅を楽しみたいときに役立ってくれます。

メインカードでVISAかMasterCard、サブカードとしてJCBかアメックスかダイナースのどれかを持っておくのが最強の組み合わせと言えます。

もしJCBやアメックスのクレジットカードしか持っていないのであれば、必ずVISAかMasterCardのクレジットカードを発行しておきましょう

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注意しておきたい!クレジットカードが使えない9つのお店・場所

小さな個人経営店、食堂・レストラン、コンビニ

香港のご飯正確にはお店によるのですが、基本的に使えないと考えておいた方が「えっ!現金用意してないんだけど!」とならずに済みます。

私が観光したときはコンビニでは使えましたが、対応しているのはVISAとMasterCardだけでした。セブンイレブンも結構見かけますが、JCBには対応していません。

個人経営店も使える場合は同じ感じ。

食堂は使えないのが普通で、レストランは中級以上のランクなら問題なくカード決済することができました。

意外とカフェでカード決済自体が対応していないこともあった(というか、意外と香港はカフェがないです)ので、お店の見た目だけで判断するのはおすすめしません(笑)。スタバのように世界的なチェーン店なら問題なし。

フェリー、トラム、バス、MTR(地下鉄)、タクシー

香港の交通手段フェリーはVISA、MAsterCard、銀聯であればクレジットカードが使えます

トラム(2階建てバス)や路線バス、ミニバス、MTR(地下鉄)は券売機であっても有人窓口であっても現金払いしかできません

唯一使えるのはエアポートエクスプレスぐらいですね。空港や九龍駅、香港駅などに設置されているカスタマーサービスカウンター(販売窓口)ならカード払いで切符を購入できます。

タクシーも使えるのは一部のみ。現金払いが主流となっています。

夜のお店

香港の夜のお店20歳以上の男性であればマカオの夜のお店で遊びたい人も多いかと思いますが、基本的には現金払いです。まあ仮に使えたとしてもカードを使うのは怖いですよね(笑)。

大型のスーパーやショッピングモールはVISAやMasterCard以外は拒否されるので注意

カード自体は使えますが、JCBやアメックス、ダイナースだと拒否されてしまうことも多いです。というか、正直ほとんど使えません。

もしショッピング目的で観光するのであれば、必ずVISAかMasterCardのクレジットカードを持っていきましょう。

クレジットカードが使えないお店でも決済できる「オクトパスカード」が超便利

ここまでクレジットカードが使えないお店・場所を紹介してきましたが、実は香港には日本のSuicaやPASMOのようなプリペイドカード「オクトパスカード」があり、上記で紹介した全ての場所で問題なく支払いすることができます。

香港市民なら全員持っており、地下鉄やバスはもちろん、コンビニやスーパーマーケットなどでの支払いにも使用することができます。どこでもピッとかざせば支払い完了。

オクトパスカードはMTR各駅のカスタマーサービスカウンターで購入することができます。価格も150ドルと安め。香港国際空港のカスタマーサービスカウンターで買うといいでしょう。

ちなみにクレジットカード払いができず、全て現金での支払いになります。海外旅行者としては不便なので、早くカード払いに対応してほしいなと個人的には思っています(笑)。

⇒オクトパスカードについてもっと知りたい方はこちら

カード決済は日本円払いではなく香港ドル払いにすると手数料を安く抑えられる

難しいレートや手数料の話は抜きにして、クレジットカードは現地通貨決済(今回は香港ドル決済)を選択することで手数料を安く抑えられるのは有名な話です。日本円払いはお店側が自由に手数料を上乗せできるため、支払う側の私たちは損をしてしまいます。

広東語や英語が分からなくても、店員さんが

「Hong Kong Dollar? Japanese Yen?(香港ドル払いにしますか?それとも日本円払いにしますか?)」

と質問してきますので、「HongKong Dollar(香港ドル払いで)」と答えればOKです。

聞かれなかった場合はカードのサインをする欄の少し上に選択欄があるので、希望する方に「×」印を記入します。香港ドルと日本円の場合の「支払額 ¥●●」の表示があるのでわかります。

たまに、勝手に日本円払い(サインする紙に日本円で支払い額が書いてある場合)にしてくるお店もあるので、「Please charge in HongKong Dollar.(香港ドル払いにしてください)」と言って変えてもらいましょう。

暗証番号を入力する場合も画面に日本円で支払い額が書いてある場合は、香港ドル払いに変えてもらいましょう。

香港のクレジットカード払いはサインよりも暗証番号が主流

最近では香港でも暗証番号による認証が一般的となっています。香港ディズニーランドやフェリーなど一部の場所では「サイン + 暗証番号」と厳重なチェックが必要となります。

暗証番号は4桁の番号です。分からない場合は事前にカード会社に確認しておきましょう。暗証番号が書かれた紙は郵送で1~2週間後に届くのでお早めに。

まとめ

超高層ビルが並ぶ世界的な金融都市である香港。欧米に似たカード社会であるため、旅行で行く際には絶対にクレジットカードを持っていくべきですね。

国内では定番のJCBはほとんど使えませんので、必ずVISAかMasreCardを支払い用に発行しておくこと。余分に現金を持っていっても思った以上に使ってしまうこともありますし、スリにあって全額なくなってしまうことも考えられますからね。

最大限香港旅行を楽しむためにも、必ずVISAかMasterCardを持っていきましょう。

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