国内旅行保険が必要な人はどんな人?加入するべき4パターン

国内旅行保険が必要な人はどんな人?加入するべき4パターン

「国内旅行保険が必要ない」と言われるのは、国民健康保険(または健康保険)に加入しており、ケガや病気をしても医療費の負担が少ないからです。海外では日本の保険が適用されず、医療費を全額負担しなければいけないため海外旅行保険への加入が必要になります。

しかし、国内旅行保険の概要で解説したように、国内旅行保険は死亡した時や持ち物の紛失した時の修理代、他人の所有物を壊した時の弁償代など国民健康保険(または健康保険)にはない補償項目が用意されていますので、

「もし私が死んだら妻に保険金を残したい」
「このカメラのレンズ20万円するから傷がついた時の保険をかけたい」
「スマホをよく落とすから画面が割れた時に対処したい」

といった場合にも柔軟に対応できます。

特に以下のような人は、国内旅行保険への加入を推奨します。

旅行先で山登りやダイビングなどアクティブな活動をする人

山登り旅行先でのアクティブな活動は観光やショッピングに比べると事故のリスクが高くなりますよね?最悪の場合、死亡事故に繋がるケースもありますので、国内旅行保険に加入しておいた方がいいでしょう。

保険会社によってはアクティブ内容に特化している保険を用意していることもあり、山登りは山岳保険、ダイビングはダイビング保険などがあります。特化した保険は通常の国内旅行保険ではカバーされない部分も補償してもらえるのが魅力です。

例えば、通常の国内旅行保険ではピッケルを使った本格的な登山は保険対象外となっています(道具を使わない軽い登山が対象)が、山岳保険であれば対象になります。また、遭難時の救助費用も対象になるなど補償範囲も登山分野に広く特化しています。

小さな子供と一緒の旅行

小さな子供との旅行行動的な子供であれば怪我をする可能性が高いですし、宿泊施設の備品を壊してしまう可能性もあります。温泉で足を滑らせて頭を強く打ったり、旅館に置いてある高価な壺を壊してしまったり、観光地で売っている商品を壊してしまったりなど、親御さんであれば心配な方も多いはず。

こういったケースでは

  • 子供のケガ ⇒ 入院日額や通院日額
  • 備品の破損 ⇒ 個人賠償責任

などが助けてくれますので、加入しておくと安心して旅行を楽しむことができます。

台風や雪の多い時期に飛行機を使う人

台風台風や雪によって飛行機が飛ばなくなったり、遅延することは珍しくありません。特に7月~9月にかけての沖縄旅行は台風が、12月~2月の北海道旅行は雪が多いため、該当する時期に旅行を計画している人ほど必要性は高くなります。

一般的に保険会社の航空機遅延・欠航費用はオプションとして付けるケースが多いです。メインとして死亡・後遺障害や入院費額などを含めた国内旅行保険に加入する必要があります。

一方、クレジットカードの場合はゴールドカード以上になると航空機遅延・欠航費用が最初から付帯されているケースも多いです。

また、遅延に関しては『4時間以上の遅延で発生した場合に限る』と条件が付いている場合もありますので、必ず約款を確認しておきましょう。

高価なカメラを使っている人

高価なカメラを使っている人最近は写真を趣味にしている方も多いと思いますが、国内旅行保険に加入していれば故障した場合に修理費用を補償してもらうことができます(厳密には修理費用と再購入費用のどちらか安い方ですが、修理費用の方が安いケースが大半でしょう)。

「カメラ買った時の5年間保証じゃダメなの?」と思うかもしれませんが、購入時の保証は自然故障のみが対象です。「山の中で撮影していたら川の中にカメラを落としてしまった」「鳥取砂丘で撮影していたらレンズに砂が入って傷がついた」「落としてカメラが起動しなくなった」などのケースは全て保険対象外です。

一方、国内旅行保険では携行品損害が上記全てのケースをカバーしてくれます。自己負担として3,000円~10,000円が必要になりますが、全額を支払うよりかは何倍もお得ですよね。

高速バス・深夜バスの国内旅行保険の必要性は低め

高速バス高速バスや深夜バスに申し込むと国内旅行保険への加入を勧められますが、そもそもバスの運営会社は別に保険加入しており、私たち利用者もこの保険への加入が強制(料金プランに含まれている)されているため、仮にバス乗車中に事故にあっても保険金は支払われます。

そのため、必要性は他のケースに比べるとやや低くなります。

ただ、バスの運営会社の加入する保険はバス降車中のケガは対象外となりますので、「パーキングエリアで車にひかれた場合にも対処したい」といった場合は加入しておいた方がいいです。

ちなみに、興味深いTweetを見つけたのでご紹介しておきます。


31人中約25人がバスの国内旅行保険に加入しないようですね。

心配事があるなら加入しておくのが無難

例えば、守るべき家族がいて「自分が大黒柱だから、万が一死んだときに妻に保険金を残したい」と考えるのであれば加入するべきですし、逆に「今度卒業旅行で福岡から東京ディズニーランドに行く!やることはパーク内で遊ぶだけ」と危険性も少なく保険の必要性が薄いのであれば無理に加入する必要はないでしょう。

私自身、国内旅行は年3~4回は行きますが、国内旅行保険はそれほど意識していません(保有するクレジットカードに国内旅行保険が付帯されているのも理由ですが)。

今回ご紹介した4パターンを参考に「もしからしたら使うかもしれないな」と感じるのであれば、加入しておくのが無難です。

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