当ページでは、ANAマイルが効率よく貯まるおすすめのクレジットカードをご紹介しています。前回は航空会社を限定せずに「マイルの貯まりやすさ」に絞っておすすめのクレジットカードをご紹介しましたが、今回はANAマイルを貯めることに絞ってしまいますので、旅行や出張でANAを利用する機会が多い人はぜひ参考にしてみてください。
↓ショッピングなどでマイルを貯める場合はこちらもおすすめ↓
ANAマイルを貯める方法によっておすすめのカードが変わる
ANAマイルを貯める場合、大きく分けて『飛行機に乗って貯める』と『ショッピング経由で貯める(陸マイラー)』2つのパターンがあり、選ぶべきクレジットカードは貯め方によって変わります。
ショッピング経由で貯める方法とおすすめのクレジットカードについては「飛行機にあまり乗らない人が効率よくANAマイルを貯められるカード」でもご紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
今回は、飛行機(特にANA)に乗る回数が多い人が効率よくANAマイルを貯められるクレジットカードを紹介していきます。
結局ANAマイルが一番貯まるのはANAカード
クレジットカードは数百種類ありますが、結局ANAマイルが一番貯まるのはANAが発行するANAカードです。クレカには裏技的な方法でたくさんマイルを貯める方法などもありますが、そういった場合もANAカードが必ず使われます。ANAカードは提携カードも含めると約20種類ほどありますが、数百種類と比べるとかなり絞り込まれますね。
ANAカードの基本スペックを比較
ANA一般カード | ANAワイドカード | ANAワイドゴールドカード おすすめ! | ANAアメックス おすすめ! | ANAアメックスゴールド おすすめ! | ANAダイナースカード | ||
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年会費 | 2,000円 | 7,250円 | 14,000円 | 7,000円 | 31,000円 | 27,000円 | |
ポイント | 1,000円=1P | 1,000円=1P | 1,000円=1P | 100円=1P | 100円=1P | 100円=1P | |
マイル還元率 | 5マイルコース | 1P ⇒ 5マイル | 1P ⇒ 5マイル | – | – | – | – |
10マイルコース | 1P ⇒ 10マイル | 1P ⇒ 10マイル | 1P ⇒ 10マイル | – | – | – | |
ポイント移行コース | – | – | – | 1P ⇒ 1マイル | 1P ⇒ 1マイル | 1P ⇒ 1マイル | |
移行手数料 (10マイルコース利用時) | 年間6,000円 | 年間6,000円 | 無料 | 年間6,000円 | 無料 | 無料 | |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | 2年 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
ANA航空券購入時のポイント | 1倍 | 1倍 | 1倍 | 1.5倍 | 2倍 | 1倍 | |
初回入会ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | |
毎年継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 10% | 25% | 25% | 10% | 25% | 25% |
まず、定番のANAカードを比較していましょう。
飛行機に乗った時に効率よくマイルが貯められるかは『ANA航空券購入時のポイント』と『フライトボーナス』の2つを見れば分かります。
『ANA航空券購入時のポイント』はANAアメックスとANAアメックスゴールドだけが通常の1.5倍と2倍でポイントを貯められる特典が付いています。100円ごとに1.5Pまたは2Pで貯められるわけですから、飛行機に乗った時のマイルの貯まりやすさは全てのクレジットカードで間違いなくNo.1です。
『フライトボーナス』は、搭乗時の貰えるマイルを増やしてもらえる特典です。一般ランクのカードであれば10%追加、ゴールドカードなどの上位カードでは25%追加されます。当然、たくさん飛行機に乗るのであれば25%の方が断然お得です。
以上の2つから総合的に考えると、ANAに乗った時に一番マイルが貯まるのはANAアメックスゴールドだと言えます。距離にもよりますが、年間8往復もすれば2年に1回家族4人で旅行できるぐらいにはマイルが貯まってくれます。面倒な裏技を使う必要もありません。ポイント有効期限もありませんので、実質マイル期限も無期限だと言えます。
「年会費がちょっと高いな」と感じる場合はANAアメックスもおすすめ。「ポイント移行コース」に加入しなければポイントをANAマイルに交換することができませんので実質年会費は13,000円となりますが、ANAアメックスゴールドの31,000円と比べると安いですね。
ポイント有効期限が無制限であることやANA独自の上級サービスを付帯していることを考えれば年会費を考えてもANAアメックスゴールドを使っておいたほうがお得度は高いのですが、どうしても年会費が気になる場合はANAアメックスから持ち始めるのもいいでしょう。実績を作っておけばゴールドにランクアップするのはそこまで難しくありませんしね。
一番効率よくマイルが貯まる「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」
年会費 | 31,000円 | |
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国際ブランド | AMEX | |
旅行保険 | 海外:最高1億円(利用付帯) 国内:最高5,000万円(利用付帯) | |
ポイント | 100円=1P | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- ANA航空券購入はポイントが2倍に!
- 貯まったポイントは1,000P⇒1,000マイルで交換可能!
- マイル移行手数料も無料
- 空港ラウンジ無料利用や手荷物無料宅配サービスなど旅行に強い特典も満載
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードではANA航空券購入でポイントが2倍になるため、100円ごとに2ポイント(=2マイル)貯められます。さらに、ANAカード共通の特典でANA航空券購入時は100円利用ごとに1マイルが直接貯められるため、トータルで100円=3マイルで貯められる計算になります。間違いなく全てのクレカで一番ANAマイルが貯められます。
また、正確には「ANAグループでのカード利用」が上記の対象となるため、機内販売の購入などでもカード払いすれば100円=3マイルで貯めることができます。
年会費31,000円と高めですが、年に6回以上ANAを乗るようなヘビーユーザーであれば簡単に年会費以上のメリットを得ることができます。
年会費を抑えたいのなら「ANAワイドゴールドカード」
年会費 | 14,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/Master/JCB/AMEX | |
旅行保険 | 海外/国内:最高5000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- 貯めたポイントは1ポイント⇒10マイルで交換可能!
- 入会&毎年の継続で2000マイルもらえる
- フライト時の区間基本マイルは25%も追加!
ANAが三井住友カードと提携して発行しているANAカードのゴールドカードがANAワイドゴールドカード。最大の特徴は1ポイント=10マイルで交換できるサービスを年会費無料で利用できることです。
ANAカードには貯めたポイントをマイルに交換できるサービスがありますが、通常は1ポイント=5マイルにしか交換できず、1ポイント=10マイルで交換するためには移行手数料6,000円(税抜)を年に1回支払う必要があります。
しかし、ANAワイドゴールドカードでは特に手続きすることなく、最初から1ポイント=10マイルでANAマイルと交換することができるので、他のANAカードよりも効率よく簡単にANAマイルを貯めることができます。入会ボーナスや毎年の継続ボーナス、フライト時の区間基本マイルも他のANAカードよりも高め。
【ANAワイドゴールドカードのボーナスマイル】
- 入会ボーナス:2,000マイル
- 継続ボーナス:2,000マイル
- 区間基本マイル:25%
マイルの貯まりやすさ以外にも『国内主要空港ラウンジの無料利用』『ANAの機内販売10%OFF』『ANAグループ空港免税店10%OFF』『ビジネスクラス専用カウンターをANA国際線エコノミー利用時でも利用できる』など、旅行がお得で快適になる特典が豊富ですので、ANAヘビーユーザーほど持っておきたい1枚だと言えます。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードより少し年会費が高いですが、ANA搭乗時のマイルの貯まりやすさはこちらの方が上ですので、ANAにたくさん乗る場合はこちらの方がお得です。
じっくりマイルを貯めたいのなら「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」
年会費 | 7,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | AMEX | |
旅行保険 | 海外:最高3000万円(利用付帯) 国内:最高2000万円(利用付帯) | |
ポイント | 100円=1P | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- ANA航空券購入はポイントが1.5倍に!
- 貯まったポイントは1,000P=1,000マイルで交換可能!
- 空港ラウンジ無料利用や手荷物無料宅配サービスなど旅行に強い特典も満載
ANAアメリカン・エキスプレス・カード(通称:ANAアメックス)は、ANA航空券やANA機内販売などの購入時にポイントが1.5倍で貯まり、1,000P=1,000マイルで交換できます。
ボーナスマイルに関してはそれほど豊富ではありませんが、アメックスカードなだけあって海外に強い特典をたくさん付帯しており、『国内外の空港ラウンジを同伴者1名まで無料』『手荷物無料宅配サービス』『レストランのご予約から緊急時の対応まで日本語でサポート』など、安全で快適なワンランク上の旅行を楽しめる1枚となっています。
年会費も7,000円(マイル移行手数料を含めると13,000円)と比較的リーズナブルな価格となっていますので、マイルの貯まりやすさとアメックスの旅行特典を含めて考えれば、全然お得な1枚だと言えます。
また、ANAワイドゴールドカードとは違ってポイント有効期限がないため、じっくりとマイルを貯めたい場合はANAアメックスの方がおすすめです(ANAワイドゴールドカードのポイント有効期限は3年)。
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