日本ではクレジットカードを持たなくても生活ができるため、「アメリカではクレジットカードが必須」という情報に困惑する人も多いかと思います。
結論から言うと、この情報は正しいです。
私自身、つい最近もアメリカへ旅行に行きましたが、昔に比べるとクレジットカードの重要性は上がっているなと感じました。
このページでは、クレジットカードなしでアメリカ旅行へ行く場合のデメリットや、クレジットカードを発行できない人はどうすればいいのか?などを解説していますので、クレジットカードを持っていないけどアメリカ旅行を計画している人は、ぜひ参考にしてみてください。
クレジットカードなしでアメリカ旅行へ行く4つのデメリット
デメリット1.ESTAの支払いができない
アメリカへ入国する際、ESTA(エスタ)の登録が必要です。
ESTAとはElectronic System for Travel Authorizationの略であり、2009年1月から義務付けられた渡航認証制度のことです。90日以内の観光または出張でアメリカへ行く人は全員、事前登録が必要となります。
このESTAに登録する際、手数料として14ドルが必要となるのですが、支払い方法はカード払いのみです。
クレジットカードまたはプリペイドカードが必要であり、銀行振込やコンビニ払いなどには対応していません。
90日以上の長期旅行や留学の場合はESTAではなくビザの申請が必要となるため関係ありませんが、もしあなたがESTAの登録が必要な人物であれば、クレジットカードを持っていないのはかなり痛いです。
対処法としては、
- 一緒にアメリカへ行く人に払ってもらう
- 代行業者を利用する
の2つが挙げられます。
ESTAは『グループ申請』も用意しているため、友人や恋人、家族などを全員まとめて登録することができます。
支払いは代表者1名が行いますので、自分がクレジットカードを持っていなくても問題ありません。
1人で旅行に行く場合や同行者含め誰もクレジットカードを持っていない場合はESTA代行業者を利用する方法もあります。
有名どころだとH.I.S.が代行業務を行っています。
手数料が6,000円~10,000円ほどかかってしまいますが、他に準備するものや申請資格などはありません。
デメリット2.ホテルのデポジットが払えなかったり泊まれない
海外旅行とは切っても切り離せない『ホテル』。
アメリカのホテルでは『デポジットの支払い』と『身分証明』のためにクレジットカードの提示が求められます。
関連記事:デポジットとは?
デポジットを現金で支払うことも可能ですが、その場合、宿泊料金の1倍~3倍の現金を支払う必要があります。
チェックアウト時に全額返金してもらえるものの、それほどの米ドルを用意するのは大変ですし、旅行の最終日であるチェックアウト日に返ってきても使い道に困ります。
日本円に両替しなおしたとしても、手数料を考えると損。
また、もし請求されたデポジットがこちらの予想を上回る金額で支払えなかった場合、強制キャンセルも十分ありえます。
こちらも日本に住んでいるとなかなかイメージしにくいですが、予約サイトで事前予約をしていても問答無用で断られますので、十分注意が必要です。
さらに、アメリカはクレジットカードに関してかなり厳しいですから、クレジットカードの有無だけでも人を判断します。
ホテルによってはスタッフが不審な目で見てくることありますし、対応が雑なこともあります。どんな人にも丁寧な接客をする日本とは全く別。
デメリット3.レンタカーが借りられない
広大な土地であるアメリカでは車が必須。アメリカのレンタカーをクレジットカードなしで借りることは100%できません。
なぜなら、車の弁償代は100万円以上するケースが多いからです。
ホテルの弁償代やミニバーの利用などはせいぜい数万円程度*1であるため現金でのデポジットの支払いも認められますが、車だとそうはいきません。
現金だけで100万円以上を準備するのは不可能ですので、レンタカー業者は自分が損しないためにも貸し出しを断っています。
たとえ10万円以上のデポジットを支払っても「免許証だけでは万が一の保証ができないので貸せません」と断れてしまいますので、レンタカーを利用する予定があるのであれば、絶対にクレジットカードを準備していきましょう。
クレジットカードを複数枚提出させられることもある
少し余談ですが、アメリカでレンタカーを借りる場合、複数枚のクレジットカードの提示を求められることがあります。
特にVISAとMasterCardを提出した際に2枚求められることが多く、AMEXの場合は1枚だけで済む傾向にあります。
詳しい理由を聞いたわけではありませんが、おそらくVISAとMasterCardは大衆向けの国際ブランドであり、100万円以上の決済に対応していないことも多いため、「複数枚のクレジットカードで全額を弁償してもらえるように」という理由で要求してくるのだと思います。
一方、AMEXは一番スタンダードなアメリカン・エキスプレス・カード(通称:アメックスグリーン)でも人によっては300万円や400万円、それ以上の金額をショッピング限度額として設定されますし、単純にステータスの高いクレジットカードとして認識されていますので、1枚でも認められるわけです。
デメリット4.両替手数料が高い
日本円を米ドルへ両替する際、両替手数料が発生します。
世界的に見てもアメリカの両替手数料は高く、街中の両替所でも1万円で1,000円近くの手数料が発生することもあります。
なぜここまでアメリカの両替手数料が高いのかと言うと、単純に日本円よりも米ドルの方が需要があるからです。
世界経済の中心とも言えるアメリカの通貨は、持っている人の数も、経済に与える影響力も日本円と比べると上です。
両替所はわざわざ需要の高い通貨(米ドル)から需要の低い通貨(日本円)へ交換するわけですから、手数料を大幅に上乗せするのも納得できます。
一方、クレジットカードならショッピング利用にしろ、キャッシング利用にしろ、手数料が大きくなることは滅多にありません。
両替 | クレジットカード (ショッピング利用) | クレジットカード (キャッシング利用) | |
---|---|---|---|
手数料 | 3%~10% | 1.6%~2.16% | 0.05%~18% |
1万円の手数料 | 300円~1,000円 | 160円~216円 | 5円~180円 |
ショッピング利用であれば1.6%~2.16%、海外キャッシングなら0.05%~18%です。
10万円両替すればクレジットカードとの手数料の差が1,000円以上になることもありますので、現地でお金をたくさん使う予定の人ほどカード払いにしておいた方がお得です。
搭乗員付きツアーならクレジットカードがなくてもOK
デメリットを紹介する前に、前提として「搭乗員付きツアー」と「個人旅行(搭乗員なしのパックツアー含む)」でクレジットカードの必要性は変わってきます。
- 搭乗員付きツアー:現金払いだけでもOK
- 個人旅行:クレジットカード必須
ツアーの場合はホテル料金やレンタカーの支払いなどがなく、お金を使うのはショッピングやお土産を買う時ぐらいです。クレジットカードの利用頻度が少なく、持っていなくても存分に旅行を楽しむことができます。
しかし、個人で計画して旅行に行く際はあらゆる場面でクレジットカードが必要になってきます。
ザっと考えられるだけでもホテルのデポジット、レンタカーの支払い、ガソリンスタンドの支払いなどなど。
先ほども解説しますが、これらはクレジットカードがなければかなり面倒です。
また、個人旅行中に盗難やスリ・強盗に現金を全てを奪われた場合、大使館へ助けを求めに行くための費用すら捻出できません。
旅行期間が長いほど大金を持ち歩かなければならず、スリや強盗に合う確率も高くなります。
緊張感を持ったままの旅行は楽しくありませんので、せっかくのアメリカ旅行を楽しむためにもクレジットカードが準備しておいた方がよいでしょう。
クレジットカードを持てない場合の対策
ここからはクレジットカードを持っていない人向けに、いくつか対策を解説していきます。
対策1.クレジットカードを新しく発行する
「クレジットカードを発行できるけど、まだ持っていない」場合は、今回のアメリカ旅行を機に新しく発行しましょう。
カード払いが当たり前のアメリカを、わざわざ現金だけで旅行する意味はありません。
アメリカ旅行に最適なクレジットカードの選び方とおすすめは以下のページでご紹介していますので、参考にしてください。
対策2.高校生やブラックはプリペイドカードを発行する
高校生やブラックの場合はクレジットカードを発行できませんので、プリペイドカードを発行します。
プリペイドカードとは、あらかじめチャージした分だけ使えるカードであり、クレジットカードが使える場所なら同様にカード決済として使うことができます。
クレジットカードと違って与信審査がありませんので、年齢制限さえクリアしていれば誰でも発行することができます。
年齢制限は13歳や15歳など、プリペイドカードによって違いますが、高校生であれば間違いなく発行できますので、アメリカ旅行前に発行しておきましょう。
海外旅行におすすめのプリペイドカードは以下のページでご紹介していますので、参考にしてください。
まとめ
以上が、クレジットカードなしでアメリカ旅行へ行くデメリットです。
とにかく不便なことが多いですし、現金だけでは万が一の盗難に対処するのが難しいので、クレジットカードは必ず持っておきたいですね。
お店によっては国際ブランドの問題で使えないことがあったり複数枚のクレジットカードを請求されることもあるので、最低でも2枚のクレジットカードを用意しておくこと。
VISAとMasterCardは必ずどちらか1枚用意しておきましょう。
VISA、MasterCard、アメックスを1枚ずつ持っておくのが完璧な状態です。JCBは使えないことが多いので注意。
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