ハワイをはじめ、海外旅行ではクレジットカードが必須ですが、今までカードを持っていなかった人にとっては「絶対に必要なの?」と疑問に感じる方も多いかと思います。また、たとえクレジットカードを持っていたとしても「アメックをメインに使ってるけどハワイでは使えないって本当?」「スキミングとか大丈夫?」「チップはどうやって払うの?」など、初めてのハワイ旅行だからこそいろいろと心配になりますよね。
そこで今回はハワイでのクレジットカード事情や簡単な使い方・安全性について解説していきたいと思います。
ハワイ旅行にクレジットカードは絶対に必要
ハワイ旅行にクレジットカードは絶対に必要です。持っていなくても旅行へ行けますが、かなりの労力とお金が必要になります。
【クレジットカードを持たないデメリット】
- ホテルの予約ができない
- デポジットの支払いで多額のお金を取られる
- レンタカーが利用できない
- 盗難にあいやすくなる
- キャッシングができない
旅行へ行く前にネットでホテルを予約するかと思いますが、支払いはカードなので、旅行前から不便になります。チェックイン時にはデポジットを支払う必要がありますが、現金だと宿泊費の2~5倍近くをデポジットとして取られます。せっかく現金を用意したのに初日からほとんどのなくなると考えると、現金だけで旅行する方がお金がかかります。
クレジットカードでデポジットを支払う場合は1泊分が請求されるので、利用枠が圧迫されることもありません。
レンタカーに関しては必ずカードの提示が必要です。場合によっては2枚以上を提出させられることもありますので、ハワイでレンタカーを利用する場合は事前に2枚以上のクレジットカードを用意しておきましょう。
ハワイは意外と治安がよくありません。現金をたくさん持ち歩けば盗難にあいやすくなりますし、少し路地裏に行けば強盗にあうこともあります。お店側もレジに現金をたくさん入れておくと強盗が入ってくるので、高額の現金で支払おうとすると嫌な顔をされます。
また、クレジットカードがない場合はキャッシングをすることができません。現金がなくなったときに追加で用意できないので、非常に不便ですし、最初からたくさんの現金を両替しておくと管理が大変になるので、存分にハワイ旅行を楽しむならクレジットカードは絶対に必要です。
旅行代理店を通した場合はクレジットカードがなくても旅行しやすい
旅行代理店を通して旅行する場合はカードがなくても旅行がしやすくなります。たとえば、ホテルのデポジットなんかも旅行代理店を通していれば請求されないことが多いです。
ガイド付きのツアーであれば食事や観光する場所が決まっているのでカードを使う機会はほとんとないかと思います。自由行動で観光スポットをブラブラするにしても、露店やお店なら現金で支払えますからね。
VISAとJCBを一緒に持っていくのが完璧な組み合わせ
国際ブランドはVISAとJCBがおすすめです。VISAは使えないお店がないのでショッピング用として、JCBは優待やサービスでお得になる用として使えます。「JCBは海外では使えない」と言われており、実際に対応しているお店は少ないので、海外旅行のときはあまり必要のないカードとされています。
しかし、ハワイに関しても優待が非常に多く、JCBを持っているのといないのではお得度が全然違います。例えば、
など。特にJCBプラザは日本語でレストランやおすすめ観光地の紹介、観光ガイドブックを無料でもらえるなど、初めてのハワイ旅行が快適になりますよ。
国際ブランドがJCBのカードであればどれでもこれらの特典を利用できますので、もし1枚も持っていない場合は必ず発行しておきましょう。
ハワイでのクレジットカードを使い方
ハワイでクレジットカードを使う場合、基本はサインだけでOK
ショッピングでクレジットカードを使用する場合は、専用の機械にカードを通してサインをすれば支払い完了となります。使い方が分からなくても店員にカードを提示すれば「ここに通せ」と指差しで言われるので、特に難しいことはありませんよ。サインに関してもペンと紙(最近では電子辞書のような機械のことも)を渡されるので、日本語で名前をサラサラっと書くだけで終わります(カード裏の署名欄にローマ字で名前を書いている場合はサインもローマ字で書きます)。
4桁の暗証番号を入力することもある
ただし、お店やカードによっては4桁の暗証番号を入力させられることもあります。なので、旅行前に番号をチェックし手帳などに記入して忘れないようにしておきましょう。
もし旅行中に暗証番号を忘れたら
「Sorry. I forgot(すみません。忘れてしまいました)」
と伝えれば、サインでの決済に変えてもらうこともできます。
レストランの会計は、まずウェイターを呼ぶ
レストランの場合は「Can I have the check?」「Check please」とウェイターに言うと、お会計の用のホルダーを持ってきてくれます。
ホルダーの中には会計のレシートみたいなものが入っており、請求額に間違いがなければホルダーにカードを挟んでウェイターに渡しましょう。一度裏にホルダーとカードを持っていき、再度ホルダーとカードを持って席までやってきます。
カードは財布にしまい、ホルダーの中のレシート1枚とチップを記入するためのレシート2枚が入っていることを確認します。チップ記入用のレシートにチップ額を記入し、1枚はそのまま席において置き、もう1枚は自分の財布に入れれば支払い完了です。あとはいつでもお店をでてもかまいません。
チップの額を記入すれば先ほど提出したカードから勝手に決済してくれるので、現金を一緒に席に置いておく必要はありませんよ。
小さなお店や屋台ではクレジットカードが使えない
小さなお店や屋台形式のお店、自動販売機、タクシーなどではクレジットカードを使うことができません。正確には自動販売機とタクシーはカード決済できる場合もありますが、「現金払いが基本」と思っていたほうが「え?カード使えないの…汗」とならずに済みます。
このあたりは日本でも同じですので、なんとなく感覚で「ここは使えなさそうだな~」というのも分かるかと思います。
基本的には「日本で使えるのにハワイでは使えない」というケースはありません。よっぽど日本の方がクレジットカードに対応していません。
また、ホテルのベッドメイキングなどで支払うチップなどもクレジットカードは使えません。こちらもなんとなくイメージできますよね。本来は支払いが発生しない場所で「チップですよ」とクレジットカードを渡されても困ってしまいます。
チップやカードが使えない時のために現金は100ドル用意しておけばOK
クレジットカードをメインに支払うとはいってもある程度の現金は必要です。旅行の期間やショッピングの量にもよりますが、基本的には100ドルぐらい持っておけば1週間は問題なく過ごすことができます。
屋台や自動販売機、チップなど現金が必要なときに小出しで使用していきましょう。
怪しいお店で使用しなければスキミングの心配なし
海外でクレジットカードを使用する時「スキミングが心配」という方も多いですよね。
しかし、ハワイ(というかアメリカが)はクレジットカード社会ですので、日本よりもスキミング対策などがしっかりと行われています。普通のお店で使用しているだけで不正使用につながるようなことはありません。
私の友人に頻繁に世界中へ旅行に行く人がいますが、スキミングなどは東南アジアの国に多いそうです。「スキミングをしてくるのはプロ中のプロだから防げないよ」ということらしいですが、ハワイなら怪しいお店で使わなければ大丈夫だそうです。
実際に私もハワイへは何回か行ったことがありますが、一度も不正使用されたことはありません。友人と夜のお店へ行く予定の人は現金で払うように注意しておきましょう。
ハワイのATMでクレジットカードのキャッシングをする方法
動画の2:02~から
- ATMにクレジットカードを入れる
- PINコード(4桁の暗証番号)を入力
- 「Fast Cash(100ドル以下の少額引き出し)」または「withdrawal(引き出し)」を押す
- 引き出す金額を入力する
- 出てきたクレジットカードと現金を受け取る
特に難しいことはありませんね。ハワイは日本語対応のATMも多いので、英語が全く分からなくても引き出せます。
あまり目立たない場所にあるATMだとスキミングの危険もありますので、人通りの多い場所や銀行のATMがおすすめです。万が一トラブったとしても、すぐに係員を呼べるので安心です。
また、クレジットカードはなるべく早めに抜き取るようにしましょう。先に現金を受け取っても財布に入れたりしていると、置き忘れ防止のシステムが発動してカードがATMに飲み込まれてしまうこともあります。
まとめ
以上がハワイのクレジットカード事情です。ハワイ旅行ではクレジットカードがあった方が便利ですし、JCBブランドのクレジットカードを1枚持っておくだけでお得になりますので、今まで持っていなかった人もこれを機に発行しておくのがおすすめですよ。
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