タビクレ(以下、当サイト)は2020年2月10日~12日に、年1回以上海外旅行へ行く20代~70代の180名を対象とした保有するクレジットカードに関するアンケート調査を実施しました。
「海外旅行にクレジットカードは必須」と言われていますが、具体的にはどのカードが人気なのか?、そして本当に海外旅行にクレジットカードは必要なのかを解き明かしていきます。
【調査結果の概要】
- 利用者は三井住友カード、楽天カード、アメリカン・エキスプレスの順に多い
- 海外での使いやすさや普段から使い慣れているカードを選ぶ傾向にある
- 9割の人が海外旅行にクレジットカードが必要だと感じている
- 32.5%の人が海外で現金を持ち歩く危険性を感じている
- 外貨に抵抗がない人ほど現金を使う
海外旅行で一番使われているクレジットカードは三井住友カード
まず、普段の海外旅行でどんなクレジットカードを使っているのか質問してみました。
一番利用者が多かったのが三井住友カードであり、約19%の人が利用していました。
さらに詳細に分類すると、33人中26人が一般の三井住友カード(旧クラシックカード)、4人が三井住友カード アミティエ、2人が三井住友カード ゴールド、1人が三井住友カード デビュープラスを使っていると回答しました。
次に利用者が多かったのが楽天カード。
後ほど紹介しますが、やはり普段利用の延長として海外旅行でも使う人が多いため、楽天カードの利用者が多いようです。
また、プライオリティ・パス目的で楽天プレミアムカードを発行する人も多いのでは?と予想していましたが、今回の調査では利用者0人でした。
楽天カード利用者33人中31人が通常の楽天カード、残りの2人が楽天ゴールドカードを利用している結果に。
3番目に利用者が多かったのは、アメリカン・エキスプレス・カード。
利用者15人のうち通常のアメリカン・エキスプレス・カード(以下、アメックスグリーン)が8人、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(以下、アメックスゴールド)が3人、ANAアメリカン・エキスプレス・カード(以下、ANAアメックス)が2人、スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(以下、SPGアメックス)が2人でした。
アメリカン・エキスプレスはVISAやMasterCardに比べると海外での使いやすさがやや制限されますが、「自分の行く国では特に不便ではない」「信頼度が高いから」といった理由で愛用している人が多いようです。
22.2%の人が海外での使いやすさを重視してクレジットカードを選んでいる
メインカードの選択理由では、海外での使いやすさが最も重視されていました。特にVISAとMasterCardを使っている人ほどこの傾向にあり、180人中40人が回答。
3番目に多かった選択理由は「ポイントが貯まりやすいから」というもの。
こちらは「普段使いの延長」としてのニュアンスが含まれており、日常生活で貯めているポイントを海外旅行でも無駄なく貯めたい人が多いようです。
また、180人中8人が「クレジットカードを持っていない」と回答。
クレジットカードを信用できなかったり、特に困ったことがないといった理由から持っていないようです。
一方、8人中2人が必要性を感じながらもタイミングがなく発行していないと回答しており、必ずしも否定的な理由だけでクレジットカードの所持を拒否しているわけではないようです。
93.9%の人が海外旅行にクレジットカードは必要だと思っている
海外旅行にクレジットカードが必要だと思っている人は93.9%。ほとんどの人は必要性を感じているようです。
一方、クレジットカードを保有しているものの「必要ではない」と回答した人が6人おり、緊急用として所持しているようです。
32.5%の人が現金を持ち歩く危険性を感じてクレジットカードを保有している
32.5%の人が「現金を持ち歩くのは危険」と思い、クレジットカードの必要性を感じているようです。渡航先の国によっては強盗やスリなどは珍しくありませんので、このような結果になるのもうなづけます。
2番目に多かった理由は「現金が足りなくても安心だから」というもの。169人中30人が回答しました。
海外では値札が書いていないことも多いため、予想以上の支払いに備えたり、手持ちの不足に柔軟に対応するために必要性を感じているようです。
169人中25人が回答した「便利だから」という理由には、以下の回答があります。
- 使い慣れていない外貨の計算をせずに済む
- 間違って請求金額より多く支払ってしまうことがない
- 小銭は管理が面倒
- 釣銭の確認をせずに済む
- キャッシングで必要な分だけ通貨を準備できる
- キャッシュレスなお店も多く、スムーズに支払いができる
外貨を日本円で計算しなおしたり、使い慣れていない通貨で支払いをするのは意外と難しいもの。
残念ながら多く支払ってしまった場合に、そのまま黙って現金を受け取られてしまうことも珍しくありませんので、損をしないためにもクレジットカードを使った方がいいと考えているようです。
また、中国やヨーロッパ、北欧、アメリカなどキャッシュレスが進んだ国では、釣銭を用意しておらず現金の受け取りを拒否するお店もありますので、自然と必要になる場面も多いようです。
外貨に抵抗がない人ほど現金を使う
必要ではないと回答して人のうち、最も多かった理由は「外貨を使うことに抵抗がないから」といったもの。
同じ国に何度も行っていたり、通貨の計算がストレスにならない人ほど、海外でも現金を使う傾向にあるようです。
「現金の方が安心」と回答した人は11人中3人。クレジットカードを使うことへの強い抵抗感や普段から使い慣れている現金に安心感を感じるようです。
まとめ
今回の調査で、海外旅行でクレジットカードを使う人の割合は95.6%であり、ほとんどの人がクレジットカードを所持して海外へ行っていることが判明しました。
使用理由も防犯面のリスク対策だけではなく、海外のキャッシュレス化によって持たざるを得ない環境が影響しているようです。
渡航先の国にもよりますが、あえてデメリットの多い現金にこだわる必要はないかもしれませんね。
これから初めて海外旅行へ行かれる方は、便利で安心できるクレジットカードを使ってみてください。
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