JCB CARD RはJCB CARD Wと同時期に登場したリボ払い専用のJCBカードです。特徴も少し似ており、通常支払いでもポイント還元率1.0%と今までのJCBカードの2倍である高いポイント還元率を持っています。
さらに、リボ払い手数料が発生した際にはポイントが4倍になり、ポイント還元率2.0%にまでアップさせることができます。
リボ払いと言えば手数料が気になるところですが、JCB CARD Rの高いポイント還元率が相殺してくれるため、非常に使いやすいクレジットカードとなっています。
JCB CARD Rの3つのメリット
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外:最高2000万円(利用付帯) | |
ポイント | 通常:1.00%/リボ払い:2.00%(OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA/JAL/スカイ:0.3% |
- リボ払い専用だから使いすぎても支払いで困らない
- ずっと年会費無料で使える
- ポイント還元率1.0%で普通のカードの2倍貯まりやすい
- リボ払い手数料が発生するとポイント4倍
メリット1.リボ払い専用だから使いすぎても支払いで困らない
リボ払いとは、どれだけ使っても一定の金額が引き落とされる支払い方法です。「20万円使ったけど、翌月の返済額は2万円だけ」とすることができるため、お金がピンチな時は非常に役立ってくれます。
JCB CARD Rでは「15日〆の翌月10日払い」となっており、選べる2つのコースから残高に応じて支払い金額が変わります。
利用残高 | ゆとりコース | 標準コース |
---|---|---|
10万円以下 | 5,000円 | 10,000円 |
10万円越 20万円以下 | 10,000円 | 10,000円 |
20万円越 30万円以下 | 20,000円 | |
30万円越 40万円以下 | 30,000円 | |
40万円越 50万円以下 | 40,000円 | |
50万円越 60万円以下 | 15,000円 | 50,000円 |
60万円越 70万円以下 | 60,000円 | |
70万円越 80万円以下 | 70,000円 | |
80万円越 90万円以下 | 80,000円 | |
90万円越 100万円以下 | 90,000円 | |
100万円越 | 20,000円 | 100,000円~ (10万円ごろに1万円加算) |
例えば、33万円使ったとしても「ゆとりコース」なら毎月10,000円、「標準コース」なら毎月30,000円支払えばOKです。支払い日は先ほども説明した「10日」です。
メリット2.ずっと年会費無料で使える
JCB CARD Rは年会費無料で使い続けることができます。条件なども特にありませんので、お金をかけたくない人にとってはありがたいですね。
メリット3.ポイント還元率1.0%で普通のカードの2倍貯まりやすい
JCB CARD Wと同じく、JCB CARD Rも通常支払いで1,000円利用ごとにOkiDokiポイントを2ポイント貯めることができます。1ポイントの価値が5円相当なので100円=1円で還元される計算になり、ポイント還元率は1.0%となります。
通常のクレジットカードはポイント還元率0.5%が平均なので、JCB CARD Rはポイントの貯まりやすいクレジットカードだと言えます。
メリット4.リボ払い手数料が発生するとポイント4倍
JCB CARD Rではリボ払いの手数料が発生すると、1,000円利用ごとに4ポイント貯まるようになります。ポイント還元率2.0%なので、クレジットカードの中でもトップレベルのポイントの貯まりやすさと言えます。
リボ払いは支払日(今回は毎月の10日)の前に全額を返済(「繰り上げ返済」という)しておくことで、通常の支払いと同じく手数料を発生させることなく利用することが可能であり、手数料を減らす目的で繰り上げ返済を行う人もいますが、JCB CARD Rの場合はおすすめしません。
これでは通常のポイント還元率1.0%しか適用されませんので、わざわざJCB CARD Rを選ぶ意味はなくなります。自分で入金する手間が必要ないJCB CARD Wの方がいいです。
JCB CARD Rの2つのデメリット
デメリット1.海外旅行保険が自動付帯だから、海外旅行のお守りとしては微妙
JCB CARD RはJCB EITと呼ばれるリボ払い専用JCBカードの後継でもあります。JCB EITは自動付帯の海外旅行保険が付いていたため、保険の費用や加入の手間を省くために、お守り代わりとして持っている方も多いです。
しかし、JCB CARD Rは付帯条件が利用付帯であるため、ホテルや航空券の支払いでJCB CARD Rを使わなければ海外旅行保険を利用することができません。
デメリット2.リボ払い手数料が発生するから、ポイントを貯める目的で作るのは非効率
ポイント還元率だけ見ると2.0%とかなり魅力的なので、ポイントの貯まりやすいクレジットカードを探している人で興味を持っている方も多いかと思います。
しかし、ポイント還元率が高くてもリボ払い手数料と相殺される形となりますので、実際には還元率1.0%を下回ってしまうこともあります。
また、リボ払い専用クレジットカードは繰越返済による手数料をなくす方法もありますが、リボ払い手数料が発生するとポイント4倍でも説明したようにポイント還元率4倍が適用されませんので、JCB CARD Rのメリットはなくなります。
JCB CARD Wであれば普通のクレジットカードを同じ使い方でポイント還元率1.0%を適用してもらえますので、ポイントの貯まりやすいJCBカードを発行したいなら間違いなくJCB CARD Wの方を選んでおいた方がいいです。
関連記事:JCBでポイントが一番貯まるのはどれ?JCBカード全7枚を比較してみた
JCB CARD Rのスペック
カード名 | JCB CARD R | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 年齢18歳~39歳 | |
年会費 | 無料 | |
家族カード | 無料 | |
ETCカード | 無料 | |
発行期間 | 通常1週間程度 | |
国際ブランド | JCB | |
マイル | ANA:0.3%、JAL:0.3%、スカイ:0.3% | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 2000万円 |
傷害治療補償 | 100万円 | |
疾病治療補償 | 100万円 | |
救援者費用 | 100万円 | |
賠償責任 | 2000万円 | |
携行品損害 | 100万円 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | – |
入院日額 | – | |
通院日額 | – | |
ショッピング利用枠 | 公式サイト参照 | |
海外キャッシング利用枠 | 公式サイト参照 | |
電子マネー | QUICPay、楽天Edy | |
ポイント還元率 | 1.0%~2.0% |
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