三井住友カード デビュープラスは国内最大手の銀行「三井住友」が発行するクレジットカード。三井住友カードにはいくつか種類がありますが、三井住友カード デビュープラスは18歳~25歳の大学生や新社会人をターゲットにした1枚となっています。
そのため審査基準も他のカードよりも低めに設定されており、特に学生の場合は親の年収で審査されるため、過去に大きな問題を起こしていなければほぼ間違いなく発行することができます。私自身、初めて発行したクレカの1枚が三井住友カード デビュープラスでした。
懐かしき三井住友VISAデビュープラスカード pic.twitter.com/8AG7roMQQA
— 旅井@旅行とクレカが好き (@tabi_card) 2019年7月10日
※上の画像は旧券面のものです。
年会費がずっと無料でありながら、ポイントの貯まりやすさは普通のクレジットカードよりも良く、通常時からポイント還元率1.0%(平均は0.5%)となっています。
そんな三井住友カード デビュープラスは海外旅行で使い勝手が非常にいいので、今回は三井住友カード デビュープラスを海外旅行で使うメリットや海外旅行保険、お得な特典などについて解説していきたいと思います。
三井住友カード デビュープラスの特徴(メリット)
年会費 | 無料(※) | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | – | |
ポイント | 1,000円=2P(ワールドプレゼントポイント) | |
マイル | ANA:0.3% |
- 世界中どこでも使える安心のクレジットカード
- 年会費が無料&通常時からポイント2倍で貯まる
- VISAのタッチ決済が使える
- クレヒスを育てることでゴールドカードにグレードアップできる
世界中どこでも使える安心のクレジットカード
海外旅行用のクレジットカードを選ぶときに一番大切なのは「現地のお店で問題なく使えるか?」ということ。クレジットカードは国際ブランドによって使えるお店が変わるのですが、VISAは世界で一番シェア数が高く「クレジットカードが使える場所はVISAが使える」と言われるほど。
三井住友カード デビュープラスの券面画像の右下を見てみると『VISA』と書かれているのが分かるとおり、世界中どこでも使うことができます。
初めて海外旅行へ行く人の中には「クレジットカードを持ったことがない」という方も多いかと思いますので、そういった人ほど、安定して使える三井住友カード デビュープラスが最適です。
また、三井住友カード デビュープラスの発行会社である三井住友は国内でも最大手の銀行であるため、紛失や盗難時のサポートデスクの対応が丁寧なのもおすすめする理由の一つ。
年会費無料のクレジットカードの中には費用が掛からない分サポートデスクに力を入れておらず、電話をしても繋がらなかったり、長時間待たされてしまうケースも多いです。万が一、海外旅行中にスキミングにあってしまい「今すぐカードを止めないと!」となったときに、全くサポートデスクに繋がらなかったら困りますよね。
安心して海外旅行を楽しむためにも、サポート力の高いクレジットカードを一枚持っておきましょう。
年会費が無料&通常時からポイント2倍で貯まる
三井住友カード デビュープラスは年に1回利用すれば次年度の年会費も無料にすることができます。そのため、実質ずっと年会費無料で持つことも難しくありません。
また、ポイント還元率も一般的なクレジットカードよりも高く、無条件で還元率1.0%となります。クレジットカードの平均ポイント還元率は0.5%であるため、2倍貯まりやすいと言えます。
海外で使いやすさに加え『お得度』という部分においても、三井住友カード デビュープラス優秀です。
ちなみにポイントの貯まり方について軽く解説しておくと、『1,000円利用すると2ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント=5円相当で他社ポイントやキャッシュバック、商品との交換などに利用できる』といった感じです。1,000円利用すれば10円分が還元されるため、ポイント還元率1.0%になるわけです。
VISAのタッチ決済が使えるから海外旅行の支払いが楽
三井住友カード デビュープラスの券面を見てみると、Wi-Fiのようなマークを見つけることができます(画像の赤枠部分)。これはVISAのタッチ決済と呼ばれるVISAが提供する電子マネーのようなサービスを使えることを意味しています。『コンタクトレス決済』という呼ばれ方もします。
VISAのタッチ決済の何がスゴイのかというと、今までのクレジットカードは店員にカードを渡して専用の機械に通し、暗証番号を入力したりサインを書いて決済をしていたのに対し、カードを専用の機械にかざすだけで決済が完了してしまう手ごろさ。
しかも、わざわざ機械にカードを通す必要がないためスキミングの防止にも繋がります。
特にイギリスやオーストラリアなどはVISAのタッチ決済を含めたコンタクトレス決済が幅広く普及しており、スーパーや飲食店はもちろん、地下鉄やバスなどもピッとかざすだけ利用することができます。
VISAのタッチ決済を搭載したクレジットカードは国内ではまだまだ少ないですので、先ほど紹介したサポート力や年会費、ポイントの貯まりやすさなど総合的に見ても、三井住友カード デビュープラスは最有力候補に挙がります。
三井住友カード デビュープラスのデメリット
Suicaやnanacoなどのチャージはポイント対象外
三井住友カード デビュープラスを含め、基本的に三井住友カードは電子マネーへのチャージはポイント付与の対象外となっています。
ポイント付与の対象外 | 具体例 |
---|---|
年会費のお支払い | クレジットカード年会費、ETCカード年会費、PiTaPaカード年会費など |
キャッシングご利用分 | キャッシングリボおよび海外キャッシュサービスのご利用分 |
手数料のお支払い | リボ払い手数料、分割払い手数料、マイレージ移行手数料など |
保険料のお支払い | 国民年金保険料および(株)エスシー・カードビジネスを保険代理店とした保険料のお支払い |
電子マネーへのチャージ | モバイルSuica(※1)・ICOCA・楽天Edy・WAON・Apple Payに登録したSuica・nanacoへのチャージ |
モバイルSuicaやモバイルSuica(ApplePay)のご利用 | 左記を利用した、Suica特急券・定期券・Suicaグリーン券のご購入(※1) |
プリペイドカードのご購入およびチャージ | プリペイドカードの購入およびチャージ |
Suicaや楽天Edy、WAON、nanacoなど利用頻度の高い電子マネーがポイント付与の対象とならないのは少し残念ですね。
Google Pay経由のSuicaチャージのみポイント対象
ただし、Google Pay経由でSuicaにチャージした場合はポイント付与の対象となります。Google PayはAndroid限定のアプリであるためiPhoneを使っている人は利用できません。
海外旅行保険が付帯されていない
後ほど「三井住友カード デビュープラスの海外旅行保険の充実度」の項目でも解説しますが、三井住友カード デビュープラスには海外旅行保険が付帯されていません。そのため、万が一海外旅行中にケガや病気をした際は、実費で医療費を支払う必要があります。
事前に掛け捨ての海外旅行保険に加入することで対策は可能ですが、その分の保険料や手続きの手間などは必要になってきます。
26歳以上は発行できない
三井住友カード デビュープラスに申し込みができるのは25歳までです。26歳以上から有料の三井住友カード Aが選択肢となります。
26歳以上になるとゴールドカードや有料の一般カードに切り替わる
三井住友カード デビュープラスはあくまでも『若い人を対象にしたクレジットカード』ですので、26歳以上になると若年層向けのゴールドカードである三井住友カード プライムゴールドや一般カードの三井住友カード Aへと切り替わります。
どちらも年会費が必要になってくるため「ずっと年会費無料で使いたい」という人にとってはデメリットだと言えます。
学生や新社会人なら発行して間違いなし
ここまで三井住友カード デビュープラスのメリット・デメリットを紹介してきましたが、正直デメリットよりもメリットも方が圧倒的に大きいです。そもそも若年層向けに作られたクレジットカードは『今後、長く使ってくれるユーザーを囲い込む』という目的があり、メリットを分かりやすく大きくしているわけですが、こちら側としては最大限お得な思いをさせていただくだけです。
私自身、初めて発行したクレジットカードは三井住友カード デビュープラスでしたが、ポイントがたくさん貯められたおかげで無料でUSJのチケット2枚を手に入れることができました。
海外旅行で支払いとして全世界どこでも使えることを考慮しても、メインカードとして万能に能力を発揮してくれる1枚です。
「審査に受かるか不安」という方は三井住友カード デビュープラスの審査を解説:申込条件や難易度についてもあわせてご覧ください。
三井住友カード デビュープラスを海外で使うとこんな感じ
三井住友カード デビュープラスが使える地域
全世界どこでも使える
三井住友カード デビュープラスの国際ブランドはVISAです。VISAは世界中のお店で対応しており、カードが使えるお店ならまず間違いなく使用することができます。世界シェアNo.1は伊達ではありません。
海外旅行の際は国際ブランドを複数種類に分けて持っていくことが鉄則ですが、その中で「VISAを必ず1枚持っておく」ということも常識ですので、持っていない場合は必ず発行しておきましょう。
三井住友カード デビュープラスの海外旅行保険の充実度
担保内容 | 本会員 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | – |
傷害治療費用 | – |
疾病治療費用 | – |
賠償責任 | – |
救援者費用 | – |
携行品損害 | – |
ショッピング補償 | 最高100万円 |
三井住友カード デビュープラスは海外旅行保険が付帯されておりません。そのため、海外旅行中にケガや病気になったとしても医療費が支払われることはありません。
もしクレジットカードで海外旅行保険が充実した1枚が欲しいならエポスカードがおすすめ。三井住友カード デビュープラスと同じく年会費無料のカードでありながら、傷害治療補償(ケガの治療費を補償)は200万円、疾病治療補償(病気の治療費を補償)は270万円まで自動付帯されています。ゴールドカード以上の補償額がカードを持っているだけで補償されるのは、かなり心強いですよ。
三井住友カード デビュープラスと合わせて持っていけば、どちらか1枚が盗難にあってしまった時もカバーすることもできます。同時期にカード2枚を発行しても審査に不利になることはありません(海外旅行に備えて複数枚発行する人が多い)ので、海外旅行保険も欲しい人はエポスカードも一緒に発行しておきましょう。
三井住友カード デビュープラスの海外旅行に強い特典
- 日本語トラベルサポート「VJデスク」
- 5万円~50万円の海外キャッシング枠
日本語トラベルサポート「VJデスク」
三井住友VISAカードを持っている人は現地の案内デスク「VJデスク」を利用することができます。世界の主要都市に設置されており、現地の観光情報のご提供からレストラン・チケットのご予約、カードやパスポートの紛失・盗難時のサポートまで、全て日本語でサポートしてもらうことができます。
特に盗難などのトラブルは焦ってしまい、冷静に考えられなくなることも多いですので、言葉の通じない海外ではVJデスクが非常に役立ちますよ。近くにVJデスクがなくても緊急連絡先が用意されており、同じようなサポートをすぐに受けることができます。
5万円~50万円の海外キャッシング枠
海外で便利なキャッシングですが、三井住友カード デビュープラスでは海外旅行中だけ使える「海外キャッシング枠」が5万円~50万円の枠で用意されています。年会費無料のカードの中にはキャッシング枠が用意されていないものもありますので、5万円~50万円で用意されているのはかなりありがたいです。
また、国内と共通のキャッシング枠ではないので「キャッシングにハマって使いすぎる」という心配もありません。自分でお金のコントロールが苦手な人でも安心して使いこなすことができます。
三井住友カード デビュープラスのスペック
カード名 | 三井住友カード デビュープラス | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 18歳~25歳 | |
年会費 | 無料(※) | |
家族カード | – | |
ETCカード | 500円 | |
発行期間 | 最短3営業日 | |
国際ブランド | VISA | |
マイル | ANAマイル:0.3% JALマイル:- | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | – |
傷害治療補償 | – | |
疾病治療補償 | – | |
救援者費用 | – | |
賠償責任 | – | |
携行品損害 | – | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | – |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON、iD(携帯)、Visaのタッチ決済 | |
ポイント還元率 | 0.909%~1.500% |
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