JCBゴールド ザ・プレミアはJCBゴールドのさらに上位のゴールドカード。『JCBゴールドに旅行関連の特典を付けくわえたカード』というイメージです。立ち位置的にはJCBプラチナよりも下になります。
JCBゴールドのインビテーションでしか取得することができませんが、JCBザ・クラスを狙う人やJCBのヘビーユーザーなら持っておいて損はありません。
今回は旅行関連の特典中心にJCBゴールド ザ・プレミアのメリット・デメリットを解説していきます。
JCBゴールド ザ・プレミアの特徴(メリット)
年会費 | 5,500円(年間100万円以上利用) 11,000円(年間100万円未満利用) | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外:最高1億円(利用付帯) 国内:最高5,000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA/JAL/スカイ:0.3% |
- 無料でプライオリティ・パスのプレステージ会員に!
- ダイニング30でコース代金30%割引
- 専用デスクが旅行の手配を代行
- JCBプレミアムステイプランでお得な宿泊プランを利用可能に
- JCB Lounge 京都の利用権利を取得
- OkiDokiポイントの有効期限が5年に延長!
無料でプライオリティ・パスのプレステージ会員に!
プライオリティ・パスとは世界約140の国や地域、約500の都市で約1,200ヵ所の空港ラウンジを利用できる会員サービスのこと。スタンダード会員、スタンダードプラス会員、プレステージ会員の3つのランクに分けられており、JCBゴールド ザ・プレミアを持っていれば無条件で最上位のプレステージ会員になることができます。
通常、プレステージ会員になるためには年会費399ドルを支払う必要があるため、JCBゴールド ザ・プレミアの年会費(5,500円~11,000円(税込))だけで加入できるのはお得度が高いです。
海外旅行や海外出張が多い人ほどメリットが大きくなります。
ちなみに、プライオリティ・パスの発行目的だけでJCBゴールド ザ・プレミアを狙うのはおすすめしません。招待制であることを考えればプライオリティ・パスのためだけに狙うのは手間がかかりすぎますし、同じ価格帯の年会費である楽天プレミアムカードでもプライオリティ・パスのプレステージ会員になれるからです。
ダイニング30でコース代金30%割引
ダイニング30は対象店舗で飲食代やコース代金を30%割引にしてもらえる特典です。JCBゴールド ザ・プレミア以上のJCBカードに付帯されています。
どのようなお店が対象となっているかは実際にダイニング30を利用できるJCBカードの会員にしか公表されていませんが、全国の高級レストランや料亭などが対象となっているため、一般収入層が利用するお店よりかはちょっと高級なお店を利用する人向けの特典だと言えます。
専用デスクが旅行の手配を代行
JCBゴールド ザ・プレミアを持っているとゴールド ザ・プレミアデスクというJCBゴールド ザ・プレミア会員の方だけの専用デスクを利用することができます。カードに関する問い合わせから旅行の手配まで幅広く対応してくれます。
一般デスクだと電話をしても繋がらなかったり、基本的な対応しかしてくれませんので、細かい要望に応えてもらえるのは時間の節約にもなり、忙しい人ほどメリットになります。
JCBプレミアムステイプランでお得な宿泊プランを利用可能に
JCBプレミアムステイプランもJCBゴールド ザ・プレミア以上のJCBカードに付帯されている特典です。ザ・リッツカールトンやグランド ハイアットなど国内のハイグレードなホテルを会員価格で利用することができます。
割引率自体は一般的な宿泊予約サイトの方が安いケースもあるのですが、わざわざ自分で予約する手間を省けるのは大きなメリットです。電話一本で対応してもらえますからね。こちらも忙しい人向けの特典だと言えます。
JCB Lounge 京都の利用権利を取得
JR京都駅にある京都劇場の横のJCB Lounge 京都を使えるようになります。休憩はもちろん、荷物を一時的に預けることもできます。
荷物を預ける場所は京都駅内にもありますが、そちらは有料ですし、駅の屋根があるとは言え外に置きっぱなしになっていますので、JCB Lounge 京都に預けたほうが安心感があります。
OkiDokiポイントの有効期限が5年に延長!
通常、OkiDokiポイントの有効期限は2年ですが、JCBゴールド ザ・プレミア会員は5年に延長してもらうことができます。JCBゴールド ザ・プレミアの招待が来るような方で「ポイントがなかなか貯まらない」という方はいないと思いますが(笑)、単純に使いたいものがないときにムダにせずに済みます。
JCBゴールド ザ・プレミアのデメリット
取得のハードルが高い
後ほど詳しく説明しますが、JCBゴールド ザ・プレミアは特定のJCBカードで年間100万円以上の利用を2年間続けると招待が来ます。普段からカードでたくさん決済する人は問題ないかもしれませんが、JCBザ・クラスを発行するために頑張って条件をクリアする人にとっては、少し大変かもしれません。
ポイント還元率は高くない
JCBゴールド ザ・プレミアならJCBスターメンバーズによってポイント還元率を最大0.85%にまで引き上げられますが、年会費無料のJCB CARD Wなら常にポイント還元率1.0%ですので、特別ポイントが貯まりやすいわけではありません。
インビテーションについて
【インビの条件】
- JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピング利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上
- 本会員が会員専用WEBサービス「MyJCB」に受信可能なEメールアドレスを登録(毎年1月末日まで)
JCBゴールド ザ・プレミアへの招待を受けるためには上記の2つの条件をクリアする必要があります。
年間100万円というのは家族カードも含めての金額
例えば、JCBゴールドで家族カードを1枚発行し、夫婦で使って年間100万円の決済額を超えても上記の条件はクリアしたとみなされます。
ANAやJALなどの提携カードは対象にならない
JCBゴールド ザ・プレミアへの招待が来るのはJCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのみです。いわゆる普通のJCBゴールドのことですね。
JCBにはJCB GOLD EXTAGEやJCBゴールド法人カード、ANA JCBワイドゴールドカードなど様々なゴールドカードがありますが、基本的にこられは対象外となりますので、これから目指す場合は間違えないようにしましょう。
海外旅行保険について
最後にJCBゴールド ザ・プレミアに付帯されている海外旅行保険について確認してみましょう。
項目 | 本会員・家族会員 | 家族特約 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (5,000万円は自動付帯) | 1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 200万円 |
賠償責任 | 1億円 | 2,000万円 |
携行品損害 (3,000円は自己負担) | 50万円 | 50万円 |
救援者費用 | 400万円 | 200万円 |
一番利用頻度の高い傷害治療費用と疾病治療費用が300万円補償されているのはいいですね。全体的に見てもプラチナカード並みの補償内容となっています。クレジットカードに求める海外旅行保険としてこれ以上のものはありません。
まずはJCBゴールドを発行しよう!
以上がJCBゴールド ザ・プレミアのメリット・デメリットです。年会費が標準的なゴールドカード並みでありながら、付帯されている特典はプラチナカードにも負けないものですので、コスパはかなり高めのゴールドカードだと言えます。
インビテーションからしか発行することができませんので、まずはJCBゴールドを発行し、しっかりと利用金額を蓄積して実績をアピールしましょう。
JCBゴールド ザ・プレミアのスペック
カード名 | JCBゴールド ザ・プレミア | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | JCBゴールドからのインビテーション | |
年会費 | 5,500円(年間100万円以上利用) 11,000円(年間100万円未満利用) | |
家族カード | 1,100円/1枚 | |
ETCカード | 無料 | |
発行期間 | – | |
国際ブランド | JCB | |
マイル | ANAマイル | 1ポイント⁼3マイル(500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし) |
JALマイル | 1ポイント⁼3マイル(500ポイント以上1ポイント単位、交換上限15,000ポイント) | |
スカイマイル | 1ポイント⁼3マイル(500ポイント以上1ポイント単位、交換上限なし) | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円(5000万円までは自動付帯) |
傷害治療補償 | 300万円 | |
疾病治療補償 | 300万円 | |
救援者費用 | 400万円 | |
賠償責任 | 1億円 | |
携行品損害 | 100万円 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
入院日額 | 5,000円 | |
通院日額 | 2,000円 | |
ショッピング利用枠 | 公式サイト参照 | |
海外キャッシング利用枠 | 公式サイト参照 | |
キャッシング手数料 | 公式サイト参照 | |
電子マネー | QUICPay、楽天Edy | |
ポイント還元率 | 0.50%~2.50% |
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