今回はベトナムのクレジットカード事情をもとに、お得で使いやすいおすすめのクレジットカードをご紹介していきます。あわせて選び方もご紹介していますので、これからベトナム旅行に行く方は参考にしてみてください。
ベトナム旅行に最適なクレジットカードの選び方
ポイント1.VISAかMasterCardであること
まだ1枚もクレジットカードを持っていない場合は、国際ブランドがVISAかMasterCardのクレジットカードを発行しましょう。国際ブランドとは国際的なカード決済の種類のことで、同ブランドの加盟店でしかカード決済することができません。
世界的に見て加盟店のシェアが大きいのはVISAとMasterCardであり、海外旅行では必ず必要になります。『クレジットカードが使えるお店はほぼ間違いなくVISAとMasterCardに対応している』と言われるほどですから、逆に持っていないと不便です。
日本では有名なJCBは海外ではあまり普及していません。ベトナムは欧米諸国に比べると使えるお店が多い印象ですが、やはりVISAやMasterCardに比べると少ないので、メインカードとして使うのは少し心細いです。
JCBのクレジットカードしか持っていなかったり、初めてクレジットカードを作るのであれば、VISAかMasterCardのクレジットカードを発行しましょう。
ポイント2.海外キャッシングの手数料が安い
ベトナムは日本に比べるとクレジットカード普及率が低く、現金で支払いをする人が多いです。カード払いに対応するお店が増えてきているとは言っても、ドンを持っておいた方が支払いがスムーズになることは間違いありません。
日本円や米ドルを両替するのもいいですが、クレジットカードのキャッシング機能を使って現地ATMからドンを引き出した方が手数料がお得なのでおすすめです。
海外キャッシングで発生する手数料は『カード会社に支払うATM手数料』『海外現地に支払うATM手数料』『利息』の3種類です。この中で『海外現地に支払うATM手数料』はATMごとに非公開で設定されているため、こちら側で節約することはできません。
一方、『カード会社に支払うATM手数料』と『利息』はクレジットカードによって変わりますので、正しいカードを選ぶことで節約することができます。
詳しい選び方は海外キャッシングにおすすめのクレジットカード3枚で解説しているので書きませんが、セディナカードJiyu!da!がお得です。
このカードは通常100円~200円かかるATM手数料を無料にすることができ、かつネット上の繰り上げ返済で利息を抑えることができるため、他のクレジットカードよりも少ない手数料でドンを引き出せます。
欧米だとクレカだけでほとんど現金が必要ないため海外キャッシングを気にする必要はないのですが、現金が主流のベトナムならしっかりと見ておきましょう。
ポイント3.対応の早い銀行系か信販系であること
クレジットカードの発行会社は『銀行系』『信販系』『流通系』の3つに分けることができ、カスタマーサポートの対応力に差があります。ベトナムは不正利用も珍しくないため、万が一のときにすぐに対応してくれるカード会社が安心です。
サポートの対応が早いのは『銀行系』と『信販系』の2つ。『流通系』は楽天カードのように年会費無料のものが多いですが、サポートに電話が繋がらなかったり「部署が違います」とたらい回しにされることがあるため、不正利用のリスクに備えておくならおすすめしません。
銀行系 | 信販系 | 流通系 | |
---|---|---|---|
主なクレカ |
ベトナム旅行におすすめのクレジットカード3枚
以上の3つのポイントを踏まえて、ベトナム旅行におすすめのクレジットカードを3枚ご紹介します。
セディナカードJiyu!da!
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB | |
旅行保険 | – | |
ポイント還元率 | 0.50%~1.50% | |
交換可能マイル | JAL:0.25% |
- 年会費無料で使える
- 海外キャッシングのATM手数料が無料
- ネットから簡単に繰り上げ返済可能
- 海外利用はポイント3倍
先ほども少し紹介したセディナカードJiyu!da!。国際ブランドはVISAとMasterCardどちらを選ぶこともできますし、海外キャッシングの手数料を極限まで抑えられるため、ベトナム旅行のクレジットカードに最適です。
発行会社は『信販系』。サポートデスクの対応もしっかりとしており、万が一不正利用されてもすぐに対処してもらうことができます。
デメリットはリボ払い専用という点。通常のクレカのように「使った分は翌月にまとめて支払い」といった返済方法ではなく、「使った分のうち、あらかじめ設定した金額だけを翌月に支払う」となるため、設定金額を低くしてしまうと完済までの期間が延びて利息が増えてしまいます。
幸いベトナムは物価が安いため設定も間違えても数百円~数千円ほどの利息で収まりますが、発行したら、すぐに返済金額をカード限度額に設定して一括で支払えるようにしておきましょう。これで普通のクレジットカードのような感じで使うことができます。
エポスカード
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外:最高500万円(自動付帯) | |
キャッシング枠 | 個別に設定 | |
金利 | 実質年率18.0% |
- 初回キャッシングは最大30日間金利0円
- 年会費無料カードの中ではトップレベルの傷害・疾病治療補償の充実度
- 国内飲食店やカラオケの優待サービスが豊富
- 全70種類の豊富なカードデザインで女性から人気
エポスカードはOIOI(マルイ)が発行するクレジットカード。国際ブランドはVISAであり、海外キャッシングは初回30日間利息0円で使うことができるため、こちらもおすすめです。
しかも、ゴールドカード並みの海外旅行保険が付帯されているため、ケガや病気の治療費を補償してもらうことができます。付帯条件は自動付帯なので、事前手続きなしで利用できるのもありがたいです。
注意点としては『流通系』であるため、銀行系や信販系に比べるとサポートが甘いこと。エポスは他の流通系に比べると丁寧な方ですが、できるだけリスクを無くしたい場合はセディナカードJiyu!da!の方がおすすめです。
三井住友カード A
年会費 | 1,500円(税抜) 初年度年会費無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard | |
旅行保険 | 海外/国内:最高2500万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼント) | |
マイル | ANA:0.03% |
- 世界中どこでも使える安心のクレジットカード
- 年会費が安く、海外・国内旅行保険がしっかりと付帯されている
- デュアル発行でVISA、MasterCard両方発行可能
三井住友カード Aは銀行で有名な三井住友が発行するクレジットカード。国際ブランドをVISAとMasterCardのどちらを選ぶこともできるうえに、銀行系らしくサポートも丁寧であるため、ベトナムでも安心して使うことができます。
特に海外キャッシングに強いわけではありませんし、年会費も1,500円かかるためお得度は低くなりますが、安全度の高いクレジットカードを探している方にはおすすめです。
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