海外旅行中は国内で起きないトラブルも頻繁に起きるもの。特にクレジットカードや現金(財布)などの必須アイテムを失くしてしまうと帰国の可能性すら危うくなってしまうため、出発前にしっかりと準備しておくことが大切です。
このページでは以下の2つの情報をまとめますので、ぜひ旅行時の知識としてご活用ください。
【このページで分かること】
- クレジットカードを失くした時の対処法
- 現金がなくなった時に、すぐに現金を手に入れる方法
クレジットカードを失くした時の対処法【3ステップ】
クレジットカードを紛失したり、盗難にあって失くした場合は以下の3ステップで対処します。
- ステップ1.クレジットカード会社に連絡して利用停止を行う
- ステップ2.現地警察に紛失届を出す
- ステップ3.クレジットカードを再発行してもらう
ステップ1.クレジットカード会社に連絡して利用停止を行う
まず最初にクレジットカード会社の緊急連絡先に電話をし、カードをの利用停止を行います。失くしたのにそのままにしておくと、最悪の場合、不正利用を補償してもらうことができなくなりますからね。
緊急連絡先はカード会社ごとに異なります。詳しくは公式サイトやマイページで確認できますが、ここでも海外から問い合わせる場合の連絡先を一部抜粋してご紹介しておきます(国内からの場合は別の問い合わせ先が用意されていることがあります)。
カード名 | 電話番号 | 公式サイト |
---|---|---|
三井住友カード | 0120-919-456 | こちら |
JCBカード | 公式サイト参照 | こちら |
アメリカン・エキスプレス・カード | 0120-941780または03-3220-6745 | こちら |
ANAカード | VISAまたはMasterCardのANAカード 0120-919-456 | こちら |
JCBのANAカード 公式サイト参照 | こちら | |
ANAダイナース 81-3-6770-2796 | こちら | |
ANAアメックス 0120-941780または03-3220-6745 | こちら | |
JALカード |
公式サイト参照 | こちら |
公式サイト参照 | こちら | |
JALダイナースカード 81-3-6770-2796 | こちら | |
JALカードSuica 81-3-6685-4800 | こちら | |
JALアメックス 公式サイト参照 | こちら | |
セゾンカード | 公式サイト参照 | こちら |
楽天カード | 81-92-474-9256 | こちら |
エポスカード | 公式サイト参照 | こちら |
ビューカード | 81-3-6685-4800 | こちら |
リクルートカード | VISAまたはMasterCard 公式サイト参照 | こちら |
JCB 公式サイト参照 | こちら | |
ライフカード | 81-3-3431-1037 | こちら |
セディナカード | 公式サイト参照 | こちら |
多くのカード会社が滞在中の国ごとに電話番号を用意しています。上記で「公式サイト参照」と記載しているものは、必ず公式サイトに掲載された電話番号をご利用ください。
海外旅行中にネットを繋ぐのが難しい場合は、あらかじめメモ帳などに書き記しておきましょう。
また、通話料金が心配な場合はSkypeを利用しましょう。1回1,200円を課金すれば最大440分(7時間20分)通話することができます。何度も掛けなおしたり長時間の通話が必要になった時も対応できます。
関連記事:格安の国際通話が可能なSkypeで電話と通話プラン
ステップ2.現地警察に紛失届を出す
少しハードルは高いですが、現地警察に紛失届を出すと不正利用の際に全額を補償してもらうことができます。警察署に行き「クレジットカードをなくした」と現地の言葉で伝えると手続きを進めてもらうことができます。
基本的にどの国でもマニュアル化されていることが多いですし、主要都市や観光地であれば外国人観光客の紛失・盗難は珍しいことではありませんので、意外とスムーズに対応してもらうことができます。
必要なものはパスポート。場合によっては滞在中のホテル名を聞かれることもあります。
関連記事:紛失・盗難の警察での手続き-海外旅行のトラブル対処:都市別安全情報|OTOA [ 一般社団法人 日本海外ツアーオペレーター協会 ]
ステップ3.クレジットカードを再発行してもらう
利用停止したクレジットカードは今後使うことができませんので、新しいクレジットカードを発行してもらいます。緊急カードを滞在中のホテルに届けてもらえたり、現地にあるサポートデスクで直接受け取ることが可能です。
正式に再発行されたクレジットカードは帰国後に自宅に郵送されます。
また、再発行に関しての説明は『ステップ1』の電話の際に詳しく話されますので、再度電話をかける必要はありません。
海外で現金がなくなった時に、すぐに現金を手に入れる方法
海外で現金を全て失くしてしまった場合や不足してしまった場合は、以下のいずれかの方法で現金を手に入れることができます。
- 現地ATMで海外キャッシングをする
- ウエスタンユニオン経由で家族や知り合いに送金してもらう
クレジットカードを使って現地ATMから現地通貨を引き出す
「現金を失くしたけどクレジットカードはある」という場合は、最寄りのATMでキャッシングを行うのがおすすめ。パスポートや難しい手続きが必要ないため、すぐにでも現金を準備することができます。
海外のATMでキャッシングをする場合に必要ものは『キャッシング枠』と『4桁の暗証番号』の2つ。
キャッシング枠はあらかじめ設定しておく必要がありますので、もし申し込みの際に「0円」に設定しているのであれば、マイページから枠を増やしておきましょう。
4桁の暗証番号は店頭で支払いをするときに利用する番号です。こちらも申込の際に登録しているはずですが、もし忘れてしまっている場合はマイページから問い合わせて確認しておきましょう。
詳しいATMの操作手順や使えるATMの見分け方などは『海外でクレジットカードでキャッシングする方法と覚えておきたい基礎知識』で解説していますので、そちらをご覧ください。
ウエスタンユニオン経由で知り合いに送金してもらう
クレジットカードも一緒に失くしてしまった場合は、ウエスタンユニオンと呼ばれる海外送金サービスを使って家族や知人にお金を振り込んでもらいましょう。
【ウエスタンユニオンで送金してもらう手順】
- 手順1.国内のウエスタンユニオンでの送金をできる店舗から送金する
- 手順2.送金時に発行される追跡番号(MTCN)を海外現地にいる人に教える
- 手順3.現地のウエスタンユニオンでの送金を受け取れる店舗に行き、追跡番号を入力してお金を受け取る
手順としては非常にシンプル。国内でウエスタンユニオンを利用できる店舗は大黒屋などがあります。その他にはセブン銀行ATMやファミマのFamiポートなども対応しています。
手続きの際は『本人確認書類』または『マイナンバー』が必要となりますので、必ずお願いする人に伝えおきましょう。送金にかかる手数料は以下の通り。
送金資金 | 以下の14ヶ国への送金手数料(※) | その他の国への送金手数料 |
---|---|---|
1円~10,000円 | 990円 | 990円 |
10,001円~50,000円 | 1,500円 | 1,500円 |
50,001円~100,000円 | 2,000円 | 3,000円 |
100,001円~250,000円 | 3,000円 | 5,000円 |
250,001円~500,000円 | 5,000円 | 7,000円 |
500,001円~1,000,000円 | 6,500円 | 9,000円 |
まとめ
以上が海外旅行中にクレジットカードや現金を失くした場合の対処法となります。いずれも基本的な方法ですので、万が一同じトラブルが起きた際は、まずここから実践してください。
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