セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードとセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの違いは何?インビテーションはあるの?

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードとセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードの違いセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード(以下:セゾンブルーと記載)とセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード(以下:セゾンゴールドアメックスと記載)の違いやインビテーションについて解説していきたいと思います。

セゾンブルーとセゾンゴールドの比較表

セゾンブルーセゾンゴールドアメックス
券面セゾンブルー券面画像セゾンゴールドアメックス券面画像
申込資格18歳以上で電話連絡が可能な方
(高校生を除く)
20歳以上で電話連絡が可能な方
年会費3,300円
26歳まで年会費無料
11,000円
初年度年会費無料
家族カード1,000円/1枚1,000円/1枚
ETCカード無料無料
ポイント還元率国内:0.5% 海外:1.0%国内:0.75% 海外:1.0%
マイル還元率ANA:1P ⇒ 3マイル
JAL:1P ⇒ 2.5マイル
ANA:1P ⇒ 3マイル
JAL:1P ⇒ 2.5マイル
JAL(SAISON MILE CLUB加入時):1,000円利用ごとに10マイル
海外旅行保険死亡・後遺障害3,000万円5,000万円
傷害治療費用300万円300万円
疾病治療費用300万円300万円
賠償責任3,000万円3,000万円
救援者費用200万円200万円
携行品損害30万円30万円
寄宅手荷物遅延費用10万円
乗継遅延費用3万円
出発遅延費用3万円
国内旅行保険死亡・後遺障害3,000万円5,000万円
入院日額5,000円5,000円
通院日額3,000円3,000円
手荷物無料宅配サービス
海外用Wi-Fi&携帯電話レンタルサービス
空港ラウンジ×
プライオリティ・パス×年会費1万円に割引
※通常約4万円

セゾンブルーとセゾンゴールドアメックスを比較すると上記の通り。結論から言うと、セゾンゴールドアメックスの方が年会費が高い分特典内容も充実しています

ただ、人によっては「たぶん使わない・・・」という特典かもしれませんので、ここからはセゾンブルーとセゾンゴールドアメックスで内容が異なる特典だけを比較して見ていきたいと思います。

セゾンブルーとセゾンゴールドアメックスの違いは何?

セゾンゴールドアメックスの方が国内で貯まるポイントが0.5ポイント多い

セゾンゴールドのポイント還元率
セゾンブルーは1,000円利用ごとに1.0Pの永久不滅ポイントを貯められますが、セゾンゴールドだと1,000円利用ごとに1.5P貯めることができます。セゾンブルーの1.5倍ですね。

ポイントの使い道や有効期限などは全く変わらないので、単純にセゾンゴールドの方がポイントが貯まりやすいです

買い物や公共料金などの支払いをセゾンゴールドアメックスにまとめていれば、より効率的にポイントを貯めることができますよ。

海外旅行中はどちらもポイントの貯まりやすさは変わらない

ただし、海外利用時にもらえるポイントはセゾンブルー、セゾンゴールドともに2倍の2.0Pです。なので、「海外だけで利用しようかな」と考えている方はセゾンブルーの方が年会費の分だけお得になります。

マイルの貯まりやすさはセゾンゴールドアメックスの勝利

SAISON MILE CLUBの詳細
ポイントに関連して『マイル』についても解説しておきます。

セゾンブルーとセゾンゴールドアメックスでは永久不滅ポイント1ポイントをANAマイルなら3マイル、JALマイルなら2.5マイルで交換することができます。国内で利用した場合はセゾンゴールドアメックスの方がポイントが貯まりやすいため、必然的にマイルの貯まりやすさもセゾンゴールドアメックスの方が上になります。

また、セゾンゴールドアメックス所有者は「SAISON MILE CLUB(年会費4,000円)」に加入することができ、1,000円利用ごとに10JALマイルを自動的に貯めることができます。セゾンブルーではSAISON MILE CLUBに加入することができません。

本家JALカードで同じ年会費であるJAL CLUB-Aカードと比較しても、実はセゾンゴールドアメックスの方がJALマイルが貯まりやすいです。

セゾンゴールドアメックスJAL CLUB-Aカード
年会費10,000円10,000円
家族カード1,000円/1枚3,500円/1枚
直接貯まるマイル1,000円=10JALマイル・通常:200円=1JALマイル
・ショッピングマイル・プレミアム加入時:100円=1JALマイル
貯まるポイント2,000円=1P
ポイントからマイルへの交換200P⇒500JALマイル
特約店での利用もらえるマイルが2倍に

JAL CLUB-Aカードはショッピングマイル・プレミアム(年会費3,000円)に加入することで、セゾンゴールドと同じマイル還元率1.0%(100円=1マイル)になります。

しかし、セゾンゴールドなら2,000円利用ごとに永久不滅ポイントが貯まり、貯まったポイントはJALマイルに交換できるため、トータルで見るとセゾンゴールドの方がJALマイルが多く貯まります

【年間80万円利用した場合】

  • セゾンゴールド:9,000マイル(通常マイル8,000マイル + 永久不滅ポイントからの交換1,000マイル(400P分))
  • JAL CLUB-Aカード:8,000マイル

さすがにJAL航空券の購入などJAL関連の利用で貯まるマイルはJAL CLUB-Aカードの方が多いですが、普段のショッピングや光熱費の支払いでJALマイルを貯めるならセゾンゴールドアメックスの方が効率がいいです。

このあたりは「セゾンゴールドアメックスは海外旅行・国内旅行どちらでも優秀!JALマイルも本家以上に貯まりやすく旅行保険も充実している」にも記載していますので、詳しく知りたい方はそちらも参考にしてみてください。

空港ラウンジを使えるのはセゾンゴールドアメックスだけ

セゾンゴールドアメックス空港ラウンジ
セゾンゴールドを持っていれば国内主要空港とダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ)のラウンジを無料で使うことができます。北は新千歳空港、南は那覇空港まで対応しており同伴者1名も無料になりますので、国内旅行(特に小さい子連れでの家族旅行)や出張のときに重宝しますよ。

【セゾンゴールドアメックスで使える空港ラウンジ一覧】
新千歳空港、函館空港、青森空港、秋田空港、仙台国際空港、成田国際空港第1ターミナル、成田国際空港第2ターミナル、羽田空港第1ターミナル、羽田空港第2ターミナル、新潟空港、富山空港、中部国際空港、小松空港、大阪国際空港(伊丹空港)、関西国際空港、神戸空港、岡山空港、広島空港、米子空港、山口宇部空港、高松空港、松山空港、徳島空港、北九州空港、福岡空港、長崎空港、大分空港、熊本空港、鹿児島空港、那覇空港、ハワイ ホノルル国際空港

一方、セゾンブルーには空港ラウンジの無料特典は付いていません。

セゾンゴールドアメックスならプライオリティ・パスで世界中の空港ラウンジが使える

空港ラウンジの特典に関連してもう一つ。セゾンゴールドアメックスにはプライオリティ・パスの優待割引特典が付帯されています。プライオリティ・パスとは世界中の空港ラウンジを利用できる会員制度のことで、世界700空港以上で利用することができます。長い飛行機の待ち時間を快適に過ごせるのは海外旅行好きにとって大きな魅力ですね。

プライオリティ・パスは別途年会費が約4万円必要ですが、セゾンゴールドアメックスなら優待価格の1万円で入会することができます。カード年会費と合わせると合計2万円かかりますが、プライオリティ・パスの年会費4万円と考えると、この特典だけで元を取ることができます。

セゾンブルーにはプライオリティ・パスの特典が付いていませんので、快適に海外旅行を楽しみたい方や家族で海外旅行を楽しみたい方にセゾンゴールドアメックスがおすすめです。

海外旅行保険はどちらもほとんど変わらない

セゾンブルーセゾンゴールド
死亡・後遺障害3,000万円5,000万円
傷害治療費用300万円300万円
疾病治療費用300万円300万円
賠償責任3,000万円3,000万円
救援者費用200万円200万円
携行品損害30万円30万円

セゾンゴールドの方が海外旅行保険が充実しているように感じますが、一番利用頻度の高い『傷害治療費用(ケガの治療費用を補償)』『疾病治療費用(病気の治療費用を補償)』『携行品損害(無くしたモノの補償)』の補償額を見てみると全て同じです。

セゾンゴールドの方が充実しているわけではありません。

むしろ、年会費を考えればセゾンブルーの方が圧倒的にお得です。

また、空港で加入できる掛け捨ての海外旅行保険とクレジットカードの海外旅行保険で、どちらに加入するべきか迷う方も多いですが、医療費の高いアメリカとヨーロッパ以外に行くならセゾンブルーで十分です。

航空遅延関係の保険はセゾンゴールドアメックスのみに付帯

セゾンブルーセゾンゴールド
寄宅手荷物遅延費用10万円
乗継遅延費用3万円
出発遅延費用3万円

飛行機や預けた荷物が遅延した場合に発生する費用(宿泊代や飲食代)を補償してもらえる保険はセゾンゴールドアメックスのみに付帯されています。

ヨーロッパのように複数の国を周遊する旅行や飛行機を乗り継いでいく旅行が多い場合は、セゾンゴールドアメックスの方が都合がいいです。

年会費はセゾンゴールドの方が7,000円高い

セゾンブルーの年会費は3,300円(25歳以下は無料)、セゾンゴールドの年会費は11,000円です。セゾンゴールドの方が特典の数や貰えるポイントが多いため、年会費も高くなっています。

審査はセゾンブルーの方が通りやすい

審査のレベルはセゾンブルーの方が低いです。セゾンブルーは25歳以下の年会費を無料にしていることからも分かるように、若い世代をターゲットとしたクレジットカードとなっています。そのため、審査自体も低めに設定されており、新社会人や主婦、フリーターなど比較的収入の少ない人でも持てるようになっています。

インビテーションは特に来ない。しかし、クレヒスが育つので有利になる

例えばセゾンカードでは「発行後にカードを使ってくれるかどうか」を重視する傾向にあるようで、年収1,000万円とか2,000万円といった富裕層でも、『この人にカードを発行しても使ってくれないだろうな』と判断されれば審査に落ちてしまうこともチラホラある模様。

反面、年収100万円前後しかないフリーターの方でも、『この人ならうちのカードをたくさん使ってくれそうだ』と判断されれば審査に一発通過することもありえる…といった具合です。

セゾンアメックスも含め、セゾンカードの審査基準は他のクレジットカードと異なり「たくさん使ってくれそうか?」ということに重点を置いています。

そのため、セゾンアメックス利用者の口コミでは「セゾンはすでに発行している人には審査が甘い」という意見が多いです。

セゾンゴールドアメックスを一発目から発行すると審査もそれなりに難しくなりますが、「一度セゾンブルーを発行してからクレヒスを育てて半年後にセゾンゴールドアメックスに切り替える」という方法が、比較的簡単にセゾンゴールドアメックスを手に入れる方法として有名です。

セゾンブルーを使っていても特にインビテーションは届きませんが、自分から電話してセゾンゴールドアメックスへの切り替えを申し込めば審査してもらうことができます。

カード番号などは全てそのままでセゾンゴールドアメックスにランクアップできるのは、他のクレジットカードにはない魅力です。

「年収的に審査に自信がない」「最近別のカードを発行したから心配」という方は、セゾンブルー経由でセゾンゴールドアメックスを手に入れるといいでしょう。

まとめ

以上が、セゾンブルーとセゾンゴールドの違いです。上記以外の部分は基本的に同じなので、セゾンブルーとセゾンゴールドで迷った場合は上記の4つを軸に比較すると分かりやすくなります。

セゾンブルーセゾンゴールド
年会費3,300円11,000円
ポイント(国内)1,000円=1.0P1,000円=1.5P
ポイント(海外)1,000円=2.0P1,000円=2.0P
JALマイル1P→2.5マイル■1P→2.5マイル
■1,000円利用ごとに10マイル(SAISON MILE CLUB加入時)
空港ラウンジ×■国内主要空港ラウンジとダニエル・K・イノウエ国際空港
■海外700空港以上(プライオリティ・パス保有時)
海外旅行保険ほとんど同じ
こんな人におすすめコスパ良く海外旅行保険とアメックスの旅行特典が欲しい人JALマイルを貯めたい/ポイントを貯めたい/空港ラウンジを使いたい人

基本的にセゾンブルーは年会費無料で充実した海外旅行保険を得るためのカードとしておすすめです。

『マイルを貯めたい』『国内でもお得にポイントを貯めたい』『空港ラウンジを使いたい(後述)』など海外旅行保険以外の特典にも魅力を感じるのであれば、セゾンゴールドの方が満足度は高くなります。

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