デルタ スカイマイルJCB一般カード(通称:デルタJCB一般カード)はデルタ航空とJCBカードが提携したクレジットカード。その名の通り一般カードの立ち位置になりますので、年会費やマイル還元率は中間的な位置にあたります。
このページでは、デルタJCB一般カードのメリット・デメリットを解説し、最終的に発行するのはお得なのかどうかを解説していきます。
デルタJCB一般カードの特徴(メリット)
年会費 | 12,000円(税別) | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外:最高5,000万円(自動付帯) | |
ポイント | – | |
マイル還元率 | スカイマイル:1.3% |
- 100円=1.3マイルでスカイマイルが貯まる!
- デルタ航空券の購入でマイル還元率2.6%!
- 継続ボーナスとして2,000マイルもらえる
100円=1.3マイルでスカイマイルが貯まる!
デルタJCB一般カードでは利用金額100円ごとにスカイマイルが1.3マイル貯まります。ポイント交換ではなく直接マイルがマイル口座に貯まっていきますので、移行手数料や移行手続きなどは必要ありません。
デルタJCBテイクオフやデルタJCBゴールドと比べるとマイル還元率は中間位置になります。個人的な感想としては、上位カードのデルタJCBゴールドの方がコスパがいいなと感じます。
デルタJCB一般カードは年会費10,000円でマイル還元率は1.3%、デルタJCBゴールドは年会費18,000円でマイル還元率1.6%。マイル還元率1.3%で年会費10,000円も出せるのであれば思い切って年会費18,000円使ってデルタJCBゴールドを手に入れたほうが効率よくスカイマイルを貯められますし、ゴールド関連の特典も利用できますからね。
一応、理論的に損益分岐点を確認してみると以下の通り(1マイルの価値が2円、4円、10円の場合)。
年間利用金額 | デルタJCB一般カード | デルタJCBゴールド | ||
---|---|---|---|---|
2円 | 4円 | 10円 | ||
30万円 | 3,900マイル | +1,800円 (4,800マイル) | +3,600円 (4,800マイル) | +9,000円 (4,800マイル) |
50万円 | 6,500マイル | +3,000円 (8,000マイル) | +6,000円 (8,000マイル) | +15,000円 (8,000マイル) |
70万円 | 9,100マイル | +4,200円 (11,200マイル) | +8,400円 (8,000マイル) | +21,000円 (8,000マイル) |
100万円 | 13,000マイル | +6,000円 (16,000マイル) | +12,000円 (16,000マイル) | +30,000円 (16,000マイル) |
140万円 | 18,200マイル | +8,400円 (22,400マイル) | +16,800円 (22,400マイル) | +42,000円 (22,400マイル) |
国内線航空券に交換する場合は1マイル=2円、国際線のビジネスクラス特典航空券と交換する場合は1マイル=4円、国際線のファーストクラス特典航空券と交換する場合1マイル=10円の価値があると考えると、それぞれ年間140万円、70万円、30万円が損益分岐点となります。
家族で使えば年間140万円以上の利用は決して難しくありませんので、理論的に見てもデルタJCBゴールドを使った方がお得だと言えます。
デルタ航空券の購入でマイル還元率2.6%!
デルタJCB一般カード含め、デルタJCBカードはデルタ航空の航空券を購入したときに、マイル還元率が2倍になる特典が付いています。デルタJCB一般カードの場合は100円=2.6マイルで貯めることができます。
マイル還元率2.6%というのは国内で発行できる他のデルタ航空系クレジットカードと比較しても優秀であり、デルタJCB一般カードよりも高い還元率を持っているのはデルタアメックスゴールド(年会費26,000円)とデルタJCBゴールド(年会費18,000円)のみとなります。
「年会費はあまりかけたくないけど飛行機に乗った時に効率よくマイルを貯めたい」という場合は相性がいいでしょう。
継続ボーナスとして2,000マイルもらえる
2年目以降は継続ボーナスとしてスカイマイルが2,000マイルもらえます。
2,000マイル貯めるためには、ショッピング利用で約153,846円分の決済が必要であると考えるとありがたいですね。
デルタJCB一般カードのデメリット
国際ブランドがJCBだから海外で使いにくい
デルタJCBカード全般に言えることですが、国際ブランドがJCBであるため海外では使いづらいです。ハワイやグアム、韓国などは比較的どこでも使えますが、それ以外の国ではメインカードとしてはやや不安が残ります。
特に海外出張や海外赴任などで中・長期の滞在を予定している場合は、同じくデルタ航空系のクレジットカードであるデルタ スカイマイル TRUST CLUB ゴールドVISAカードやデルタ スカイマイル TRUST CLUB プラチナVISAカードがおすすめ。国際ブランドがVISAであるため、メインカードとして使いながらスカイマイルもしっかりと貯めることができます。
デルタ航空や旅行関連の特典が付いていない
デルタJCB一般カードにはデルタ航空の上級会員になれる特典や空港ラウンジをはじめとした旅行関連の特典はほとんど付いていません。一つランクが下のデルタJCBテイクオフと同じであるため、年会費12,000円であることを考慮すれば大きなデメリットだと言えます。
JCB共通の旅行特典(JCBプラザや「たびらば」など)は付帯されているものの、JCB CARD Wのように年会費無料のJCBカードにも付帯されていることを考えればお得度は低めです。
まとめ
デルタJCB一般カードは中間的なカードゆえにパッとした特徴がない印象。デルタJCBテイクオフなら年会費1,500円でマイル還元率1.0%というコスパの高さ、デルタJCBゴールドならマイル還元率1.5%&デルタ航空券購入時のマイル還元率3.0%(国内トップレベル)という驚異のマイル還元率が特徴としてありますので、これらと比較するとわざわざデルタJCB一般カードと選ぶ必要はあるのかな?と思います。
「年会費1万円以内で一番スカイマイルの還元率がいいカードが欲しい」といった場合のみ、発行がおすすめできるクレジットカードです。
デルタJCB一般カードのスペック
カード名 | デルタ スカイマイルJCB一般カード | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 18歳以上の安定した収入のある方 | |
年会費 | 12,000円 | |
家族カード | 3,000円 | |
ETCカード | 無料 | |
発行期間 | 通常1週間~3週間 | |
国際ブランド | JCB | |
ポイント還元率 | – | |
マイル還元率 | スカイマイル:1.3%(100円=1.3マイル) | |
電子マネー | QUICPay | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害治療補償 | 200万円 | |
疾病治療補償 | 200万円 | |
救援者費用 | 200万円 | |
賠償責任 | 2,000万円 | |
携行品損害 | 100万円 | |
付帯条件 | 自動付帯 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | – |
入院日額 | – | |
通院日額 | – | |
付帯条件 | – | |
ショッピング利用枠 | 個別に設定 | |
海外キャッシング利用枠 | 個別に設定 |
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