デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード(以下:デルタダイナース)はデルタ航空とダイナースカードが提携したクレジットカードです。ダイナースカードの特典にデルタ航空のマイル『スカイマイル』の貯まりやすさやデルタスカイクラブラウンジの利用特典が追加されているのが特徴です。
デルタダイナースの特徴(メリット)
年会費 | 28,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | DinersClub | |
旅行保険 | 海外/国内:最高1億円(利用付帯) | |
ポイント | – | |
マイル還元率 | スカイマイル:1.5% |
- 100円=1.5マイルでスカイマイルが貯まる!
- 年間計3回「デルタスカイクラブ」ラウンジ使用可能
- ダイナースの旅行特典を使える
- 経費専用のビジネス・アカウントカードも発行可能
100円=1.5マイルでスカイマイルが貯まる!
デルタダイナースでは100円利用ごとにスカイマイルが1.5マイル貯まります。直接マイル口座に貯めることができるため、面倒な移行手続きは必要ありません。移行手数料も無料です。
注意する点は『決済1件ごとにマイル換算される』という点。1,000円使えば15マイルですが、999円なら14マイルになってしまうため、できるだけ100円未満の端数を作らないように意識すると効率よくマイルを貯めることができます。
また、家族カードに関しても同様に100円=1.5マイルのスカイマイルを貯めることができます。本会員のマイル口座に貯まっていくため、家族全員でスカイマイルを貯めることもできます。
年間計3回「デルタスカイクラブ」ラウンジ使用可能
デルタスカイクラブラウンジはデルタ航空が提供する空港ラウンジ。世界50ヶ所用意されており、国内では成田国際空港に用意されています。
一般的な空港ラウンジよりもレベルが高いのが最大の特徴であり、アルコールを含んだ飲食サービスやシャワールームなども完備されているほど充実しています。くつろぐ空間としてはこれ以上ないほど。
利用できるのは年3回または年3人分。夫婦+子供1人の3人家族旅行の場合は一度のラウンジ利用で終わってしまうのが残念ですが、ダイナース特典によって別の空港ラウンジは使えますので、そちらを代替するといいでしょう。
ダイナースの旅行特典を使える
空港ラウンジ特典を含め、ダイナースの旅行特典には以下のようなものがあります。
- 国内外850ヵ所以上の空港ラウンジ無料利用
- トラベルデスク
- クラブホテルズ(国内外のホテル優待)
- 空港送迎タクシーサービス
- 手荷物宅配サービス
- 空港前泊ホテルサービス
- 空港パーキングサービス
- ショーファーカーサービス
- 空港空特急列車サービス
- サンパーキング優待
- JALエービーシー優待
- グローバルWiFi優待
いずれの特典も海外旅行・海外出張が多い人にとっては役立つものばかり。各特典の内容については公式ページを参考に。
経費専用のビジネス・アカウントカードも発行可能
デルタダイナースでは経費専用に使えるビジネス・アカウントカードを追加発行することができます。個人カードとは支払い口座や明細が別ですので、事務処理を効率よく進めることができます。
もちろん、明細は明確に作られており支払い先や日付、金額されており、精算漏れの心配もなくなります。このあたりはステータスカードにふさわしい細かい気配りができています。
デルタダイナースのデメリット
デルタ航空上級会員になれない
アメリカン・エキスプレス・カードとデルタ航空が提携したデルタアメックスやデルタアメックスゴールドはデルタ上級会員になれる特典が付帯されていますが、デルタダイナースに付帯されていません。
【デルタ航空上級会員の特典】
- スカイチームラウンジ利用特典
- 航空券購入時獲得マイルUP
- 席の無制限の無償アップグレード
- 手荷物手数料の免除
- 航空券の変更にかかる手数料の免除
- 優先チェックイン
- 優先搭乗
- スカイプライオリティ
- 手荷物の優先受け取りサービス
- ハーツレンタカー特典
- スカイチームステータス
- 専用電話窓口
- デルタバケーションで限定割引
- 手荷物タグ
- 会員資格の復活申請
特に飛行機の搭乗・降機の際に役立つ特典が多いため、デルタ航空を頻繁に利用する人ほどメリットが大きくなります。
デルタアメックスよりも年会費が高いのに上級会員になれないのは少し残念です。
デルタ航空の航空券でマイル還元率がアップしない
デルタ航空提携のクレジットカードの中にはデルタ航空の航空券を購入した際にマイル付与率がアップするものがあります。例えば、デルタアメックスなら2倍、デルタアメックスゴールドなら3倍になります。
しかし、デルタダイナースはこのようなサービスがなく、デルタ航空券購入時もマイル還元率は1.5%のまま。年会費の高さから考えると、マイル付与率がアップしてもいいように感じます。
国内で発行できるデルタ航空提携のクレジットカードと比較すると以下のようになります。
カード名 | マイル還元率 (通常時) | マイル還元率 (航空券購入時) |
---|---|---|
デルタアメックス | 1.0% | 2.0% |
デルタアメックスゴールド | 1.0% | 3.0% |
デルタダイナース | 1.5% | 1.5% |
デルタJCBテイクオフ | 1.0% | 2.0% |
デルタJCB一般カード | 1.3% | 2.6% |
デルタJCBゴールド | 1.5% | 3.0% |
デルタTRUST CLUBゴールド | 1.3% | 1.3% |
デルタTRUST CLUBプラチナ | 1.5% | 1.5% |
年会費1,500円であるデルタJCBテイクオフや年会費10,000円のデルタJCBにも負けているため、コスパ良くスカイマイルを貯めたい場合は相性の悪いカードだと言えます。
まとめ
以上のメリット・デメリットをまとめると、デルタダイナースは『普段ダイナースカードを使ってるけど、最近デルタ航空を利用するようになったからスカイマイルを貯めたい』という人におすすめです。
マイルの貯まりやすさよりも『ダイナースの特典』が他のデルタ航空提携のクレジットカードよりも優れている部分であるため、「コスパ良くマイルを貯めて旅行に行きたい」という人や「デルタ航空を月に2~3回は使う」といったヘビーユーザーは別のクレジットカードを選びましょう。
- ダイナース特典とスカイマイルを貯めたい ⇒ デルタダイナース
- コスパ良くスカイマイルを貯めたい ⇒ デルタJCBゴールド(年会費が安くマイル還元率が高いから)
- デルタ航空を頻繁に使う ⇒ デルタアメックスゴールド(デルタ航空上級会員になれるから)
デルタダイナースのスペック
カード名 | デルタ スカイマイル ダイナースクラブカード | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 27歳以上の安定した収入のある方 | |
年会費 | 28,000円 | |
家族カード | 9,000円 | |
ETCカード | 無料 | |
発行期間 | – | |
国際ブランド | DinersClub | |
ポイント還元率 | – | |
マイル還元率 | スカイマイル:1.5%(100円=1.5マイル) | |
電子マネー | 楽天Edy | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
傷害治療補償 | 300万円 | |
疾病治療補償 | 300万円 | |
救援者費用 | 300万円 | |
賠償責任 | 1億円 | |
携行品損害 | 50万円 | |
付帯条件 | 自動付帯 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 |
入院日額 | 5,000円 | |
通院日額 | 3,000円 | |
付帯条件 | 利用付帯 | |
ショッピング利用枠 | 個別に設定 | |
海外キャッシング利用枠 | 個別に設定 |
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