クレジットカードの海外旅行保険は便利ですが、90日以上の長期滞在の場合はどうなるのでしょうか?
保証期間は最大90日間なので、3ヶ月や半年の海外出張・海外留学だと困りますよね。
そこで今回は、クレジットカードの海外旅行保険を3ヶ月以上・半年以上に引き延ばす方法について解説していきたいと思います。
保険会社の海外旅行保険は半年加入すると20万円の保険費用が必要です。クレジットカードを上手に使って節約しましょう。
90日間以上クレジットカードの海外旅行保険を適用させるためには利用付帯のクレカが必要
クレジットカードの海外旅行保険の適用条件には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。
- 自動付帯・・・無条件で出航日から最大90日間保証
- 利用付帯・・・飛行機や電車など公共交通乗用具の支払いをした日から最大90日間保証
自動付帯のクレジットカードは無条件で出発の飛行機に乗る日から90日間保証してもらえます。申請などは必要なく、カードを持っているだけで適用してもらえるの非常に便利です。
一方、利用付帯は航空券や現地での電車、バス、タクシーなどの代金をカードで支払った日から90日間適用してもらえます。
現地の交通費を利用付帯のクレジットカードで支払うと支払い日から90日間補償される
条件があるため少し面倒に見えますが、滞在89日目にカードを使えば、さらに90日間保証してもらえるので3ヶ月以上、半年以上・・・と保証期間を引き延ばすことができます。
利用付帯の条件として認められる交通費は飛行機、電車(地下鉄)、バス、タクシー、船の5つ。複数の国を移動する場合は飛行機や電車が楽ですし、同じ場所に滞在する場合はバスやタクシーあたりが使いやすいかと思います。
ただし、アメックスの場合のみは時刻表のある乗り物しか認めていないので、タクシーが除外されます。
利用付帯のおすすめクレジットカード
滞在期間が3ヶ月~半年なら2枚、半年~9ヶ月なら3枚のクレジットカードを持っていく必要があるため、できるだけ年会費の安いクレジットカードを選んでおいた方がコストも低くなります。
ここでは長期滞在におすすめの利用付帯クレジットカードをご紹介したいと思います。
セディナカードクラシック
年会費 | 1,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高1000万円(利用付帯) | |
ポイント | 0.50%~1.50%(わくわくポイント) | |
マイル還元率 | JAL:0.5% |
- 海外旅行保険を付帯したセディナカード
- 海外ATMの手数料が無料
- 年間の請求額に応じて翌年のポイント倍率が自動でアップ
セディナカードクラシックは年1回でも利用すれば次年度の年会費が無料になります。ケガや病気の治療費は100万円、携行品損害は10万円まで補償してもらえます。
海外旅行保険以外にも海外ATMの手数料が無料になる数少ないカードもでもあるのでメインカードとして使うのもおすすめです。
リクルートカード
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB | |
旅行保険 | 海外:最高2000万円(利用付帯) 国内:最高1000万円(利用付帯) | |
ポイント | 利用金額×1.2P(リクルートポイント) | |
マイル還元率 | – |
- 常にポイント還元率1.2%!
- じゃらんで最大3.2%のポイント還元
- 貯めたリクルートポイントはPontaポイントに相互交換可能
リクルートカードは年会費無料でありながら、利用付帯でケガと病気の治療費用が100万円補償してもらえます。
ただ、スマホやカメラなど故障・紛失を補償してもらえる携行品損害が補償されない部分は注意が必要。スマホを落として壊しやすかったり、スリや盗難の多い国に行く場合は、他のクレジットカードで補いましょう。
JCB一般カード
年会費 | 1,250円(初年度無料) | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高3000万円(利用付帯) | |
ポイント還元率 | 0.50%~2.50%(OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA/JAL/スカイ:0.3% |
- 条件クリアでずっと年会費無料も可能!
- ポイント還元率は高くないが交換先は豊富!
- 現地でお得になる優待アプリが利用可能!
JCB一般カードは年会費1,250円で持つことができます。ケガや病気の治療費と携行品損害がどちらも100万円補償してもらえるのはありがたいですね。
国際ブランドが「JCB」なのでアメリカ本土やヨーロッパ、オーストラリアなどアジア以外では使いづらいので、韓国やタイなどアジア地域に出張・留学へ行くときにおすすめです。
三井住友カード
年会費 | 1,350円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard | |
旅行保険 | 海外/国内:最高2500万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼント) | |
マイル | ANA:0.03% |
- 世界中どこでも使える安心のクレジットカード
- 年会費が安く、海外・国内旅行保険が付帯されている
- デュアル発行でVISA、MasterCard両方発行可能
三井住友カードは年会費1,350円で利用することができます。ケガや病気の治療費は50万円、携行品損害は15万円まで補償。
補償額は他のクレジットカードと比べて少ないですが、顔写真付きのクレジットカードを発行することができるため、盗難による不正利用を100%防げるメリットがあります。
また、独自サービス「デュアル発行」を利用することで、VISAとMasterCard両方のバージョンが発行可能。どちらかが磁気エラーで使えなくなっても、すぐにもう1枚で対処することができます。
わざわざ別カードの審査に挑戦する必要はなくなりますし、2枚目は年会費を割引してもらえるのでお得ですよ。
1枚目は自動付帯のクレジットカードを使うのがコツ
利用付帯のクレジットカードを使えば海外旅行保険の期間は伸ばせますが、出張・留学の初日~90日目は自動付帯のクレジットカードを使うのがおすすめです。
海外旅行保険に力を入れているカードは全て自動付帯で、補償額も利用付帯のクレカよりも多いですからね。
たとえば、年会費無料で海外旅行保険が充実したカードで有名なエポスカードは
- エポスカード:ケガ200万円、病気270万円、携行品損害20万円
補償してもらえます。利用付帯のクレジットカードは最大100万円の補償なので、こちらの方が2倍~3倍ありますね。
どうせ90日間補償してもらえるなら自動付帯のクレジットカードの方が効率的ですよ。
自動付帯で補償額の高いカードはこちら↓で紹介しています。
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