台湾旅行の際に現地で日本円を台湾ドルに両替するのと海外キャッシングで台湾ドルを引き出すの、どちらがお得か迷う方も多いかと思います。
基本的には台湾に限らず「クレジットカードの海外キャッシングが一番お得に現地通貨を用意できる」と決まっているのですが、レートや手数料に詳しくない方だと、いまいちピンと来ないですよね。
そこで今回は、レートや手数料を比較しながら詳しく海外キャッシングと台湾での両替はどちらがお得なのかを解説していきたいと思います。
レートや手数料を比較
海外キャッシング | 現地で両替 | |
---|---|---|
レート(※) | 1,000台湾ドル=3564.08円 | 1,000台湾ドル=3671.07円 |
手数料 | 0円~100円 (ATM手数料) | 30元 (両替の手数料) |
利息 | 年18% (7日間で12.31円) | 0円 |
トータル | 1,000台湾ドル手に入れるのに 3576.39円~3676.39円 | 1,000台湾ドル手に入れるのに 3781.20円 |
※:2019/01/24現在のレートです。
まずは両替のレートや手数料について確認してみましょう。
台湾銀行レート情報を見てみると2019年1月24日のレートは「1台湾ドル=3.671円(1÷0.2724)」となっています。一般的に、台湾の銀行では1回の両替ごとに手数料が「30元」上乗せされますので、1,000台湾ドルを手に入れるためには
『3.671(円) × 1,000(台湾ドル) + 3.671(円) × 30(元) = 3781.20円』が必要になります。
一方、海外キャッシングの場合はクレジットカードによって微妙にレートが違いますが、VISAを使った場合、「1,000台湾ドル=3,564.08円(1台湾ドル=3.564円)」のレートとなっています。
さらにATM手数料「0~100円(カードによって違う)」と「利息(3.564円 ×18% ×完済までの日数 ÷365日)」が上乗せされますので、7日後に返済すると、1,000台湾ドル手に入れるために3576.39円~3676.39円が必要になります。
海外キャッシングの方が100円以上お得だということが分かりますね。
MasterCardやJCBのクレジットカードに関してもVISAとほとんど同じレート・手数料となっています。
なので、「クレジットカードの海外キャッシングが一番お得に現地通貨を用意できる」というのは台湾でも当てはまり、海外キャッシングの方がお得に現地通貨を用意することができると言えます。
海外キャッシングならATM手数料や利息を減らすこともできる
さらに、海外キャッシングは最適なクレジットカードを使うことでATM手数料を無料にしたり、利息を減らすことができます。
まず、ATM手数料はセディナカードまたはJCBのプロパーカードを使うことで無料にすることができます。他のクレジットカードでは1回利用するごとに100円~200円の手数料が発生しますので、ATMの利用頻度が多い人ほどセディナカードまたはJCBのプロパーカードを使っていたほうがお得です。
利息は繰り上げ返済を行うことで減らすことができます。繰り上げ返済とは「返済日よりも前に自ら返済を行うこと」であり、ネット経由で返済したり、カード会社に問い合わせて帰国後に指定口座に振り込んで返済することが可能です。
利息は完済日までの期間が長いほど増える仕組みですので、「早く返して利息を減らそう」というのが繰り上げ返済の狙いです。
このように、使うクレジットカードを工夫することによって余計な手数料を減らせるのも、海外キャッシングの強みだと言えます。
両替のメリットは特になし
クレジットカードを持っていない人であれば、「わざわざ発行するのが面倒」という理由で現金の両替の方がメリットを感じるのは分かりますが、クレジットカードを持っているのであれば両替にメリットは全くありません。
中にはイオンカードのように海外キャッシングの返済がリボ払いとなってしまうものもありますが、基本的にどんなカードでも電話で問い合わせれば一括返済が可能とですので、少ない手数料で現地通貨を用意できます。
また、海外キャッシングなら営業時間に関係なく24時間いつでも空港やホテル、街中にあるATMから台湾ドルを引き出せますから、時間の節約にもなります。大切な旅行の時間をレートのいい両替所を探しに使うのはもったいないです。
台湾を最大限に楽しむためにも、上手に海外キャッシングを利用してみてください。
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