ラグジュアリカード ブラックと三井住友カード プラチナを比較

ラグジュアリカード ブラックと三井住友カード プラチナを比較

ハイステータスなクレジットカードであるMastercard Black Card(以下、ラグジュアリカード ブラック)と三井住友カード プラチナ。

どちらもズバ抜けたカッこよさと普段の生活から旅行までをワンランク上のものにしてくれる数々の特典を保有しており、一般的なクレジットカードでは味わうことのできない体験をすることができます。

普通に使っているだけど「それどこのカードですか?」と聞かれてしまうことも珍しくありません。

しかし、年会費はそれぞれ10万円(税別)と5万円(税別)するため、どのような優劣があるのかはしっかりと吟味しておく必要があります。

このページでは『コンシェルジュサービス』『旅行関連の特典』『グルメ関連の特典』『ポイント還元率&マイル還元率』『ステータスなどのその他の要素』の5項目を比較しています。

ラグジュアリーカード ブラック公式

コンシェルジュサービスを比較

ラグジュアリーカード ブラックの券面ラグジュアリーカード ブラック三井住友カード プラチナの券面三井住友カード プラチナ
対応スピード
(直接担当者に繋がる)

(ガイドに従った操作が必要)
利便性
(電話とメールで問い合わせ可能)

(電話のみ問い合わせ可能)
対応力
(迅速で細かい要求にまで対応)

(細やかな対応とは言い難い)
総合評価WINLOSE

コンシェルジュサービスの質はラグジュアリーカード ブラックの勝利

問い合わせた時の対応スピードに関して。ラグジュアリーカード ブラックであればコンシェルジュに直接繋がりますが、三井住友カード プラチナでは一度自動音声に繋がります

利用したことがある方ならご存じかと思いますが、自動音声はガイドに従って操作が必要であるため、繋がるまでに早くても2~3分必要になります。

さらに、コンシェルジュが混雑しているときは、たとえガイドが終わったとしても「ただいまお繋ぎすることができません」と掛けなおさなければいけないケースもあります。

Twitterで口コミを探してみても、

といった意見を見つけることができます。

また、繋がりやすさだけではなく『どれほど親身になって対応してくれるか?』という部分についても優劣の差があります。

ラグジュアリーカードは世界各地に独自のネットワークを持っており、簡単に言うと「最も詳しい人が相談に答えてくれる可能性が高い」状態です。

例えば、ニューヨークでおすすめのホテルを紹介してもらう際に、ラグジュアリーカード ブラックであればニューヨーク在住またはアメリカ在住、またはニューヨークを頻繁に訪れている人物など何かしら情報を持った人物がアドバイスに関わってくれるため、より満足度の高いアンサーを期待することができます。

一方、三井住友カード プラチナのコンシェルジュは必要最低限のことだけをこなしてくれる傾向にあります。

こちらに関してもTwitterの口コミがわかりやすく示してくれています。

自分では対応が難しいことをコンシェルジュに頼みたいのに「対応できない」と断られるのは、ものすごくストレスを感じますよね。難しいのであれば代替案を提案するぐらいでないとコンシェルジュとしての対応力は評価できません。

ラグジュアリーカード ブラックは2018年から発行されはじめた新しめのカードであるため、既存のステータスカードとの差別化のためにコンシェルジュサービスに力を入れています

プラチナカード以上のクレジットカードはコンシェルジュサービスを上手く使いこなせるかが年会費以上のメリットを得るためのポイントですから、ラグジュアリーカード ブラックを選んだ方が総合的に満足する能性が高いです。

年会費も月々に換算すると約8,300円ですから、この価格で秘書を雇えると考えればコスパもかなり高めです。

【コンシェルジュサービスを使う予定ですか?】

旅行関連の特典を比較

ラグジュアリーカード ブラックの券面ラグジュアリーカード ブラック三井住友カード プラチナの券面三井住友カード プラチナ
空港ラウンジ
(プライオリティ・パス)

(家族会員も無料でプライオリティ・パスを付帯)
ホテル優待
(高級ホテル中心に優待)

(Relux、Hotels.com、Expediaなどの宿泊予約サイト経由での宿泊料金が割引)
手荷物無料宅配サービス
(無料で最大3個までOK)

(優待割引しかない)
コンシェルジュの提案力
(H.I.S.の専門デスクが対応)

(一般的なコンシェルジュの対応)
海外旅行保険
(平均的な補償額)

(高額な補償額)
総合評価WINLOSE

空港ラウンジは三井住友カード プラチナの勝ち

空港ラウンジ特典に関しては、どちらもプライオリティ・パスのプレステージ会員を付帯しています。

しかし、三井住友カード プラチナは家族カード保有者も無料でプライオリティ・パスを発行することができますので、優れているのは三井住友カード プラチナだと言えます。

ホテル優待は引き分け

ラグジュアリーカード ブラックには『グローバル・ラグジュアリーホテルアップグレード』と呼ばれるホテル優待特典が付いています。

内容はザ・リッツ・カールトンやハイアット、マンダリン オリエンタルなど、世界3,000ヶ所以上のラグジュアリーホテルで朝食無料サービスや無料客室グレードアップなどの優待を受けられるというもの。

一方、三井住友カード プラチナはRelux、Hotels.com、Expediaでの割引特典が用意されています。

初回割引2回目以降の割引
ReluxのロゴRelux10%OFF7%OFF
Hotels.comのロゴHotels.com8%OFF4%OFF
ExpediaのロゴExpediaホテル予約:8%OFF
航空券 + ホテル予約:2,500円OFF

Relux、Hotels.com、Expediaにもザ・リッツ・カールトンやハイアットといったラグジュアリーホテルの予約は用意されていますが、グレードアップなどの優待はありません。

よって、どちらかというと三井住友カード プラチナは一般層向けのホテルに宿泊したい(高級ホテルに泊まることに興味がない人)向けのクレジットカードだと言えます。

手荷物無料宅配サービスはラグジュアリーカード ブラックの勝ち

ラグジュアリーカード ブラックの手荷物無料宅配サービスは最大3個まで対応してもらえるのに対し、三井住友カード プラチナの場合は割引されるだけ

通常料金から20%割引ではあるものの、無料と比べると劣ってしまいます。

コンシェルジュの提案力

ラグジュアリーカード ブラックはCLASS ONEへの無条件入会特典が付与されています。

CLASS ONE

CLASS ONEとは、H.I.S.が運営する特定の会員専用コンシェルジュサービスです。専門スタッフが旅行プランを提案してくれます。

ラグジュアリーカード ブラックや三井住友カード プラチナに標準搭載されているコンシェルジュサービスよりも詳しい知識を持ったスタッフによる提案ですので、よりディープでニッチな体験をしたい人ほどハマる特典だと言えます。

一方、三井住友カード プラチナはこのような専用のサービスは用意しておらず、一般的なコンシェルジュサービスを利用して旅行プランを提案してもらいます。

コンシェルジュサービスを比較』の項目でも解説しましたが、スタッフは旅行専門というわけではありませんし、海外現地に滞在しているスタッフでもありません。

よって、提案力は並み程度。

自分で調べるよりかはマシですが、ラグジュアリーカード ブラックの方がより面白い体験ができる旅行プランの提案を期待することができます。

海外旅行保険はアメックスプラチナの勝利

両カードの海外旅行保険の内容は以下の通り。

ラグジュアリーカード ブラックの券面ラグジュアリーカード ブラック三井住友カード プラチナの券面三井住友カード プラチナ
本会員家族特約本会員家族特約
傷害死亡・後遺障害最高1億2,000万円最高1,000万円最高1億円最高1,000万円
傷害治療補償200万円500万円
疾病治療補償200万円500万円
救援者費用500万円1,000万円
賠償責任1億円1億円
携行品損害1旅行中に100万円1旅行中に100万円
付帯条件自動付帯自動付帯

海外旅行保険で最も重要度の高い『傷害治療補償(ケガの治療費を補償)』と『疾病治療補償(病気の治療費を補償)』を比較すると優劣がハッキリと付きます。

ラグジュアリーカード ブラックは本会員・家族特約ともに最高200万円まで補償に対し、アメックスプラチナは500万円補償

国内で発行できるプラチナカードの中でも高めの補償額ですので、ラグジュアリーカード ブラックどころ他のプラチナカードにも負けません。

次に、航空遅延費用を比較してみましょう。

ラグジュアリーカード ブラックの券面ラグジュアリーカード ブラック三井住友カード プラチナの券面三井住友カード プラチナ
本会員家族特約本会員家族特約
乗継遅延費用最高2万円最高2万円
出稿遅延・欠航・搭乗不能費用最高2万円最高2万円
受託手荷物遅延費用最高2万円最高2万円
受託手荷物紛失費用最高4万円最高4万円

こちらに関しては同額であるため引き分けです。

グルメ関連の特典を比較

両カードに付帯されたグルメ特典は以下の通り。

  • ラグジュアリーカード ブラック:Luxury Dining、Luxury Limousine
  • 三井住友カード プラチナ:プラチナグルメクーポン、プラチナワインコンシェルジュ、VISAプラチナ ラグジュアリーダイニング(VISA会員限定)、ダイニング by 招待日和(MasterCard会員限定)

どちらも基本は『2名以上の利用でコース1名分が無料になる』という特典が中心。

対象となる店舗が違いますので、このあたり人によって良し悪しが変わってくるかと思います。以下に各サービスのURLを掲載しておきますので、公式サイトでどのような店舗が予約できるのか吟味する際にご利用ください。

ポイント還元率&マイル還元率を比較

ポイント還元率およびマイル還元率を比較すると以下のとおり。

ラグジュアリーカード ブラックの券面ラグジュアリーカード ブラック三井住友カード プラチナの券面三井住友カード プラチナ
ポイント還元率最大1.25%~2.75%最大0.5%~2.5%
マイル還元率
(ANAマイル)
0.75%0.3%
マイル還元率
(JALマイル)
0.75%×
マイル還元率
(その他)
0.75%×

ポイント還元率・マイル還元率ともにラグジュアリーカード ブラックの勝ちです。

ラグジュアリーカード ブラックは1,000円利用ごとに2ポイント貯まり、さらに2,000円利用ごとに1ポイントが追加で貯まります。

つまり、1,000円利用で2.5ポイント貯まる計算です。

ポイントの使い道によって交換レートは違いますが、キャッシュバックやAmazonギフト券への交換などなら1ポイントあたり5円分に交換できますので、ポイント還元率は1.25%になります。

フィラディスワインのお買物券など一部の商品への交換は還元率2.75%にまで引き上げることも可能ですが、利便性を考えるとキャッシュバックやAmazonギフト券が優位ですので『ラグジュアリーカード ブラックのポイント還元率は1.25%』と認識しておくといいかもしれません。

一方、三井住友カード プラチナは1,000円利用ごとに1ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント=最大0.5円分の他社ポイントやカード利用代金として使えます。

よって、ポイント還元率は0.5%が基本。

セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、マクドナルドで利用するとポイント5倍になるのでポイント還元率2.5%にまで引き上げることも可能ではありますが、これらの店舗での年間利用金額はそれほど多くならないはずですので、ラグジュアリーカード ブラックの方がお得度が高いと言えます。

その他を比較

家族カードを比較

三井住友カード プラチナの家族カードは年会費無料。ラグジュアリーカード ブラックの家族カードは1枚25,000円(税別)です。

よって、三井住友カード プラチナの勝ち

家族カードがあれば家族全員でポイントを貯められますし、「妻だけが友人たちと海外旅行に行くから、その時に海外旅行保険を使いたい」といった場合に対応できますので、年会費無料で作れるのは意外と利便性が高かったりします。

ステータスを比較

ステータスに関しては、正直引き分けといったところでしょうか?主観的な部分が大きすぎますからね。

ただ、ラグジュアリーカード ブラックは金属製のクレジットカードであるため、一般的なプラスチック製クレジットカードである三井住友カード プラチナと比べるとラグジュアリーカード ブラックの方がカッコよさに優位性があると思います。

人前で使ったときに、より興味を持たれやすくなるでしょう。

まとめ

ラグジュアリカード ブラックと三井住友カード プラチナの比較表

今回の比較では5対3でラグジュアリーカード ブラックに優位性がある結果となりました。

プラチナカードの大本命でもあるコンシェルジュサービスを筆頭に、旅行関連の特典やポイント還元率・マイル還元率など、総合的に秀でているため保有した時に満足しやすいです。

ラグジュアリーカード ブラックを手に入れたい人はこちら

三井住友カード プラチナを手に入れたい人はこちら

コメント欄

タイトルとURLをコピーしました