海外キャッシングと香港での両替はどちらがお得？

香港旅行で香港ドルを用意する方法には「空港や市街での両替」と「クレジットカードの海外キャッシング」の2パターンがあります。基本的には香港に限らず海外キャッシングが一番お得に現地通貨を用意する方法なのですが、あまりクレジットカードに詳しくない方の中には「本当なの？」とイマイチ信じられない方もいるかと思います。

そこで今回はレートや手数料を比較しながら、両替と海外キャッシングのどちらがお得かを解説していきたいと思います。

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レートや手数料を比較

※：2019/01/28現在のレートです。

主な香港ドルを手に入れる方法のレートと手数料を比較すると上記のとおりになります（国内での両替はレートが悪いので今回は省きました）。

香港市街での両替は両替所によってお得度が変わる

今回は両替所の激戦区、尖沙咀（チムサーチョイ）にあるビル重慶大厦の中でも歴史ある両替所のひとつ「堅成找換有限公司」を参考にしました。レートは「100香港ドル=1394.70円」となっており、空港や海外キャッシングよりもお得でした。

「海外旅行では街中の両替所が一番レートがいい」と言われていますが、香港でもこの噂は当てはまるようですね。

ただ、両替所によってレートは違ったり、中にはレートが安くても手数料を大きく取られてしまう詐欺まがいな両替所もありますので、旅行前にしっかりと確認しておきましょう。

旅井

当サイトでもいくつか評判のいい両替所を探してみましたので、参考にしてみてください。

※：2019/01/28現在のレートです。基準となる為替レートは1香港ドル=13.9096円でした。

どの両替所も各MRT駅から徒歩数分で行けるため、利便性も悪くありません。

空港はレートが良くても手数料で損することが多い

香港国際空港では銀行（中国銀行）かTravelexで両替するのが一般的です。

レートがいいのは銀行ですが、基本的に利用する銀行の口座を持っていない場合は手数料が発生してしまい、お得度は減ります。中国銀行もレートは「100香港ドル=1350.01円」と今回の調査で一番よかったですが、手数料は100香港ドル取られてしまい、トータルで見ると一番損してしまいます。

一方、Travelexは手数料はかかりませんが、レートが悪く「100香港ドル=1607円」となっています。たった1,000円ちょっとの両替でレートが250円近く上乗せされるのは痛いですよね。

海外キャッシングはレートもよく、使い勝手もいい

VISAのクレジットカードを使って海外キャッシングを行った場合、レートは「100香港ドル=1401.31円」でした。今回のレートの場合、7日後に返済したとすると利息は約4.84円（1401.31円 ×18% ×7日間 ÷365）、ATM手数料は0円～100円（カードによって違う）となります。

MasterCardやJCBも同じようなレート・手数料です。

今回の調査では一番レートが悪いですが、トータルで見れば2番目にお得ですし、街中の両替所の中にはもっとレートが悪いところもあることを考えれば、クレジットカードの方が安定して安く香港ドルを手に入れられると言えます。

特に両替は空港に着いてすぐに行う人も多いかと思いますが、銀行の手数料やTravelexのレートの悪さを考えたら、海外キャッシングを利用したほうがお得です。香港国際空港の中にもATMはたくさんありますからね。

空港では海外キャッシング、街中では両替所での両替が一番お得

お得度を追求するのであれば、まず空港に着いたら海外キャッシングで必要最低限の現金を引き出し、街中に着いたらレートのいい両替所で多額の日本円を両替するのが一番お得だと言えます。手間などを気にしないのであれば、ぜひ実践してみてください。

また、海外キャッシングはクレジットカードによって手数料や利息が変わってきますので、海外キャッシングに強いクレジットカードを使うのがおすすめです。

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