ハワイではアメリカ本土を同じようにクレジットカード社会が進んでいますので、1,000円以下の支払いでもカードを使うほど当たり前のものとなっています。カードを持っておけば多額の現金を持ち運ばずに済み、強盗や盗難にあう確率をグッと減らすことができます。
また、クレジットカードによってはお得になる特典が付帯されていることもありますので、ハワイ旅行をよりお得&快適に楽しむことができますよ。
今回はそんなお得度の高いおすすめのクレジットカード7枚と絶対に外せない3つの選び方について解説していきたいと思います。
ハワイ旅行におすすめのクレジットカードの選び方
【ハワイでお得なクレジットカードの3つの選び方】
- VISAとJCBの組み合わせが最強
- 海外旅行保険は意外と気にする必要なし
- 家族で旅行するなら空港ラウンジが便利
ポイント1.VISAとJCBの組み合わせが最強
ハワイではVISAとJCBのクレジットカードを持っていくのがおすすめ。
- VISA:支払いとしてハワイのどのお店でも使える
- JCB:ハワイでの割引優待が非常に多い
VISAがあればどのお店でも支払うことができるので、買い物用として最強のカードだと言えます。「VISAが使えないのに、他の国際ブランドが使える」なんてお店はありません。
もし「ハワイで使えるクレジットカードを探してる」というのであれば、VISAカードを発行しておけば間違いありません。
一方、JCBはハワイでの優待割引や旅行特典が非常に多いです。また、JCB自体がハワイや韓国など日本人観光客の多い地域にあるお店との提携に力を入れているため、海外では珍しく使えるお店の方が多いです。
具体的なハワイでのJCBでのメリットは
- ワイキキトロリーで割引
- お土産や飲食店で割引
- JCBプラザラウンジ
の3つ。ハワイでのJCBの優待の多さは最強であり、持っているのといないのは旅のお得度が全然違います。
ワイキキトロリーで割引
JCBカードを持っていればワイキキにあるピンクラインというバスに無料で乗れるのも強いですね。
乗車時にJCBカードを提示するだけで大人2名・こども2名が無料で乗車できます。普通は1日乗り放題チケットが『$45.00/人』します。
ピンクラインはワイキキエリアのホテルやショッピングモールなど、日本人がよく訪れる場所は一通り通ってくれますので、無料で乗れると交通費をかなり抑えられますよ。
お土産や飲食店で割引
ホテルやレストラン、有名なショッピング店、飲食店など様々な場所で割引にしてもらうことができます。
こちらの割引店はJCB会員限定の優待クーポンアプリ「たびらば」に掲載されていますので、そちらも合わせて参考にしてください。300店舗以上が優待店となっているので、VISAカードで支払うよりもJCBカードで支払ったほうがトータルでお得になりやすいです。
JCBプラザラウンジ
繁華街の目立つところにJCBプラザ ラウンジ・ホノルルがあるのも便利です。
現地ガイドブックをもらったり、買い物相談から交通手段の案内、レンタカーの案内など何でも相談に乗ってくれますので、初めてのハワイ旅行でも存分に楽しめますよ。日本語で説明してもらえるのは心強いです。
JCBのハワイ特典は国際ブランドがJCBのクレジットカードであればOK
JCBの特典はJCBカードだけではなく、国際ブランドがJCBのクレジットカードでも利用することができます。自分の手持ちのクレジットカードをチェックし、JCBのロゴが入っているのであれば、わざわざJCBのクレジットカードを発行しなおす必要はありませんよ。
逆に「JCBは持ってるけどVISAを持ってない」という場合は、年会費無料のクレジットカードでもいいですのでVISAブランドのカードを1枚発行しておきましょう。三井住友カード A(または三井住友カード ゴールド)あたりは年会費がちょうどよく、限度額も高い&柔軟に上限をアップしてもらえますのでおすすめです。
ポイント2.海外旅行保険は意外と気にする必要なし
クレジットカードには海外旅行保険が付帯されており、万が一に備えて保険内容が充実したクレジットカードを探している方も多いかと思います。
しかし、ハワイ旅行では海外旅行保険の充実度を気にする必要はありません。
ハワイをはじめアメリカは医療費がとても高く、骨折で1日入院しただけで100万円以上を請求されるということも珍しくありません。クレジットカードの海外旅行保険だけでカバーすることは難しく、「カードの海外旅行保険があるから安心♪」と思いきや「全然足りない…」ということもあります。
また、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険は「最高2,000万円補償!」と書かれていることが多いですが、1,000万円以上で補償されるのは「死亡または後遺障害が残る事故にあった場合だけ」です。海外旅行保険と言っても、実際には補償範囲によっていくつかの保険内容に分類されています。
関連記事:海外旅行保険の用語集
一番利用頻度の高い項目は『傷害治療補償(ケガの治療を補償)』『疾病治療補償(病気の治療を補償)』の2つであり、この2項目がどれだけ充実しているか?が一番見るべきポイントです。年会費無料~年会費数千円レベルのクレジットカードなら100万円、ゴールドカードレベルのクレジットカードだと200万円が相場です。
しかし、先ほども説明したようにハワイでの医療費を考えると100万円や200万円程度ではカバーするのが難しいですよね?
傷害治療補償と疾病治療補償はクレジットカードの分だけプラスすることができるので、複数枚持つことで1,000万円以上の補償額にすることもできなくはないですが、かなり面倒です。
なので、当サイトではハワイ旅行に行く際は掛け捨ての海外旅行保険へ加入することを推奨していますし、クレジットカードを選ぶときも特に海外旅行保険を重視する必要がないと考えています。
もちろん付帯されているのであれば万が一のときに助かって便利ですが、もしカードを選んでいるときに「Aの方が海外旅行保険が充実しているけど、Bの方がサービスがいいんだよな…」というのあれば、海外旅行保険を切り捨てて選んでも大丈夫です。
ポイント3.家族で旅行するならダニエル・K・イノウエ国際空港の空港ラウンジが便利
必ず必要ではありませんが、あると便利なのが『空港ラウンジ』。ソファーや無料の飲食、雑誌、新聞、ネット環境・充電環境の整った部屋などが用意されており、飛行機の待ち時間を快適に過ごすことができます。
ゴールドカード以上には空港ラウンジの無料利用特典が付帯されているので、家族で旅行するときなんかは1枚持っておくと便利ですよ。
ハワイ旅行におすすめのクレジットカード7枚
楽天カード:ハワイ限定特典クーポンあり!
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB/AMEX | |
旅行保険 | 海外:最高2,000万円(利用付帯) | |
ポイント還元率 | 1.0%~4.0% | |
マイル還元率 | ANA:0.5%(100円=0.5%) |
- ポイント還元率の高い年会費無料クレジットカード
- ポイントは楽天市場や楽天トラベルで使える
- プリペイド型電子マネー「Edy」搭載
年会費無料でポイント還元率の高いクレジットカードとして人気の楽天カード。
国際ブランドはVISA、MasterCard、JCB、AMEXの中から好きなものを選ぶことができ、ポイント還元率も常に1.0%(平均は0.5%)と高め。100円利用ごとに1ポイント貯まり、貯めたポイントは1ポイント=1円として楽天関連のサービスで利用することができます。
旅行好きの方であれば楽天トラベルで宿泊費や航空券の代金としてポイントが使えますので、次回の旅行をお得にできます。私も普段の生活で楽天カードを利用していますが、意識しなくても半年ほどで10,000ポイントほど貯まりますので、宿泊費はかなり節約できています(笑)
また、ハワイでは楽天カード会員限定の特典も用意されており、ショッピングの休憩や日本語でのサポートをしてくれる『楽天カードラウンジ』やお土産ショップ・レストラン・スパなどが割引になる『特典クーポン』を無料で利用することができます。
年会費無料でありながらここまでお得度の高いクレカはありませんので、ハワイ旅行用に発行しておいても損はありません。
家族旅行なら上位カードの楽天プレミアムカードもおすすめ
ランクが上の楽天プレミアムカードを利用すれば世界中の空港ラウンジを使えるプライオリティ・パスを年会費無料で発行することができますので、旅行中に空港ラウンジを使いたい場合はそちらもおすすめです。ポイント還元率もさらにアップしてお得です。
楽天プレミアムカードでも同様に、ハワイ政府が唯一公認した免税店「ハワイ・ワイキキ T ギャラリア ハワイ by DFS」内にある楽天カード専用のラウンジを無料で使うことができますし、特典クーポンも使えます(内容は楽天カードと同じ)。
ラウンジ内ではカード盗難・紛失時の相談やフリードリンクサービス、マッサージチェア、トイレ完備、Wi-Fi環境などあり、日本語で全て対応してもらうことができます。
また、授乳室やキッズスペース、ベビーカーの無料貸出(ベビーカーには数に限りがございます)などもありますので、小さなお子様を連れてハワイ旅行に行ったときも役立ってくれますよ。
JCB一般カード:ハワイでお得な特典満載!
年会費 | 1,375円(初年度無料) | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高3000万円(利用付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA/JAL/スカイ:0.03% |
- 条件クリアでずっと年会費無料も可能!
- ポイント還元率は高くないが交換先は豊富!
- 現地でお得になる優待アプリが利用可能!
JCBカードの中で一番スタンダードなランクに位置するのがJCB一般カード。初年度年会費無料であり、2年目以降も「年50万円以上利用してMyJチェック(Web明細サービス)に登録」するだけで年会費無料になりますので、コストになってしまう心配がありません。
ハワイでのJCB特典は全て利用することができますので、「JCBカードは欲しいけどお金がかかるのは嫌だ」という方はJCB一般カードがおすすめです。
ちなみにJCBカードにはいくつか種類がありますので、条件によっては別のJCBカードの方がおすすめです。
- JCB CARD W:39歳以下はずっと年会費無料&常にポイント2倍
- JCBゴールド:空港ラウンジの無料利用特典もプラスで欲しい人向け
三井住友カード A:支払いで安心して使えるVISAカード
年会費 | 1,650円 初年度年会費無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard | |
旅行保険 | 海外/国内:最高2500万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼント) | |
マイル還元率 | ANA:0.03% |
- 世界中どこでも使える安心のクレジットカード
- 年会費が安く、海外・国内旅行保険がしっかりと付帯されている
- デュアル発行でVISA、MasterCard両方発行可能
VISAカードなら三井住友カード Aがおすすめ。メガバンクである三井住友が発行しているスタンダードなカードであるため年会費も安く、特典も標準的なものとなっています。
支払いとしてどこでも使えますし、万が一の不正利用の際にサポートデスクが丁寧に対応してくれると評判です。実際に私も海外旅行の際に帰国後の明細で見覚えのない履歴を問い合わせたところ、わざわざ海外ホテルまで問い合わせていただき何に支払いだったかを調べていただいたことがあります(結果はルームサービスの料金でした)。
また、三井住友カード Aはデュアル発行にも対応しており、「1枚目にVISAで発行し、2枚目にMasterCardを割引年会費で発行する」ということが可能です。国際ブランドが違う同カードを発行することで明細書を一つまとめて管理が楽になりますし、カード申込時の審査難易度も無駄に上げずに済みます(同時期に複数のクレカに申込むと審査難易度が上がる)。
【三井住友カードには他にもこんなカードが!】
- 三井住友カード デビュープラス:20代は実質年会費無料!ポイントも常に2倍
- 三井住友カード ゴールド:空港ラウンジ無料特典と充実した海外旅行保険が魅力
エポスカード:年会費無料で使えるVISAカード
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外:最高500万円(自動付帯) | |
ポイント | 200円=1P(エポスポイント) | |
マイル還元率 | ANA/JAL:0.5% |
- 年会費無料カードの中ではトップレベルの傷害・疾病治療補償の充実度
- 国内飲食店やカラオケの優待サービスが豊富
- 全70種類の豊富なカードデザインで女性から人気
エポスカードは年会費無料でありながらゴールドカード並みの海外旅行保険を付帯していることで人気のクレジットカード。
ハワイでは会員専用の優待割引も豊富に揃っているため、お得にハワイ旅行を楽しむことができます。どういったお店が対象店になるかはこちらのページに載っています。優待適用条件も「クーポン画面をスマホで見せてエポスカードで支払うだけ」と非常に簡単。
クレカ自体は年会費無料で使えますし、国際ブランドはVISAですので支払いやキャッシングでも問題なく使用することができます。
JAL CLUB-Aゴールドカード:ハワイに無料で行けるJALマイルを貯められる
年会費 | 17,600円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB/AMEX | |
旅行保険 | 海外:最高5000万円(自動付帯) 国内:最高5000万円(自動付帯) | |
ポイント | 100円⇒1P(還元率1.00%~2.00%) | |
マイル還元率 | JAL:1.00%~2.00% |
- 買い物でも飛行機でも!一番効率よくマイルを貯められるJALカード
- 国内主要空港&海外2空港のラウンジを無料で使える
- 自宅⇔空港間の手荷物無料宅配サービスあり
年1回以上ハワイ旅行へ行くならJALカードを使ってマイルを貯めるのもおすすめ。JAL CLUB-Aゴールドカードならショッピング利用で100円ごとに1JALマイルを直接貯めることができ、搭乗時の追加ボーナスマイルや毎年の継続ボーナスなどで自動的に大量のマイルを貯めることができます。
2018年3月末現在、日本⇔ハワイ間の特典航空券の交換に必要なマイルは2万マイル。光熱費や携帯料金などの支払いをまとめたり、家族カードを発行してみんなで使えば年200万円の利用はそれほど難しくありませんので、毎年ハワイ往復分の航空券が簡単に無料になると言えます。
マイルが貯まりやすい以外にも空港ラウンジの無料利用特典や国内・海外パッケージツアー最大5%割引などもありますので、よくハワイへ行く方はこれを機に発行しておくのもおすすめですよ。
【JALカードについてもっと詳しく知るならこちら↓】
ANAアメックス:ANAマイルを貯めるときにおすすめ
年会費 | 7,700円 | |
---|---|---|
国際ブランド | AMEX | |
旅行保険 | 海外:最高3000万円(利用付帯) 国内:最高2000万円(利用付帯) | |
ポイント | 100円=1P | |
マイル還元率 | ANA:1.0% |
- ANA航空券購入はポイントが1.5倍に!
- 貯まったポイントは1,000P=1,000マイルで交換可能!
- 空港ラウンジ無料利用や手荷物無料宅配サービスなど旅行に強い特典も満載
ANAマイルを貯めるのであれば、ANAアメリカン・エキスプレス・カード(通称:ANAアメックス)は、ANA航空券やANA機内販売などの購入時にポイントが1.5倍で貯まり、1,000P=1,000マイルで交換できます。
さらに、アメックスカードなだけあって海外に強い特典をたくさん付帯しており、『国内外の空港ラウンジを同伴者1名まで無料』『手荷物無料宅配サービス』『レストランのご予約から緊急時の対応まで日本語でサポート』など、安全で快適なワンランク上の旅行を楽しめる1枚となっています。
年会費も7,700円(マイル移行手数料を含めると14,300円)と比較的リーズナブルな価格となっていますので、マイルの貯まりやすさとアメックスの旅行特典を含めて考えれば、全然お得な1枚だと言えます。
また、ポイント有効期限がないので、じっくりとマイルを貯められるのも魅力です。
ハワイラブカード:ハワイを愛する人のためのクレジットカード
年会費 | 11,000円 初年度年会費無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外:最高5000万円(自動付帯) 国内:最高3000万円(利用付帯) | |
ポイント | 1000円⇒1P(還元率0.50%) | |
マイル還元率 | ANA/JAL:0.3% |
- ハワイでお得な特典が満載!
- 国内&ハワイの空港ラウンジが無料で使える
- 1人分が無料になるプレミアムグルメサービスあり
ハワイラブカード。JCBの優待割引に加え、ハワイラブカード限定の優待特典が付いてきます。当サイト調べでは、ハワイラブカードが一番優待を受けられるお店が多いです。
JCBの優待割引と同じく、ハワイラブカード限定の優待特典もカードを提示するだけハワイのあらゆるお店で割引やプレゼントなどのサービスを受けることができます。
また、空港ラウンジを無料で利用できたり空港~自宅間の手荷物無料宅配サービスもあるので移動も快適。特に小さい子供がいる時は、かなり助けられますよ。
コメント欄