タイ旅行で使うクレジットカードは正しく選ぶことで驚くほどお得になることができます。
例えば、海外旅行保険が充実しているクレジットカードなら旅行中の病気やケガで必要な治療費を補えるので、安心してタイ旅行を楽しむことができます。
しかし、クレジットカードは種類が多く、専門用語も多いため、詳しくない人からすると
- どれを選べばいいのかわからない
- 難しい用語ばかりで結局どれがいいのか判断しづらい
- 自分の持っているクレジットカードがタイで使うのに最適か不安
と感じますよね。
そこでこのページでは、タイ旅行におすすめのクレジットカードを5枚ほど厳選してご紹介していきます。
クレジットカードの選び方もあわせて解説していきますので、自分の持っているクレジットカードがタイ旅行に最適かを知りたい人も、ぜひ参考にしてみてください。
タイ旅行に最適なクレジットカードの選び方
- 国際ブランドがVISAかMasterCard
- 海外旅行保険が充実してキャッシュレス診療に対応
- キャッシング枠がある
選び方1.国際ブランドはVISAとMasterCard以外を選ばない
まずは『カード払いで問題なく使えるのか?』という問題をクリアする必要があります。
判断するポイントは国際ブランド。
国際ブランドとはVISAやMasterCard、JCBなど、そのクレジットカードが採用している決済システムのことです。
ホテルやお店が提携している国際ブランドと自分の持っているクレジットカードの国際ブランドが一緒でなければ使うことができないため、クレジットカード選びでは最も重要な判断ポイントとなります。
日本ではどの国際ブランドも問題なく使えることが多いですが、タイでは圧倒的にVISAとMasterCardが使いやすいです。
VISAとMasterCardは国際ブランドの中でも提携店の数が多く、世界的に有名な決済関連レポート「The Nilson Report(ザ・ニルソン・レポート)」の調査(Purchase Transactions On Global Cards 2017)によると2017年の世界でのクレジットカード取引数はVISAが1位、MasterCardが2位と言われています。
そのため、今回発行するクレジットカードをメインで使うのであれば、必ずVISAのクレジットカードを発行するようにしましょう。
また、複数枚のクレジットカードを持っている場合は、VISAのクレジットカードを選んで持っていきましょう。
選び方2.海外旅行保険が充実して、キャッシュレスも可能であること
クレジットカードに付帯された海外旅行保険があれば、旅行中に病気やケガをしても医療費を支払う必要がなくなります。
海外旅行保険が充実しているか判断するポイントは『傷害治療補償と疾病治療補償の補償額』です。
海外旅行保険は補償範囲ごとにいくつか項目がわかれており、傷害治療補償はケガの治療費、疾病治療補償は病気の治療費を補償する項目にあたります。
クレジットカードのランクごとに傷害治療補償と疾病治療補償の相場を見ると、
- 年会費無料のクレジットカード:0円~50万円
- 年会費数千円のクレジットカード:50万円~100万円
- ゴールドカード:200万円
- プラチナカード以上:300万円
といった感じ。
タイの医療費水準を考えると、少なくとも200万円以上付帯されていると安心です。
意識不明の重体や大掛かりな手術以外であれば、200万円を超える医療費がかかることはありませんので、クレジットカード付帯の海外旅行保険だけでも十分カバーできます。
また、補償額だけではなくキャッシュレス診療にも対応しているか確認しておきましょう。
キャッシュレス診療に対応していれば、お金を払わずに診療・治療を受けることができます。
一方、キャッシュレス診療に対応していなければ、仮に傷害治療補償と疾病治療補償が200万円あったとしても、現地では自分で立て替えておく必要があります。
何十万円もするバーツを用意するのは大変ですし、カード払いもショッピング枠の関係で全額払えない可能性もありえますよね?
タイではバムルンラート病院のように「現金かキャッシュレスで払えないなら別の病院へ行ってください」と受診拒否をする病院もありますので、スムーズに治療を受けるためにも必ずキャッシュレス診療の有無を確認しておきましょう。
選び方3.キャッシング枠のないクレジットカードは選ばない
タイでは現金を使う機会も多いため、キャッシング枠のあるクレジットカードを持っていくと便利です。
もしこれから発行するのであれば、申し込みの際にキャッシング枠を20万円に設定しておきましょう。これぐらいの枠があれば、仮に緊急でお金が必要になったときも安心して対応できます。
逆に30万円以上の枠で申し込むと審査難易度が上がってしまいますので、注意してください。
また、学生カードの場合はキャッシング枠が用意されていないことがあります。発行の際に間違って選ばないようにしましょう。
タイ旅行におすすめのクレジットカード
以上の選び方をもとに、タイ旅行におすすめのクレジットカードをご紹介します。
エポスカード
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外:最高500万円(自動付帯) | |
ポイント | 200円⇒1P(エポスポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.5% |
- 年会費無料カードの中ではトップレベルの傷害・疾病治療補償の充実度
- 国内飲食店やカラオケの優待サービスが豊富
- 全70種類の豊富なカードデザインで女性から人気
まずおすすめなのがエポスカード。
おすすめの理由は『充実した海外旅行保険』と『タイ国内での優待割引特典』の2つがあるからです。
エポスカードの年会費は無料ですが、海外旅行保険としてケガの治療費補償が200万円、病気の治療費補償が270万円まで補償されています。
付帯条件も自動付帯(エポスカードを持っているだけで適用)なので、特に手続きなども必要ありません。
もちろんキャッシュレス診療にも対応。
優待割引に関しては、エポスカード会員専用の優待サイト「エポトクプラザ」で紹介されているショップやレストラン、ホテル、マッサージ店、百貨店などで10%~15%OFFにしてもらえます。
適用条件も「クーポン画面をスマホで見せてエポスカードで支払うだけ」と、とても簡単。
キャッシング枠も最大50万円まで用意してもらえます。
年会費無料でここまで優秀なクレジットカードはなかなかありませんので、とりあえずエポスカードを発行しておけば間違いなしです。
三井住友カード A
年会費 | 1,500円(税抜) 初年度年会費無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard | |
旅行保険 | 海外/国内:最高2500万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼント) | |
マイル | ANA:0.03% |
- 世界中どこでも使える安心のクレジットカード
- 年会費が安く、海外・国内旅行保険がしっかりと付帯されている
- デュアル発行でVISA、MasterCard両方発行可能
三井住友カード Aも国際ブランドをVISAとMasterCardから好きな方を選ぶことができるため、支払い用のクレジットカードとして完璧。
さらに、エポスカードと違って年会費が発生する分、緊急時の電話対応が早い傾向にあります。
クレジットカードを盗まれたり、ATMにクレジットカードを飲み込まれてしまった場合など、急いで対応してもらいたい時ほどありがたいです。
私も帰国後に謎のホテル利用明細があった際にサポートを利用しましたが、すぐに海外ホテルまで問い合わせてくれ、何の利用だったかをすぐに調べてもらえました。
年会費無料のクレジットカードだとコスト削減のためにサポートが甘い傾向にありますので、「クレジットカードが使えなくなったり不正利用がとにかく心配」という慎重派な人ほどおすすめです。
海外旅行保険は傷害・疾病治療補償が100万円までしか補償されていないのでイマイチですが、キャッシュレス診療には対応しています。
キャッシング枠は最大で50万円まで対応していますので、20万円に設定することは十分可能です。
JCB CARD W
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外:最高2000万円(利用付帯) | |
ポイント | 1.00%(OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA/JAL/スカイ:0.6% |
- ずっと年会費無料
- ポイント還元率1.0%で普通のカードの2倍貯まりやすい
- 貯めたポイントでディスニーランド入場券もゲットできる
- 世界中で利用できるお得な優待割引がある
すでに支払い用のクレジットカードを持っているならJCB CARD Wをサブカードとして発行するのがおすすめ。
残念ながらタイ国内ではJCBは支払いとして使いづらいですが、エポスカード同様『お店での優待割引』や『現地のサポートラウンジ』があるため、よりお得で快適なタイ旅行を楽しむことができます。
お店での優待割引は「たびらば」内に掲載している飲食店やマッサージ店が対象。使い方もエポスカードと同じで「クーポン画面をスマホで見せてJCB CARD Wで決済するだけ」です。
現地のサポートデスクは「JCBプラザ ラウンジ バンコク」と呼ばれ、現地スタッフに日本語で美味しい飲食店を紹介してもらったり、カード紛失・盗難時の緊急サポートをしてもらえます。
無料Wi-Fiや荷物預けもできるので、使えるとかなり便利。
海外旅行保険は傷害・疾病治療補償がそれぞれ100万円まで補償。キャッシュレス診療にも対応しています。
キャッシングは他のクレジットカードと違ってATM手数料が無料(普通は1回税別100円~200円)なので優秀です。
セディナカードJiyu!da!
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/Mastercard/JCB | |
旅行保険 | – | |
ポイント還元率 | 0.50%~1.50%(わくわくポイント) | |
交換可能マイル | JAL:0.25% |
- 年会費無料で使える
- 海外キャッシングのATM手数料が無料
- ネットから簡単に繰り上げ返済可能
- 海外利用はポイント3倍
セディナカードJiyu!da!もJCB CARD Wと同じくATM手数料が無料なうえに、ネットから繰り上げ返済(返済日よりも前に返済すること)も可能ですので、利息を最小限に抑えられるのが特徴。
JCB CARD Wよりもさらにキャッシングに特化させたのが、このカードです。
「お得にバーツを準備できるクレジットカードを探している」という人におすすめ。
注意点としては『1回払いができず、リボ払いしかできない』こと。
リボ払いは、どれだけ使っても毎月一定額しか支払わなくていい支払い方法ですが、支払い期間が長くなるほど利息も多くなるデメリットがあります。
利息が多くなればトータルの支払い額が本来の支払い額よりも多くなりますので、できるだけ使わない方がいいです。
リボ払いの利息は『毎月の支払額をショッピング利用額と同じ金額にする』ことで回避できますので、セディナカードJiyu!da!を発行したら忘れずに設定しておきましょう。
毎月の支払額はカード発行後に用意される公式サイトのマイページから、いつでも変更できます。
MileagePlusセゾンカード
年会費 | 3,300円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/MasterCard/AMEX | |
旅行保険 | 海外:3,000万円(自動付帯) | |
ポイント | – | |
マイル還元率 | マイレージプラス:0.5%(通常時) :1.5%(マイルアップメンバーズ加入時) |
- マイルアップメンバーズに加入すると1,000円=15マイルで貯められる!
- コスモ石油では1,000円=25マイル貯められる
- VISAやMasterCardがあるから海外でも使える
タイ国際航空のマイルを貯めたいならMileagePlusセゾンカードがおすすめ。
マイルアップメンバーズと呼ばれるマイルアップ制度に加入することで、1,000円利用ごとに15マイルを貯めることができます。
貯めたマイルはタイ国際空港の特典航空券に交換できますので、無料でタイに行くことも可能です。
タイ国際空港が発行するクレジットカードもありますが、MileagePlusセゾンカードの方が圧倒的に貯めやすく、マイル有効期限も
- タイ国際空港のクレジットカード:2年間
- MileagePlusセゾンカード:18ヶ月以内に新しく貯めると全マイルの有効期限が延長
となっていますので、MileagePlusセゾンカードの方が安心して気長にマイルを貯めることができます。
国際ブランドはVISA、MasterCard、AMEXの中から選べますので、VISA(またはMasterCard)を選んでおけば支払い用としても問題なく使えます。
また、海外旅行保険は傷害・疾病治療補償がそれぞれ300万円も補償されていますので、ゴールドカードを持っていくよりも安心。
エポスカード 今なら新規入会で2,000円分のエポスポイントプレゼント! | |
三井住友カード A 今なら新規入会&Vpassアプリログインで利用金額の20%最大12,000円プレゼント! | |
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