台湾旅行に必要な海外旅行保険をどうするかって悩みますよね。保険会社のものに加入するか、クレジットカードに付帯されているものを利用するかの2つが選択肢となりますが、どちらもメリット・デメリットがあるため選びにくいのも頷けます。
ただ、できればクレジットカードの海外旅行保険を利用したいですよね。保険費用も節約できるわけですし。
そこで今回は、「台湾旅行はクレジットカードの海外旅行保険で大丈夫なのか?」「どれぐらいの補償額があれば安心できるのか」ということについて解説して行きたいと思います。
台湾旅行ならクレジットカードの海外旅行保険でも大丈夫な可能性が高い
クレジットカードの海外旅行保険よりも保険会社の海外旅行保険が優位な点は『病気やケガの補償額が高額』という部分です。クレジットカードの海外旅行保険は1枚あたり100万円~300万円の補償額ですが、保険会社の海外旅行保険なら1,000万円~無制限まで補償してもらえます。
アメリカやヨーロッパなど医療費の高い国では「1日入院しただけで100万円」とも言われているため、高額な保険会社の海外旅行保険は魅力的です。
では、医療費の安い台湾はどうでしょうか?
東京海上日動が調査した2014年の台湾の医療費をチェックすると以下が目安となります。
費用項目 | 病院タイプ | 医療費 |
---|---|---|
病院の部屋代 (1日あたり) | 公立病院 |
|
私立病院 |
| |
入院保証金 | 公立病院 | 不要 |
私立病院 | 不要 | |
手術費 | 公立病院 |
|
私立病院 |
| |
外来初診料 | 公立病院 | 約4,800円~約10,500円 |
私立病院 | 約4,800円~約12,100円 | |
現地から日本への移送費 | 約1,207,400円 (ストレッチャー使用、定期便利用、付き添い医師1名、看護師1名) |
欧米諸国の『1日入院で100万円』から考えると、かなり安いですよね。確率的に高そうな腹痛や下痢なども、上記よりさらに安い費用で治療を受けられますので、多めに現金を持って行けばそれだけで済ませることも難しくありません。
このことから考えても、台湾旅行ならクレジットカードの海外旅行保険の補償額でも十分カバーできるという結論になります。
心配性な人は追加で海外旅行保険を付帯するのもあり
ただ、上記はあくまでも私個人の意見ですので、どうしても不安な人は追加でクレジットカードを複数枚持って海外旅行保険の補償額を上乗せしたり、保険会社の海外旅行保険に追加で加入するといいでしょう。
複数枚持ちによる補償額の上乗せは年会費無料のクレジットカードや安めのクレジットカードでも十分可能ですので、「あまり費用をかけたくない」という場合におすすめです。詳しくは補償額1,000万円以上!旅行好きが選ぶ海外旅行保険が充実したおすすめクレジットカードで解説していますので、そちらを参考に。
保険会社の海外旅行保険に加入するなら『クレジットカードの海外旅行保険に上乗せできるタイプ』がおすすめです。具体的には損保ジャパンの新・海外旅行保険off!(オフ)やエイチ・エス損保のネット海外旅行保険「たびとも」、ジェイアイ傷害火災の「t@bihoたびほ」などがあります。
傷害治療補償と疾病治療補償の補償額を上乗せする
海外旅行保険は細かくいくつかの項目に分かれており、その中で一番利用頻度の高い項目が『傷害治療補償』『疾病治療補償』『携行品損害補償』の3項目
- 傷害治療補償…ケガの治療費を補償
- 疾病治療補償…病気の治療費を補償
- 携行品損害補償…持ち物の盗難や破損を補償
クレジットカードの海外旅行保険に上乗せできるタイプの海外旅行保険では、これらの項目をだけに絞って補償額を上乗せすることができます。全ての項目を上乗せするよりも保険費用の節約にもなりますので、お得度も高いです。
無制限の補償額を上乗せすればクレジットカードの海外旅行保険では実現できない完璧な状態で海外旅行を楽しむことができますので、どうしても不安な場合は契約しておきましょう。
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