JCB CARD WはAmazonでの利用がポイントアップの対象となっており、1,000円=4ポイントでOkiDokiポイントを貯めることができます。
一方、Amazonが発行するクレジットカードであるAmazon MasterCardクラシックも同等のポイント還元率を誇っているため「どちらを使った方がお得なのか知りたい」という方も多いはず。
私自身はAmazonだけではなくコンビニやガソリンスタンドなどでも効率よくポイントが貯められることに魅力を感じJCB CARD Wを発行しましたが、例えばAmazon専用のクレジットカードを探している場合はAmazon MasterCardクラシックを発行した方がお得度が高いです。
このように使い方によって「どちらがお得なのか?」は変化しますので、このページではJCB CARD WとAmazon MasterCardクラシックのポイントを比較し、優劣を付けていきたいと思います。
JCB CARD WとAmazon MasterCardクラシックのスペック比較表
JCB CARD W | Amazon MasterCardクラシック | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 1,250円(※) |
貯まるポイント | OkiDokiポイント | Amazonポイント |
ポイント還元率 (通常利用) | 1.0% | 1.0% |
ポイント還元率 (Amazon利用) | 2.0% | プライム会員:2.0% 非プライム会員:1.5% |
ポイント有効期限 | 24ヶ月 | 12ヶ月 |
マイル還元率 | ANAマイル:0.3% JALマイル:0.3% スカイマイル:0.3% | – |
ポイント付与対象の電子マネー | QUICPay | iD |
Apple Pay | 対応 | 対応 |
Google Pay | 対応 | 対応 |
Amazonでのポイントの貯まりやすさを比較
- JCB CARD W:1,000円 = 4ポイント
- Amazon MasterCardクラシック(非プライム会員):100円 = 1.5ポイント
- Amazon MasterCardクラシック(プライム会員):100円 = 2ポイント
まず基本的な部分から整理していきましょう。
JCB CARD WはAmazonで1,000円利用ごとにOkiDokiポイントが4ポイント貯まります。
一方、Amazon MasterCardクラシックは100円利用ごとにAmazonポイントが1.5ポイント~2ポイント貯まります。1,000円換算すると15ポイント~20ポイントです。
これだけ見ると、1,000円利用したときにAmazon MasterCardクラシックの方が10ポイント以上も多くもらえるためAmazon MasterCardクラシックの方がお得に感じます。
では、なぜJCB CARD Wの方が本家AmazonカードよりもAmazonでお得だと言われているのでしょうか?
その秘密は『1ポイントあたりの価値』にあります。
ポイント還元率を比較
- JCB CARD W:1ポイント = 最大5円
- Amazon MasterCardクラシック:1ポイント = 1円
JCB CARD WのポイントであるOkiDokiポイントは、1ポイントあたり最大5円で利用することができます。例えば、nanacoポイントやWAONポイント、ビックポイントなどがその対象となります。
AmazonでJCB CARD Wを利用すると1,000円=4ポイント貯まるため、結果的に1,000円ごとに20円還元されることになるため、ポイント還元率は2.0%です。
一方、Amazon MasterCardクラシックは1ポイント=1円でしか使えませんので、1,000円ごとに15円~20円の還元となります。
プライム会員であればJCB CARD WとAmazon MasterCardクラシックのお得度は互角、非プライム会員の場合はJCB CARD Wの方がお得度が高いです。
さらに、プライム会員は年会費4,900円(税込)が必要であることを考えると、年会費無料で使えるJCB CARD Wの方が総合的なお得度が上だと言えます。
ですので、「JCB CARD Wは本家Amazonのクレジットカードよりもお得」と言えるわけです。
ポイントをAmazonで使うときのお得度を比較
ただし、先ほどの話は少し注意が必要です。
というのも、OkiDokiポイントは1ポイント=最大5円ですが、使い道によっては価値が4円や3円などに減るからです。
OkiDokiポイントのAmazonでの利用は1ポイント=3.5円。
AmazonでJCB CARD Wを決済に使用し、OkiDokiポイントもAmazonで使うと、
- JCB CARD W:1,000円 = 4ポイント = 14円
- Amazon MasterCardクラシック:1,000円 = 15ポイント = 15円
と、Amazon MasterCardクラシックの方がお得度は高くなります。
もちろん、プライム会員も1,000円あたりの還元金額はJCB CARD Wより多くなるので、Amazon MasterCardクラシックを使った方がお得です。
以上のことから、クレジットカードの使い道をAmazonに集約させる場合はAmazon MasterCardクラシックの発行が最適です。
具体的には「Amazonの決済用クレジットカードが欲しい」という人ですね。
「光熱費の支払いや食費の支払いで貯めたポイントをAmazonで消化したい」という人は、次のことも考慮してどちらのクレジットカードを発行するべきか考える必要があります。
Amazon以外でのポイントの貯まりやすさを比較
JCB CARD WはAmazon以外にもポイントアップの特約店が用意されています。
ポイントアップ提携店 | アップ倍率 |
---|---|
昭和シェル | 2倍 |
ENEOS | 2倍 |
Amazon | 4倍 |
スターバックス | 10倍 |
ビックカメラ | 2倍 |
セブンイレブン | 3倍 |
一休.comレストラン | 3倍 |
小田急百貨店 | 3倍 |
ワタミグループ | 3倍 |
ニッポンレンタカー | 2倍 |
高島屋 | 3倍 |
AOKI | 5倍 |
箱根小涌園 天悠 | 2倍 |
ホテル椿山荘東京 | 5倍 |
ドミノ・ピザ | 2倍 |
洋服の青山 | 5倍 |
一休.com(宿泊予約) | 3倍 |
例えば、ENEOSでガソリンを入れているのであれば、Amazon MasterCardクラシックではなくJCB CARD Wで支払った方が1,000円あたり5円お得です。
ポイント使い道をAmazonに限定しても、
- JCB CARD W:1,000円 = 3ポイント = 10.5円
Amazon MasterCardクラシック:1,000円 = 10ポイント = 10円
と、1,000円あたり0.5円JCB CARD Wの方がお得な計算になります。
Amazon MasterCardクラシックはAmazon以外でポイントアップになる店舗が用意されていないため、日常生活でポイントを貯める場合はJCB CARD Wの方が効率的なケースも多いです。
JCB CARD Wのポイントアップ店は上記で紹介した店舗で全てですので、ザっと目を通してみましょう。
私はAmazonよりもセブンイレブンでポイントを貯める機会の方が圧倒的に多かったため、JCB CARD Wを選択しました。
ポイントの使い道を比較
Amazson以外でポイントを使う予定がない人は興味がないかもしれませんが、一応比較しておきます。
Amazon MasterCardクラシックはAmazon以外で使い道はありません。
一方、JCB CARD WはAmazon以外にも様々な使い道が用意されています。電子マネーやギフトカード、他社ポイント、ディズニーリゾートのパークチケットなど使い道に困ることはありません。
関連記事:OkiDokiポイントの使い道
クレジットカードを長く使っているとポイントの使い道が変化することは珍しくありませんので、長い目で見ればJCB CARD Wの方が多様性があって使い勝手はいいです。
まとめ
Amazon MasterCardクラシックはお得度が高く見えますが、実際はAmazonに限定して使う必要があるため、使い勝手まで考慮するとJCB CARD Wに軍配が上がります。
また、ポイントの使い道をAmazon以外にまで広げれば、1,000円あたりの還元金額もJCB CARD Wの勝ちとなりますので、やはり総合的なお得度はJCB CARD Wの優勢となります。
Amazon用のクレジットカードを探している場合はAmazon MasterCardクラシック、それ以外の場合はJCB CARD Wが最適です。
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