韓国は日本からも近いこともあり、カード会社が力を入れて事業拡大しています。そのため、適切なクレジットカードを選ぶことで
- どのお店やホテルでも安心して支払いに使える
- 免税店や飲食店が割引価格で利用できる
- 旅行中に現地デスクで日本語サポートを受けられる
といったメリットを得ることができます。
このページでは「どのカードを選べばいいのかわからない…」という人のために『韓国で使えるクレジットカードの最適な選び方』と『韓国で使えるお得な特典を持ったおすすめクレジットカード』をご紹介しています。
また、支払いとしてどこでも使えるだけではなく、ロッテ免税店の化粧品や香水を5%~10%割引で買える『エポスカード』やラピートの乗車券と特急券を半額で買える『JCB CARD W』など、他のクレジットカードにはない限定的な特典を持ったカードのみを厳選していますので、この中から選べば他の人よりもお得な韓国旅行を楽しめますよ。
韓国旅行におすすめのクレジットカードの選び方
まずはクレジットカードの選び方について簡単にご紹介していきたいと思います。
選び方1.国際ブランドはVISA、MasterCard、JCBの3つから選ぶ
クレジットカードには国際ブランドと呼ばれるマークがついています。おそらくクレジットカードに詳しくない人もVISA(ビザ)やMasterCard(マスターカード)、JCB(ジェーシービー)などは聞いたことがあるかと思います。
各カードごとに付いている国際ブランドは違いますし、下画像の楽天カードのように同じクレジットカードでも複数の国際ブランドを持っていることがあります。
ホテルやお店ごとに提携している国際ブランドは違い、
「A店ではVISAが使えた!」
「BホテルではMasterCardとJCBが使えた!」
「CレストランではAMEX(アメリカン・エキスプレス)しか使えなかった…」
といった感じで、自分の持っているクレジットカードと同じ国際ブランドと提携した場所(お店やホテル、ATMなど)で使うことができます。
このことからも分かるように、持っていくクレジットカードの国際ブランドを間違えると海外で使えないトラブルが発生します。
では、どの国際ブランドを選べばいいのでしょうか?
日本ではどの国際ブランドでも問題なく使えることが多いですが、世界的にはVISAとMasterCardが高いシェア率を誇っており、「海外ではVISA(またはMasterCard)を持っていけば支払いに困ることはない」が海外旅行好きの常識です。
国内で有名なJCBは世界シェアは3%ほどしかなく、外国人からすれば「そんな国際ブランド聞いたことがない」と言われるほどマイナーであり、支払いで使えないお店の方が多いです。
ただ、韓国は日本人観光客が非常に多いためJCBでも問題なく使えることが多いため、韓国で問題なく使える国際ブランドはVISA、MasterCard、JCBの3つとなります。
イメージ的には「VISA > MasterCard > JCB(VISAが一番使えるという意味)」の順番で使えるお店が多いです。
一方、AMEXとダイナースのクレジットカードは使えないお店が多いです。これらの国際ブランドは提携手数料が高いため、お店側が対応に消極的なことが理由。
AMEXとダイナース系のクレジットカードは旅行を快適にしてくれるサービスが多いですが、支払い用としては微妙ですので、今回は選ぶ必要ありません。
韓国の飲食店や免税店、ホテルなどの支払いで使えるのはVISA、MasterCard、JCBの国際ブランドが付いたクレジットカードだと分かりましたね。では、お得度が高いのはどのカードなのでしょうか?
選び方2.割引優待のあるクレジットカードでお得な韓国旅行に
クレジットカードの中には韓国で使える割引優待を用意しているカードもあります。
レストランやレジャースポット、百貨店、飲食店、コスメ・ファッションショップなど様々な場所で割引してもらえるので、よりお得に韓国旅行を楽しむことができます。
年会費無料のクレジットカードの中で特に割引優待の数が多いのが以下の2枚。
【韓国の優待割引があるカード】
JCB CARD Wは会員専用アプリ「たびらば」の中にクーポンが用意されており、韓国中のお店を割引価格で利用することができます。
利用方法も『スマホ画面のクーポンを見せて、JCB CARD Wで支払うだけ』と非常に簡単。
あらかじめスクショを取っていればWi-Fiも必要ありません。
また、アプリ内では現地のキャンペーン情報やスタッフによるおすすめスポット紹介などもあり、ガイドブックとして活用することも可能です。
一方、エポスカードは韓国ロッテ免税店で5~10%割引になる優待があります。
正確には『ロッテ免税店カード(ロッテ免税店の会員カード)を無条件で発行できる特典』が付いており、ロッテ免税店カードを利用することで5%~10%の割引になります。
ロッテ免税店カード対象店舗は以下の通り。
- 明洞本店
- ワールドタワー店
- COEX店
- 仁川空港店
- 金浦空港店
- 金海空港店
- 釜山店
- 済州店
エルメスをはじめとした高級ブランドのバッグや財布は対象外ですが、化粧品など比較的安価なものはほぼ全て割引対象となります。
たびらばには韓国ロッテ免税店での割引がありませんので、韓国ロッテ免税店でコスメや食品などを買う予定の方はエポスカードがおすすめです。
⇒エポスカード申込ページ(ネット入会で2,000円分のポイントプレゼント中)
エポスカードの国際ブランドはVISA、JCB CARD Wの国際ブランドはJCBですので、どちらのクレジットカードも支払い用として問題なく使えることがわかりますね。
選び方3.海外旅行保険は傷害治療補償と疾病治療補償が100万円以上補償されるものを選ぶ
支払い用として使うだけなら、先ほどの2つのポイントを満たしたクレジットカードで十分なのですが、もっとクレジットカードを有効に活用したいのであれば、海外旅行保険の有無もチェックしてみましょう。
海外旅行保険があれば、渡韓中にケガや病気、持ち物の紛失などのトラブルで発生するお金を補償してもらうことができますので、安心して旅行を楽しむことができます。
また、海外旅行保険はネットや空港でも加入できるのですが、保険料が発生しますので、クレジットカードの海外旅行保険を利用することで節約につながります。
では、海外旅行保険が付いているクレジットカードならどれでもいいのか?というと、そうではありません。
『海外旅行保険』と言っても、実際にはいくつかの項目に分かれており、それぞれの項目ごとに補償してもらえる範囲が違います。
具体的には以下のような補償項目があります(少し難しいのでサラッと見るだけでOKです!)
用語 | 意味 |
---|---|
傷害死亡 | 補償対象期間にケガをし180日以内に死亡した場合、この項目の補償金額が支払われます。クレジットカードの海外旅行保険が紹介されるとき「最高○○万円」と表記されているのは、この項目であるケースが多い。しかし、『死亡』という利用確率の低い項目である。 |
後遺障害 | 補償対象期間にケガをし180日以内に後遺障害が生じた場合、この項目の補償金額の4%~100%が後遺障害の程度に応じて支払われます。傷害死亡と同等の最高補償額が設定されているケースが多い。 |
傷害治療補償 | 補償対象期間にケガをした場合にかかる治療費や入院費などの医療費を補償する項目(自宅~空港間でケガをした場合も補償対象)。利用頻度が一番高いため、海外旅行保険を重視する場合はこの項目の補償金額を確認する。 |
疾病治療補償 | 補償対象期間に病気になった場合にかかる治療費や入院費などの医療費を補償する項目(帰宅後に発症した病気は補償外)。傷害治療補償と同じく利用頻度が一番高いため、海外旅行保険を重視する場合はこの項目の補償金額を確認する。 |
救援者費用 | 捜索や救助、移送が必要になった際にかかった費用や、死亡・入院によって親族が現地に来るまでの費用・宿泊費などを補償する項目。 |
賠償責任 | 他人にケガをさせたり、他人のモノを壊した際に発生する費用を補償する項目。法律上の損害賠償責任を負った場合のみ補償してもらえるため、個人間で弁償した場合は補償されません。 |
携行品損害 | 持ち物が盗難・破損にあった際に発生する修理費用または商品価格(時価)を補償する項目。 |
見るべき項目は『傷害治療補償』『疾病治療補償』『携行品損害』の3つだけ。
傷害治療補償はケガの治療費や入院費を補償、疾病治療補償は病気の治療費や入院費を補償、携行品損害はスマホやカメラを壊してしまった時の修理費用を補償してくれます。
国の調査(海外旅行保険における疾病リスクの補償範囲拡大の変遷と今後の課題)でも、海外旅行保険の補償項目別事故件数は傷害治療費用と疾病治療費用が45.9%、携行品損害が34.9%と海外旅行での事故の80%近くを占めている結果が出ていますので『傷害治療補償』『疾病治療補償』『携行品損害』の3項目がしっかりと補償されているクレジットカードを韓国旅行に持っていくと安心です。
では、具体的に「いくら補償されていればいいのか?」という話ですが、韓国旅行であれば100万円~200万円補償されていると安心です。
韓国は他の国と比べると医療費が安く、例えば、風邪の診察&治療費なら3,000円ですし、骨折して入院したとしても入院費用は1日6,700円ほどですからね。
100万円~200万円もあれば、命の危険に関わる大きな事故に巻き込まれない限りは、全てクレジットカードの海外旅行保険でカバーすることができます。
韓国旅行におすすめのクレジットカード
以上の3つのポイントを満たした、韓国旅行におすすめのクレジットカード3枚をご紹介します。
エポスカード
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | 海外:最高500万円(自動付帯) | |
ポイント | 200円⇒1P(エポスポイント) | |
マイル | ANA/JAL:0.25% |
- 年会費無料カードの中ではトップレベルの傷害・疾病治療補償の充実度
- 国内飲食店やカラオケの優待サービスが豊富
- 全70種類の豊富なカードデザインで女性から人気
エポスカードには「充実した海外旅行保険が付帯されている」「韓国ロッテ免税店で最大15%割引」の2つのメリットがあります。
年会費無料のクレジットカードでありながらゴールドカード並みの傷害治療補償(ケガの治療費に支払われる補償)と疾病治療補償(病気の治療費支払われる補償)が付帯されているのが特徴。韓国は医療費が高くないので1週間入院しても10万円ぐらいしかかかりませんが、それでも保険でカバーするのと自分で支払うのはかなり違いますよね。
エポスカードの保険適用条件は「自動付帯」なので、カードを旅行に持っていくだけで保険を適用してもらうことができます。旅行前に難しい手続きが必要になることも一切ありません。
また、エポスカードには韓国ロッテ免税店で最大15%OFFになる優待特典もありますので、韓国旅行を節約しながら満喫することができますよ。お金が浮けば、その分ご飯代やエステ・マッサージに通うお金に回すことができるので、より観光を楽しめます。
割引してもらえるお店の数はJCB CARD Wよりも少ないですが、国際ブランドがVISAであるため、支払いはエポスカードの方が使いやすいです。
海外ではクレジットカードを2枚持っておくのが鉄則ですのでJCB CARD Wとエポスカードの2枚持ちが最強ですが、もしどちらか1枚を選ぶのであれば「エポスカード」の方がおすすめです。
JCB CARD W
年会費 | 無料 | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外:最高2000万円(利用付帯) | |
ポイント | 1.00%(OkiDokiポイント) | |
マイル還元率 | ANA/JAL/スカイ:0.6% |
- 39歳以下ならずっと年会費無料
- 普段の生活からポイント2倍!海外利用なら4倍!
- 貯めたポイントでディスニーランド入場券もゲットできる
- 世界中で利用できるお得な優待割引がある
- 海外ATMの手数料が無料
JCB CARD Wは39歳以下向けに作られたクレジットカード。定番のクレジットカードで「JCBならとりあえずコレを選んでおけば間違いなし」という感じです。
先ほども少し解説したように、JCB会員専用アプリ「たびらば」でレストランやレジャースポット、百貨店、飲食店、コスメ・ファッションショップの割引クーポンが利用可能になるため韓国旅行がお得になります。
また、JCB CARD Wを持っているとJCBプラザ ラウンジを使えるのも魅力。
JCBプラザ ラウンジとは、海外現地にある会員専用ラウンジです。現地スタッフによる日本語サポートを受けることができ、地元の美味しい飲食店の紹介から緊急時の対応までやってもらえます。
【JCBプラザ ラウンジでできること】
- JCB加盟店情報、観光情報の提供
- ホテルやレストラン、各種チケットの予約代行
- JCBカード紛失・盗難時の緊急サポート
- Wi-Fi無料サービスの提供
- インターネット、プリントアウト無料サービス
- 日本語新聞、雑誌の閲覧
- 現地ガイドブック、情報誌の閲覧
- ドリンクサービス
- マッサージ機
- レンタル傘サービス
- お荷物の当日中一時預かりサービス(貴重品や金券など一部は預かり不可)
どれも魅力的なものばかり。
エポスカードにはこのような現地サポートがありませんので、より安心で快適な韓国旅行を楽しみたい人はJCB CARD Wがおすすめです。
三井住友カード デビュープラス
年会費 | 無料(※) | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA | |
旅行保険 | – | |
ポイント | 1,000円⇒2ポイント(ワールドプレゼントポイント) | |
マイル還元率 | ANA:0.6% |
- 世界中どこでも使える安心のクレジットカード
- 年会費が安く、通常時からポイント2倍で貯まる
- クレヒスを育てることでゴールドカードにグレードアップできる
三井住友カード デビュープラスは大学生や新社会人向けのクレジットカード。国内メガバンクの三井住友銀行が発行しているため、セキュリティ面がしっかりとしているのが大きな魅力です。
韓国はそこまでスキミングや盗難などの被害が多くはないですが、万が一トラブルにあったときサポートセンターが丁寧に対応してくれます。
私も過去に利用したことがありますが、レスポンスが早く非常に助かりました。
また、「世界のお得なお店優待ガイド」という三井住友カード会員専用のクーポンアプリが使えるのも魅力。
割引対象店の数はJCB CARD Wよりも少ないですが、レストランやスパ、ショップなどで割引してもらえます。
年に1度でもカードを利用すれば次年度の年会費を無料にできますので、持っていて損になることはありません。
※前年1回以上のご利用があれば(ご利用が無い場合、税抜1,250円+税)
エポスカード | |
JCB CARD W | |
三井住友カード デビュープラス |
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