JCB CARD Wは他のJCBカードと比較して2倍多くポイントをもらうことができます。
そのため、実質1,000円=6マイル(詳しい計算式は後述)で貯めることができ、マイル還元率は0.6%に。
JCBのANA一般カードやANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)は、通常1,000円=5マイルでANAマイルに交換できますので、JCB CARD Wの方が効率よくマイルが貯まります。
しかし、一方でANA一般カードやソラチカカードは別途年会費を支払うことでマイル還元率をアップできるので、「どっちを使うべきかわからない…」と悩みますよね。
そこで、このページではJCB CARD Wのマイル還元率やマイル交換先など基本的な情報から、他のクレジットカードと比較して「どちらの方がマイルを貯めるのにおすすめか?」まで詳しく解説していきたいと思います。
マイルを貯めて無料で飛行機に乗って旅行へ行きたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【まずは基本】JCB CARD Wのマイル還元率
JALマイル | ANAマイル | スカイマイル | |
---|---|---|---|
交換レート | 1P ⇒ 3マイル | 1P ⇒ 3マイル | 1P ⇒ 3マイル |
最小交換単位 | 500P | 500P | 500P |
マイル還元率 | 0.3% | 0.3% | 0.3% |
JCB CARD Wのマイル還元率や交換レートは上記の通り。
マイル交換先はANAマイル、JALマイル、スカイマイル(デルタ航空)の3つ。マイル還元率は全て0.3%です。
基本的にどのマイルに交換してもお得度は変わりません。
ただ、JCB CARD Wは1,000円利用ごとに2ポイント貯まりますので、実質マイル還元率は0.6%となります。
1,000円 =2ポイント =6マイル(1,000円ごとに6マイル貯まるので還元率は0.6%)
一般的なクレジットカードのマイル還元率は0.25%~0.3%ですし、ANAカードやJALカードなどの一般カードも通常はマイル還元率0.5%であることを考えると、JCB CARD Wはマイルの貯まりやすいクレジットカードに分類されます。
しかも、JCB CARD Wは年会費が無料。
マイルを貯めやすいと言われているクレジットカードは年会費が有料なものばかりですから、この点を考えてもJCB CARD Wは優秀なクレジットカードだと言えます。
「マイルを貯めたいけど、年会費をかけるほどではない」という人ほどJCB CARD Wは相性がいいです。
マイル交換先が多いのは魅力
他のクレジットカードは「JALマイルだけ交換可能」「ANAマイルだけ交換可能」といったように特定のマイルにしか交換できないケースが多いですが、JCB CARD Wのポイント(OkiDokiポイント)なら3つのマイルに交換できます。
メイン利用する航空会社が変わることは珍しくありませんので、気軽に交換先を変えられるのは魅力。
ANA SKYコインにも交換可能
ANAではマイル以外に「ANA SKYコイン」というものがあります。交換レートはANAマイルと同じで、1ポイント⇒3コイン(還元率0.3%)です。
ANA SKYコインは航空券割引や別のポイントサービスに使うことができ、マイルの有効期限切れを防ぐことができます。(ANA SKYコインの有効期限は1年)
【ANA SKYコインの使い道】
- 10コイン(10円分)単位で利用可能
- 航空券や旅行商品に使える
- 燃油サーチャージの支払いにも利用可能
使い道もマイルよりも幅広いため、場合によってはANA SKYコインの方が使いやすいこともあります。
JCB CARD Wでマイルを貯めるのはあり?
JCB CARD Wでマイルを貯めるのは「ありか?」「なしか?」という話は、どれぐらい本気でマイルを貯めたいのかで変わります。
【見分け方】
- マイルを貯めたいが年会費はかけたくない ⇒ JCB CARD WでOK
- 2~3年かけてのんびりマイルを貯めたい ⇒ JCB CARD WでOK
- 本気でマイルを貯めたい ⇒ ANAカードやJALカード
お金をかけたくない or のんびり貯めるならJCB CARD WでOK
先ほども解説したように、お金をかけたくない人や急いでマイルを貯める予定がない人にとってはJCB CARD Wは最適なクレジットカードです。
年会費はかかりませんし、マイル還元率自体も0.6%と非常に優秀。これ以上最適なクレジットカードはありません。
ガッツリ貯めるなら航空系クレジットカードが最適
一方、本気でマイルを貯めたい人であれば、ANAカードやJALカードなどの航空系クレジットカードを発行し、用意された有料のマイルアッププログラムに加入するのが最適です。
例えば、JCBのANA一般カードであれば年会費5,000円を別途支払うことで、1ポイント=10マイルで交換できる『10マイルコース』というマイルアッププログラムに参加できます。
マイル還元率に換算すると1.0%。
JCB CARD Wのマイル還元率は0.6%ですから、移行手数料を支払えばANA一般カードの方が効率よくマイルを貯められます。
JCB CARD W | ANA一般カード | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 2,000円 |
国際ブランド | JCB | JCB/VISA/MasterCard |
マイル還元率 | 0.6% (1,000円=2P=6マイル) | ・0.5%(5マイルコース) (1,000円=1P=5マイル) ・1.0%(10マイルコース) (1,000円=1P=10マイル) |
移行手数料 (10マイルコースの場合) | – (利用不可) | 年5,000円 (VISA、MasterCardは年6,000円) |
トータルの年会費は高くなってしまいますが、一定以上の金額を使えば年会費以上のお得さを得ることができます。
以下の表を見てください。
年間利用金額 | JCB CARD W | ANA一般カード |
---|---|---|
1,000円 | 6マイル | 10マイル |
50万円 | 3,000マイル | 5,000マイル |
100万円 | 6,000マイル | 10,000マイル |
150万円 | 9,000マイル | 15,000マイル |
175万円 | 10,500マイル | 17,500マイル |
200万円 | 12,000マイル | 20,000マイル |
250万円 | 15,000マイル | 25,000マイル |
300万円 | 18,000マイル | 30,000マイル |
1マイル=1円換算で考えると、年間175万円使えば年会費の差は全てペイすることができ、かつ175万円以上の利用で貯まるマイルの数もANA一般カードの方が多くなります。
また、1マイルの価値は『グレードの高い席(ビジネスクラスやファーストクラス)』や『人気の航路』の航空券であるほど上がり、2円や3円、10円以上になることも考慮すれば、年間利用金額175万円未満でも十分年会費のもとを取ることが可能です。
少し難しい話になってしまいましたが、基本的にはJCB CARD WよりもANA一般カードの方が効率よくマイルを貯められるという話です。
JALマイルやスカイマイルに関しても、JALカードやデルタカードなど各航空会社が発行するクレジットカードの方がマイル還元率が高い(基本的には還元率0.5%以上)ため、本気でマイルを貯めたい場合はそちらの方がおすすめです。
【本気でマイルを貯めたい場合はこちら】
まとめ
JCB CARD Wでマイルを貯めるメリットは
- 年会費がかからない
- 他の年会費無料クレジットカードよりもマイル還元率が高い
- ANAマイル、JALマイル、スカイマイルの中から選べる
といった部分です。
「毎年マイルで海外旅行へ行きたい!」という人は少し物足りないかもしれませんが、「マイルは貯めたいけど、あまりお金はかけたくない」「2年~3年かけてのんびりマイルを貯めたい」という人であれば、十分満足できるものとなっています。
また、セブンイレブンやAmazonなど、JCBの特約店で使えばポイント2倍や3倍でOkiDokiポイントを貯められますので、思った以上にザクザクとマイルを貯めることができますよ。
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