これまでJALカードSuicaにはCLUB-AカードやCLUB-Aゴールドカードといった上位カードが存在していませんでしたが、2018年7月ついにJALカードSuica ゴールドカードが登場しました。機能は「JAL CLUB-AゴールドカードにSuica機能が付帯された」とイメージしておくと分かりやすいかと思います。
『ショッピング時のマイルの貯まりやすさ』『搭乗時のボーナスマイルの多さ』『空港ラウンジの無料利用特典』に加え『Suicaオートチャージ』『ビューゴールドラウンジ利用特典』などが追加されます。陸で空でもJALマイルが効率よく貯められますので、通勤・通学でSuicaを利用される方は発行してみる価値ありですよ。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの特徴(メリット)
年会費 | 19,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高5000万円(自動付帯) | |
ポイント | 1,000円=5~15P(JRE POINT) | |
マイル還元率 | JAL:1.00%~2.00% |
- Suicaチャージやきっぷ購入でもマイルが貯まる
- オートチャージ機能付きだから利便性も◎
- 国内主要空港&海外2空港のラウンジを無料で使える
- 東京駅のビューゴールドラウンジも利用可能
- 自宅⇔空港間の手荷物無料宅配サービスあり
通常利用で100円=1JALマイルが直接貯まる
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードでは最初からショッピングマイル・プレミアムに加入した状態となりますので、100円利用するごとにJALマイルを1マイル貯めることができます。
普通のクレジットカードだと一度ポイントを貯め、そこからポイントをJALマイルに交換という形になりますので、還元率が悪かったり交換に手間がかかるデメリットがありました。それらを解決してくれるのがJALカードSuica ゴールドカード(というかJALカード全般)の強みです。
JR東日本での利用でJRE POINTが貯められる
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの最大の特徴がここ。他のJALカードとは違い、JR東日本の支払いでマイルとは別にJRE POINTも一緒に貯めることができます。
【JRE POINTが貯まるタイミング】
- オートチャージ
- Suicaへの入金(チャージ)
- 券売機での利用
- みどりの窓口・びゅうプラザ
- えきねっと
- PASMO利用可能区間のオートチャージ
VIEWプラス対象商品での利用であれば1,000円=15Pで、サンクスポイント対象商品であれば1000円=5PでJRE POINTを貯めることができます。
貯めたJRE POINTは1,500P⇒500マイル(ショッピングマイル・プレミアム加入時は1,500P⇒1000マイル)で交換できますので、JR東日本を利用する陸マイラーであれば必須の1枚とも言えます。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードなら新幹線でもお得にJALマイルを貯められる
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードであれば、新幹線に乗ったときにJALマイルを貯めることができます。
新幹線・JR特急列車の切符予約サイト「えきねっと」を利用すると『えきねっとポイント』と『JRE POINT』を同時に貯めることができ、えきねっとポイントは等価でJRE POINTと交換できるため、ポイントの二重取りが可能です。
【JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードなら新幹線利用でマイルが貯まる】
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード 1,000円利用⇒15JRE POINT
- えきねっとポイントが新幹線の距離に応じてもらえる
- 1えきねっとポイント⇒2.5JRE POINTで交換可能
- 1,500JRE POINT⇒500JALマイルで交換可能
さらに、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードでは100円利用ごとにJALマイルが1マイル直接貯まりますので、新幹線に乗るだけでマイルの二重取りができるわけです。陸マイラーであれば、ぜひ利用しておきたいですね。
また、JALカードの中で唯一JALカードSuicaだけがモバイルSuicaを利用でき、モバイルSuicaの特典を使えばエクスプレス予約(年会費1,000円)を利用できます。えきねっとと違いエクスプレス予約は乗車の1時間前までなら何度でも無料で予約の取り消しや変更が可能ですので、忙しいビジネスマンにはかなり重宝する新幹線予約サービスです。
えきねっとポイントは貯められないため還元率は減りますが、利便性の高いエクスプレス予約とえきねっとの二刀流は心強いです(エクスプレス予約経由で新幹線を予約した場合もJALマイルを貯めることができます)。
普段の出勤や出張での新幹線利用でもJALマイルが貯まっていると考えれば、ちょっと嬉しいですよね。
国内主要空港&海外2空港のラウンジを無料で使える
JAL CLUB-Aゴールドカードから国内の空港ラウンジと海外の空港ラウンジを無料で使えるようになります。無料になるのはカード会員のみとなりますので、夫婦で無料利用したい場合は家族カードを発行しておきましょう。
国内空港 | 成田国際・羽田・関西国際・伊丹・新千歳・函館・青森・秋田・仙台・新潟・中部国際・富山・小松・神戸・岡山・広島・米子・山口宇部・高松・徳島・松山・福岡・北九州・長崎・大分・熊本・鹿児島・那覇 |
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海外空港 | ダニエル.K.イノウエ国際空港(ハワイ・ホノルル) |
空港ラウンジ特典はJALカードSuicaとJALカードSuica CLUB-Aにはありませんので、比較ポイントとなります。
東京駅のビューゴールドラウンジも利用可能
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードを持っていれば東京駅のビューゴールドラウンジを利用することができます。ソフトドリンクやお菓子、新聞・雑誌、無線LAN、クロークが全て無料。旅行や出張で東京駅を利用する際に、ゆっくりとくつろぎながら時間を過ごすことができます。
ビューゴールドラウンジを利用できるのはJALカードSuica CLUB-Aゴールドカードとビューゴールドプラスカードを持っている方のみとなっていますので、この特典は大きなメリットだと言えます。同伴者1名も無料で使えるのも嬉しいポイントですね。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードのデメリット
年会費がJALカード CLUB-Aゴールドカードよりも少し高い
JALカードSuicaゴールド | JALカードゴールド | |
---|---|---|
年会費 | 19,000円 | 16,000円 |
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの方が3,000円ほど高くなっています。Suica機能とビューゴールドラウンジの利用特典がプラスされていることを考えれば全然お得なのですが、関東圏以外に住んでいる方は両方とも利用する機会が少なくなるかと思いますので、JALカード CLUB-Aゴールドカードの方がお得かもしれませんね。
国際ブランドがJCBしかない
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードは国際ブランドがJCBしか選べません。海外ではVISAやMasterCardの方が支払いとしては使いやすいため、海外旅行や海外出張が多い方にとっては少し不便化もしれませんね。JALカード CLUB-Aゴールドカードを含め、普通のJALカードはVISA、MasterCard、JCBの中から選ぶことができますので、この点はJALカードSuica CLUB-Aゴールドカードのデメリットだと言えます。
海外旅行保険の補償額が少ない
JALカードSuicaゴールド | JALカードゴールド | |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
傷害治療補償 | 150万円 | 300万円 |
疾病治療補償 | 150万円 | 300万円 |
救援者費用 | 100万円 | 400万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 1億円 |
携行品損害 | 50万円 | 50万円 |
特に利用頻度の高い「傷害治療補償(ケガの治療費を補償)」と「疾病治療補償(病気の治療費を補償)」が半分しか補償されないのは痛いですね。海外旅行や海外出張の際に掛け捨ての海外旅行保険へ加入する方にとってはあまり関係ないかもしれませんが、普段から利用している方は注意しておきましょう。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードのスペック
カード名 | JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 20歳以上安定した収入のある方 | |
年会費 | 19,000円 | |
家族カード | 8,000円/1枚 | |
ETCカード | 年会費無料 | |
発行期間 | 通常4週間 | |
国際ブランド | JCB | |
マイル | ANAマイル | – |
JALマイル | 100円=1マイル | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
傷害治療補償 | 150万円 | |
疾病治療補償 | 150万円 | |
救援者費用 | 100万円 | |
賠償責任 | 2,000万円 | |
携行品損害 | 50万円 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
入院日額 | 10,000円 | |
通院日額 | 2,000円 | |
利用限度額 | – | |
キャッシング手数料 | 18.00% | |
電子マネー | 楽天Edy、WAON | |
ポイント還元率 | 1.00%~2.00% |
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