JTBのゴールドカードにJTB旅カード ゴールド(VISA・JCB)というものがあります。通常のJTB旅カードとは違ってゴールドカードらしく、もらえるポイント数がアップしたり、空港ラウンジ無料利用特典などが付いています。
旅行に行く機会が多かったり、年間のカード決済額が100万円を超えるのであれば、間違いなく増えたJTB旅カード ゴールドの方がお得です。年会費以上にメリットの方がデカいです。
今回はそんなJTB旅カードのゴールドカードについてメリット・デメリットを解説していきますので、発行するべきか悩んでいる方は参考にしてみてください。
※:当ページでは特に指定がない限り「JTB旅カード ゴールド」と表記して解説します。
JTB旅カード ゴールド(VISA・JCB)
年会費 | 15,000円 | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/JCB | |
旅行保険 | 海外/国内:最高5,000万円(海外は自動、国内は利用) | |
ポイント | 100円=1.5P(JTBトラベルポイント) | |
マイル還元率 | – |
- ゴールドカードでも珍しい!ポイント還元率1.5%
- 旅行を快適にする空港ラウンジ無料特典!
- プラチナカードに匹敵する旅行保険の充実度!
国際ブランドはVISAとJCBの2種類
JTB旅カード ゴールドでは国際ブランドがVISAとJCBの2種類が用意されており、実は名前も微妙に違います。
- VISA:JTB旅カード Visa ゴールド
- JCB:JTB旅カード JCB GOLD
年会費やポイントの貯まりやすさ、付帯している特典内容など全て同じです。
変わるのは「使えるお店の数」ぐらいですね。
JCBはアジアやハワイなど日本人観光客の多い国・地域でしか使えません。欧米では使える場所が限定されますので、JTB経由で海外旅行を計画している場合はJTB旅カード Visa ゴールドの方がおすすめです。
国内でしか使わないのであればJTB旅カード JCB GOLDでも問題ありません。
JTB旅カード JCB GOLDならディズニーデザインも選べる
JCBはディズニーの公式スポンサーなので、ディズニーデザインも選ぶことができます。
先ほども説明したように国内であれば支払いを含めVISAとの差はありませんので、見た目だけでJTB旅カード JCB GOLDを選ぶのも悪くありませんよ。お財布からチラッと見える金色のディズニーのカードは買い物も楽しくなります^^
年会費は15,000円、家族カードは1枚目無料&2枚目から2,000円
- 本人会員 15,000円+税
- 家族会員 一人目無料。
お二人目よりお一人につき2,000円+税
年会費に関してもVISAとJCBに違いはありません。ゴールドカードにしてはそこそこいい年会費ですが、それ以上にメリットもデカいのでペイできる可能性は十分高いです。
家族カードに関しては1枚目は無料なのはありがたいですね。貯めたポイントは合算されますので、夫婦で使えば、より早くポイントを貯めることができます。
これを知っておけば間違いなし:JTB旅カード ゴールド(VISA・JCB)の3つのメリット
メリット1.ポイント還元率1.5%!他のゴールドカードと比較しても優秀
JTB旅カード ゴールドは100円利用ごとに1.5ポイントのJTBトラベルポイントを貯めることができます。JTBトラベルポイントはJTBで宿泊料金やツアー代金に1ポイント=1円として使えますので、還元率は1.5%だと言えます。
一般的なゴールドカードはポイント還元率1.0%なので、JTB旅カード ゴールドはポイントの貯めやすいクレジットカードだと言えます。
結構ゴールドカードはポイントの貯まりやすさを重視していないことが多い(他の特典追加が多い)ので、ポイント還元率1.5%はトップレベルですよ。
普段のお買い物や公共料金の支払いをまとめたり、新婚旅行のJTBの支払いをJTB旅カード ゴールドで決済すれば、ガッツリポイントが貯まります。むしろ貯めない方が損です。
年間利用額 | JTB旅カード ゴールド | 他社ゴールドカード (還元率1.0%) |
---|---|---|
50万円 | 7,500P | 5,000P |
80万円 | 12,000P | 8,000P |
100万円 | 15,000P | 10,000P |
150万円 | 22,500P | 15,000P |
使えば使うほど貯まるポイントに差が出てきます。
JTB関連で決済すれば、最大ポイント還元率2.5%までアップ!
【JTB旅カード ゴールドのポイント還元率】
- 通常利用:1.5%
- JTB旅グループ販売店:2.0%
- JTBホームページ:2.0%~2.5%
JTB旅グループ販売店(いわゆる実店舗)でJTB旅カード ゴールドを使えば、100円利用ごとに0.5ポイント追加してもらうことができます。店舗でスタッフと相談しながら旅行プランを考える方も多いかと思いますが、現金や他のクレジットカードで支払うのはもったいないですよ。
また、JTBホームページ(いわゆるネット経由)でJTB旅カード ゴールドを使った場合も100円利用ごとに0.5ポイント追加してもらえますが、国内宿泊の事前支払いに限り1ポイント追加してもらうことができます。
国内宿泊というのは簡単ですね。国内のホテルや旅館を単体で予約した場合です。ツアーやJR・航空券とセットの場合は適用されません。
事前支払いというのはJTBホームページ上で支払うことです。ホテルや旅館のチェックイン時に支払う場合は適用外となりますので注意しておきましょう。
メリット2.国内主要空港とハワイ ホノルルの国際空港のラウンジが無料で使える
【空港ラウンジでできること】
- ゆったり座れるソファー
- フリードリンク
- 最新の新聞や雑誌の提供
関連記事:【初心者向け】空港ラウンジについて種類や利用方法を解説
JTB旅カード ゴールドを持っていれば、ゴールドカードを持っている人しか使えないラウンジを使うことができます。カード本会員は無料、同伴者は1人1,000円です。
ゴールデンウィークやお盆の時期は座るのすら難しい飛行機の待ち時間ですが、空港ラウンジが使えれば余裕を持って座る場所を確保することができます。快適度が全然違います。
メリット3.旅行会社だからこそできる幅広いの旅行保険
ゴールドカードの海外旅行保険が充実しているのは割とある話ですが、JTB旅カード ゴールドは群を抜いています。
- 海外旅行保険がゴールドカードの中でもトップレベルの補償額
- 国内旅行の補償額もトップレベル
- 専用上乗せ保険でワンランク上の安心をゲット
- ケガや病気でのキャンセルも安心「海外旅行取消補償」
- 台風の欠航も安心「国内航空機欠航補償」
旅行会社が発行しているだけあって、旅行保険の大切が分かっていますね。一つずつ見ていきましょう。
トップレベルの海外旅行保険で保険費用の節約にもなる
海外旅行で絶対に必要な海外旅行保険。全くつけないのは不安ですが、意外と保険費用がかかるので、できることなら節約したいですよね?
そんな悩みもJTB旅カード ゴールドが一発で解決してくれます。
補償項目 | 本会員・家族会員 | 家族特約 |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 300万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 300万円 |
賠償責任(※1) | 1億円 | 5,000万円 |
救援者費用 | 400万円 | 200万円 |
携行品損害(※2) | 50万円 | 50万円 |
付帯条件 | 自動付帯 | 自動付帯 |
※各項目の詳しい内容については補償額1,000万円以上!旅行好きが選ぶ海外旅行保険が充実したおすすめクレジットカードの「ポイント1.疾病治療補償、傷害治療補償、携行品損害補償の補償額が高い」という項目を参考にしてください。
※1:自己負担額1,000円
※2:自己負担額3,000円
一番利用頻度の高い傷害治療費用(ケガの治療費を補償)と疾病治療費用(病気の治療費を補償)が300万円補償されるのは非常に強力。他のゴールドカードは200万円が相場です。
しかも、付帯条件は自動付帯なので、事前手続きがなくてもJTB旅カード ゴールドを持っているだけで保険を適用してもらえます。
また、家族特約によって家族カードを持てない18歳未満の子供も補償してもらえるのはありがたいです。
そもそも
- 普通のクレジットカードは本会員以外は保険対象外
- 家族特約があっても100万円程度
というのが一般的ですから、JTB旅カード ゴールドがいかに優秀かが分かります。家族旅行で子供の海外旅行保険を節約できるので、保険のためだけに発行しておくのも全然ありです。
海外旅行保険の内容だけ見ればプラチナカードに匹敵します。
国内旅行保険も安心の補償内容に!
補償項目 | 本会員・家族会員 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
入院保険金日額 | 10,000円 |
手術保険金 | 入院中に受けた手術の場合は入院保険金日額の10倍、 それ以外の手術の場合は入院保険金日額の5倍をお支払いします。 |
通院保険金日額 | 5,000円 |
国内旅行保険もいいですね。特に入院と通院の補償は、他のゴールドカードの2倍あります。こちらもやはりプラチナカードに匹敵するレベルです。
専用上乗せ保険でワンランク上の安心をゲット
「クレジットカードの海外旅行保険だけじゃ心配」
という人のためにあるのが専用上乗せ保険です。
普通のネット加入と何が違うのかというと、
- 保険料が3分の1~半額程度(だいたい500円~2,000円程度)
- 治療・救援費用だけ無制限で付けられる
という2点が違います。
普通のネット加入の保険は傷害死亡や個人賠償責任など様々な項目が幅広く上乗せできる分、保険料も1,500円~4,300円程度かかります。ハワイに6日間行く場合は2,980円ぐらいですね。
しかし、専用上乗せ保険は一番利用頻度の高い治療と救援費用の項目だけに絞ることによって、保険料を安く抑えることができます。ハワイに6日間行く場合は1,730円ぐらい。
しかも、補償額は無制限。どんな重症なケガや病気になってもお金の心配は一切心配する必要はありませんよ!(縁起が悪いですが笑)
ケガや病気でのキャンセルも安心「海外旅行取消補償」
こちらは自分や配偶者、子供がケガや病気で旅行に行けなくなった時のキャンセル料を補償してくれる保険。海外旅行キャンセル費用の80%をカード会員1名あたり10万円を上限に補償してもらえます。
注意しておきたいのが「熱があるからやっぱり中止」ぐらいの軽いものだったら、補償してもらえないということ。一定期間以上入院が条件となります。
一般的には
- 本会員(自分)が3日以上入院
- 配偶者や子供が14日以上入院
ぐらいが条件になることが多いです。
台風の欠航も安心「国内航空機欠航補償」
こちらは台風などの影響で飛行機が欠航したときに補償してもらえる保険です。JTB旅カード ゴールドでツアーに申し込んだときに適用してもらます。航空券だけを買った場合は適用されないので注意してください。
また、結構だけではなく遅延のせいで発生した追加宿泊費用・追加交通費用・追加食事費用もカード会員1名あたり1フライトごとに15,000円まで補償してもらえます。
これだけは覚えておきたい:JTB旅カード ゴールド(VISA・JCB)の2つのデメリット
メリットがあればデメリットがあるもの。ここからはJTB旅カード ゴールドのデメリットについて解説します。
デメリット1.電子マネーへのチャージがポイント対象外
最近では電子マネーを使って決済をする人も多いかと思います。クレジットカードによっては特定の電子マネーをチャージするときに、チャージ分もポイント付与になるのですが、残念ながらJTB旅カード ゴールドは対象外です。
JTBトラベルポイントを効率よく貯めるために支払いをJTB旅カードをまとめたほうがいいので、電子マネーを使っている場合は電子マネーの利用を1度諦めたほうがいいでしょう。クレジットカードでもコンビニや飲食店で支払いはできますからね。
デメリット2.ポイントの使い道がJTBに限られているので選択肢が狭い
JTBトラベルポイントはの使い道は、JTBの宿泊やツアー、航空券、JRの購入代金にしか使えません。JTB旅カード JMBであればJALマイルと相互交換もできますが、還元率は半分にまで低下してしまうのでお得度は薄いです。
海外旅行保険の内容なども一般カードレベルにまで落ちてしまいますしね。
昔はJTBのギフト券に交換もできたのですが、今はできません。
他のクレジットカードで貯められるポイントならギフト券やnanacoのような電子マネーに交換でき、使い道も多いことを考えれば、JTBトラベルポイントの使い道の狭さはデメリットだと言えます。
デメリットを回避できるのは普段からJTBを利用している人です。
良くも悪くもJTB旅カード ゴールドはJTBに特化しているため、
「クレジットカードでたくさん貯めて、来年家族で海外旅行に行く!」
「いつもJTBばかり使ってるから、効率よくポイントを貯めたい!」
というのであれば使い道の狭さも問題ないでしょう。むしろ特化している分、他のクレジットカードよりもお得度は高いです。
新婚旅行でハワイに行く場合なんかは1回の旅行で4万~5万ポイントぐらい貯まるはずですので、帰国後にもう1回無料で旅行に行くことができます。
あと意外と「海外旅行に興味なかったけど1度行ったらめっちゃよかったから、また行きたい!」というパターンも多いです(笑)。こう思ったときにJTBトラベルポイントが貯まっているかどうかってのは、かなりデカいですよ(笑)。
せっかくポイントが貯まるチャンスがあるわけですから、貯めておいて損はありません!
まとめ:圧倒的なポイント還元率&保険内容でJTBユーザーなら作って損はなし
以上の解説をまとめると、JTB旅カード ゴールドは他のゴールドカードよりもポイントの貯まりやすさ、旅行保険が充実したクレジットカードだと言えます。
普通の支払いだけでも年間140万円使えば、JTB旅カードとの年会費の差額は全てポイントで埋めることができますし、年1回でもJTBで旅行をすれば、もっと少ない金額でペイできます。
これにプラチナカード並みの海外旅行保険が上乗せできると考えれば、年会費なんて小さく見えます。プラチナカードなんて1枚5万円や10万円は当たり前ですからね。
JTB旅カード ゴールドがおすすめできないのは「2~3年に1回しか旅行に行かない」「クレジットカードはあまり使わない」という人ぐらいです。
逆に「ポイントをコツコツ貯めて旅行費用を節約したい!」というのであれば、これほど最適なクレジットカードはありませんよ!
JTB旅カード ゴールド(VISA・JCB)のスペック
カード名 | JTB旅カード Visa ゴールド JCB旅カード JCB GOLD | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 20歳以上で本人に安定した継続的な収入のある方 | |
年会費 | 15,000円 | |
家族カード | 1枚目無料 2枚目から2,000円/1枚 | |
ETCカード | 年会費無料 | |
発行期間 | 最短1週間 | |
国際ブランド | VISA、JCB | |
マイル | ANAマイル | – |
JALマイル | – | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
傷害治療補償 | 300万円 | |
疾病治療補償 | 300万円 | |
救援者費用 | 400万円 | |
賠償責任 | 1億円 | |
携行品損害 | 50万円 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円円 |
電子マネー | iD、QUICPay | |
ポイント還元率 | 1.5%~2.5% |
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