海外旅行のWiFiルーターと言えば「イモトのWiFi」ですが、支払いにクレジットカードが必要となるため「え!クレジットカード持ってないんだけど…」と困った方も多いかと思います。
そこで今回は、現金払いもOKなクレジットカードなしでレンタルできる海外用WiFiルーターについて見ていきたいと思います。
有名な海外WiFiの支払い方法
大手海外Wi-Fiレンタルの支払い方法 | |
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イモトのWiFi | クレジットカード払い |
グローバルWiFi | クレジットカード払い、現金後払い、請求書払い |
グローバルモバイル | クレジットカード払い、Amazonアカウント支払い、楽天アカウント支払い |
jetfi | クレジットカード払い |
JAL ABC | クレジットカード払い、現金払い、電子マネー支払い |
テレコムスクエア | クレジットカード払い、現金払い、請求書払い |
Wi-Ho! | クレジットカード払い、現金後払い |
海外用Wi-Fiルーターで返却漏れや急な延滞によって発生する料金変動に対応するためクレジットカード払いが一般的ですが、上記の3社は現金払いに対応しています。
グローバルWiFi
イモトのWiFiと同じぐらい定番なのがグローバルWiFi。
レンタル料金が安くて通信速度も普通に使えるレベル。他社だと国によっては3G回線で遅いのですが、グローバルWiFiはアメリカやヨーロッパはもちろん、韓国や中国などのアジアでも4G回線(3G回線の次世代バージョン)に対応しています。
利用可能国の数も多いため、総合的に使い勝手のいいWi-Fiルーターと言えます。私も海外旅行で使うことが多いです。
支払い方法と料金
クレジットカードを持っていない人を対象にNP後払いが用意されています。
【NP後払いとは】
帰国後に送られてくる請求書に記載されている期日内(通常は14日以内)にコンビニ、郵便局、銀行のどれかで支払いをする決済サービスのこと。
グローバルWiFiのNP後払いで支払い先に利用できるコンビニATMは上画像の通りです。
早めに予約をすると「早割」を適用してもらえますので、お得に海外WiFiを借りることができますよ。
レンタル料金 | 250MB:570円~970円 500MB:870円~1,270円 1GB:1,070円~1,670円 ※国によって変動します |
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初期費用 | 受渡手数料540円 |
延滞料金 | – |
受取方法・返却方法
グローバルWiFiでは「空港/国内カウンター」「現地空港」「宅配便」の3パターンで海外WiFiを受け取れます。対象空港については公式サイトをご確認ください。
基本的には当日申込には対応していません。出発の4日前には申し込みを終わらせておくことで、確実に海外WiFiを受け取ることができます。
宅配便も基本的には出発4日前までの申し込みが必要となります。なるべく早めに申し込みを済ませておきましょう。
返却に関しても「空港/国内カウンター」「現地空港」「宅配便」の3パターンが用意されています。
国内カウンターなら設置されている返却口に入れるだけなので簡単ですよ。
JAL ABC
JAL ABCはJALが提供する海外Wi-Fi。通信料はプラン毎に定額で、空港引渡手数料など諸費用がかからないシンプルな料金設定が特徴です。一般的な海外用レンタルWi-Fiは手数料でいろいろと取られてしまうため、そういったものをなくしたい時におすすめ(その分、基本的な料金は少し高めなので、トータル料金はあまり変わらない)。
また、1日に使える通信量が無制限(※ヨーロッパ周遊タイプを除く)なのもJAL ABCならではの魅力。
通常は「1日500MBまで」「1日1GBまで」と決められた範囲内でしか通信ができませんが、JAL ABCなら通信量を気にすることなくネットを使えます。調べ物が多かったり、地図を長時間使用したい場合は、JAL ABCの海外用レンタルWi-Fiがおすすめです。
利用額に応じてJALマイルを貯めることもできますので、JALマイラーにもありがたいですね。JALカードを持っていれば会員限定の割引も同時に適用してもらえます。
割引適用方法も「カード会員専用マイページから申し込むだけ」と非常にシンプルです。
関連記事:JAL普通カードの特徴やマイルの貯まりやすさを解説!他のJALカードと比較して誰におすすめ?
支払い方法と料金
JAL ABCは空港カウンターで返却する場合のみ現金払いが可能です。「海外WiFiをカウンターで返却 ⇒ そのまま現金で精算」という感じですね。
宅配で返却を行う場合はクレジットカード払いしか対応していないので、JAL ABCのカウンターが設置されている空港が近くにない場合は注意しておきましょう。
【海外WiFiの受取・返却ができる空港】
成田国際空港、羽田空港 国際線ターミナル、関西国際空港、中部国際空港
レンタル料金 | 1ヶ国:1,150円~/日 ヨーロッパ周遊タイプ:1,150円~/日 世界周遊タイプ:1,780円~/日 |
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初期費用 | 無料 |
延滞料金 | – |
受取方法・返却方法
JAL ABCでは「国内空港のカウンター」「宅配便」の2パターンで海外WiFiを受け取れます。
先ほども説明したように、宅配はクレジットカード払いにしか対応していないので、対象空港の専用カウンターで受取・返却を行いましょう。
出発が対象空港以外の場合は、グローバルWiFiの方がおすすめですよ。
ちなみに、私も福岡空港から海外に行くことが多いのでグローバルWiFiを使っています(笑)
テレコムスクエア
テレコムスクエアでは、個人レンタル用のWi-Ho(ワイホー)とビジネス用のテレコムWi-Fiの2種類のサービスがあり、Wi-HoはNP後払い、テレコムWi-Fiは現金払いが可能です。
700円~/日と料金も安く長期出張用のプランも用意されていますので、海外出張用に借りたい人におすすめです。
ただ、テレコムWi-Fiは現金払い可能ですが、申込の際にはクレジットカード登録が必要となりますので、純粋に現金だけでレンタルすることはできません。
一方、Wi-Ho!であればクレカを持っていなくても現金だけでレンタルできます。
レンタル料金 | 1ヶ国:700円~/日 周遊タイプ:1,200円~/日 世界周遊タイプ:1,500円~/日 |
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初期費用 | 無料 |
延滞料金 | – |
まとめ
こうやってまとめてみると分かるのですが、やはりグローバルWiFiの方が使い勝手がいいですね。
JAL ABCは対象空港でしか現金払いができず、地方に住んでいる人にとっては少し使い勝手が悪いです。
JAL ABCがおすすめなのは対象空港の利用が多く、JALマイルを貯めたい人ですかね。特にJAL ABCの方がお得なわけではありませんし、通信速度が速いわけでもありませんので、理由がなければグローバルWiFiを選んでおけば間違いないありませんよ。
補足:海外WiFiを格安で借りる裏技
クレジットカードを持っていない理由はいろいろあると思うのですが、実はクレジットカードの特典を利用することで海外WiFiは会員限定の割引価格でレンタルすることができます。
たとえば、今回紹介したJAL ABCやテレコムスクエアはセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードというクレジットカードを発行してカード会員ページ経由で申込むと利用金額が約20%割引になります。
↑セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの券面↑
また、今回は紹介できなかったJCB GLOBAL WiFiはJCBカードで支払うだけで、定価(エリア別定額料金×渡航日数)か20%引き&受渡/返却手数料が無料になります。
結構「クレジットカードは使いすぎるから発行したくない」という方もいるのですが、カード払いの方がポイント貯まりますし、カード会員専用の割引もあるし、今回の海外WiFiのように「クレカ払いしか対応していません」ということもあるので、海外旅行が多いなら1枚ぐらい発行しておいた方がいいですよ。
使い過ぎを心配できる人は、カードを発行しても使いすぎることはありませんしね。
最近では2019年の消費税増税に向けて「カード払いは消費税2%を還元」というキャッシュレスを進める国内政策も出てきてますからね。
まだ1枚もクレジットカードを持っていないのなら、今回の海外旅行をきっかけに発行しておいても損はありませんよ。
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