航空券が格安なLCC「Peach(ピーチ)」をもっとお得に利用できるのがピーチカード。貯めたポイントをピーチポイントに交換できる唯一のカードですので、普段のショッピングや光熱費の支払いをピーチカードにするだけで無料でピーチに乗ることもできます。
また、年数回行われるカード会員限定価格の特別航空券セールでは1000円や2000円、3000円といった破格の値段航空券を購入することもできます。セール参加資格を得るためだけにピーチカードを発行する方も多いですので、「とにかく安くピーチに乗りたい!」という方は発行しておいて損はないですよ。
ピーチカードの年会費無料のヤツを作っておくと年2回の特別セールの案内(プレミアムは年4回の案内だったかな)が来るんで、それだけやっておくといいかも。すすきのは楽しいよね・・・w
— あくあ堂 (@aquadoo76) 2017年6月19日
今回はピーチカードのメリット・デメリットについて解説していきます。
年会費 | 無料(※1) | |
---|---|---|
国際ブランド | VISA/JCB | |
旅行保険 | 海外:最高2000万円(利用付帯) 国内:最高5000万円(利用付帯) | |
ポイント | 1,000円=1P | |
マイル還元率 | 0.5% |
- 貯めたポイントをピーチポイントに交換できる唯一のカード
- 航空券セールを優先的に利用できる
- 機内販売や空港店舗で割引優待
※1:ただし、入会後2年目以降は前年のカード利用がない場合および「マイ・ペイすリボ」をご解約された場合、本会員税抜1,250円+税、家族会員税抜400円+税が必要となります。
ピーチカードの3つのメリット
貯めたポイントをピーチポイントに交換できる唯一のカード
ピーチカードでは、1,000円利用ごとにワールドプレゼントを1ポイント貯めることができ、1ポイント=5円分のピーチポイントに交換することができます。
還元率で考えると0.5%なので、クレジットカードの平均ポイント還元率(0.5%)はクリアできています。
中には還元率1%を超えるカードもありますが、ANAやJALのマイル交換にしか使うことができず、ピーチポイントに交換できるのはピーチカードのみとなっています。
ANAやJALと比べてピーチの航空券は半額ぐらい安いので、ANAやJALでマイルを貯めて飛行機に乗るよりもピーチカードでポイントを貯めた方が効率よく無料で飛行機に乗れる人も多いのではないでしょうか。
会員限定のお得な航空券セールで、安く航空券を購入できる
ピーチカードを持っていれば、航空券を格安で購入できる会員限定のセールを利用することができます。このセールを目当てにピーチカードを発行する人も多いです。
ピーチカード会員セールきた
成田-関空2000円で優先予約できるのか・・・— ミコト (@miKoTo0765) 2016年2月25日
@tacotaarin 成田なんだけど〜
ピーチカード会員になると、セールで火、水、木曜限定で1000〜2000で行けるらしい〜なので、
会員になりました— ぼくときみ (@bokuto_kimimo) 2017年1月29日
ピーチは一般の人も参加できる航空券セールも行っていますが、こちらは超激戦で、始まった瞬間ログインしても航空券を手に入れられないことも珍しくありません。アーティストのライブチケットを取るよりも難しいです(笑)。
一方、会員限定の航空券セールはじっくり選んでも売り切れにはならないので、余裕を持って旅行計画と組み合わせながら手に入れることができます。
会員限定航空券セールは年2回開催
Peach Cardベーシック | Peach Cardプレミアム | |
---|---|---|
年会費 | 無料(※1) | 5000円(税抜) |
セール回数 | 年2回 | 年4回 |
※1:ただし、入会後2年目以降は前年のカード利用がない場合および「マイ・ペイすリボ」をご解約された場合、本会員税抜1,250円+税、家族会員税抜400円+税が必要となります。
会員限定航空券セールはピーチカードのランクによって参加回数が決まります。
年会費無料で使えるPeach Cardベーシックでも、年2回セールを利用できます。
予約できる期間2ヶ月~4ヶ月と余裕を持って空いているので、たとえば「3か月後のお盆休みに韓国行きの航空券を5000円で予約」「年末の帰省に合わせて、1ヶ月前から東京~大阪間の航空券を6000円で予約しておく」ということも可能です。
会員セールは競争率も低いので、一般セールのように「人気過ぎて予約できなかった…」ということもありません。
「ポイントを貯めるのが面倒だな~」という人でもセールを利用することでお得に飛行機に乗れるのは、ピーチカード最大のメリットとも言えますね。
機内販売や空港店舗で割引優待
ピーチカードで決済すればピーチ機内販売や空港店舗で割引価格で購入することができます。
どれぐらい割引になるかは商品によって違いますが、たとえば機内食「Peach Deli」は10%OFFで購入できます。お土産の購入もお得になるし、カードで支払えばポイントも貯まるので、かなりお得ですよ。
ピーチカードで10%オフになるんか✨今度から持ってこよ〜😀珍しく関西らしいお土産買ったから、お会いできる皆さまよろしくね❤
— (´.レ_`)♡(´ё`)🌽 (@abetamicorn) 2018年7月18日
ピーチカードの4つのデメリット
男性は店頭で提出しづらいデザイン
ピーチカードは年会費も安く、たとえ使わなかったとしても航空券セールのメリットは確実に受け取れるので、正直デメリットはほとんどないといっても過言ではないのですが、唯一挙げるなら男性が使いづらいデザインだということです。
どちらかというと女性っぽいデザインになっており、ピーチの機内や空港で使うならまだ大丈夫かもしれませんが、ピーチと全然関係ないお店やホテルだと「んっ?」と一瞬思われるかもしれません。
よく見ればピーチのカードだと分かるのですが、もし気になるのであれば、通販や光熱費の支払い専用のカードにしておくといいでしょう。
ピーチポイントの有効期限が180日間と少し短い
こちらはピーチカード自体のデメリットではないのですが、ピーチポイントの有効期限は180日間と少し短いです。
そのため、初回加入時にもらえるボーナスポイントは早めに使う必要がありますし、ワールドプレゼントポイントやOkiDokiポイントからピーチポイントに交換するときも、ピーチポイントを使う直前に交換する工夫が必要になってきます。
ANAマイルやJALマイルの有効期限が2年や3年であることを考えれば、この点はデメリットと言えるでしょう。
ただ、ピーチポイントならマイルのようにたくさん貯める必要はありませんので、そういった意味では180日間が妥当な有効期限なのかもしれません
海外旅行保険があまり付帯されていない
海外旅行保険に関しては、VISAのみ付帯されております。
しかし、ピーチカードの海外旅行保険は死亡または後遺症が残る事故・病気になった時のみ補償され、普通のケガや病気の治療費は一切補償されません。結局は海外旅行前に掛け捨ての海外旅行保険に入る必要があります。
ただ、「ピーチカードの海外旅行保険は充実していないけど全く問題なし」でも解説しているのですが、そもそもピーチカード自体が海外旅行保険目的に発行するカードではないんですよね。
あくまでも『会員限定の航空券セールを利用できる』『買い物で貯めたポイントをピーチポイントに交換して航空券代として使える』というのが魅力のカードなので、この2つの特典に魅力を感じるのであれば発行して損はないんですよ。
しかも、エポスカードやセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードなど年会費無料で海外旅行保険が充実しているクレカを後から発行すれば、十分デメリットをカバーできますからね。
ピーチカードにはVISAとJCBの2種類があり、スペックも微妙に違う
メリット・デメリットが分かったところで、ピーチカードの基本情報を確認しておきましょう。
実はピーチカードにはVISAとJCBの2種類が用意されており、スペックも微妙に違います。
ピーチカード(VISA) | ピーチカード(JCB) | |
---|---|---|
年会費 | ・初年度無料 ・次年度から1,250円(※条件を満たせば無料) | 永年無料 |
家族カード | ・初年度無料 ・次年度から400円(※条件を満たせば無料) | 永年無料 |
ETCカード | ・初年度無料 ・次年度から500円(※条件を満たせば無料) | 永年無料 |
ポイント | 1,000円=1P(ワールドプレゼントポイント) | 1,000円=1P(OkiDokiポイント) |
ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) | なし |
ショッピング保険 | 最高100万円/年 | 最高100万円/年 |
大きな違いは『年会費』と『海外旅行保険』の2つ。
JCBは無条件で年会費無料となりますが、VISAは条件を満たした場合のみ年会費無料となります。条件は『年1回以上のカード利用』と『マイ・ペイすリボの登録』の2つ。
どちらも簡単なので、誰でも条件を満たすことができます。
コンビニや通販でピーチカード使えば『年1回以上のカード利用』はクリアできますし、『マイ・ペイすリボの登録』は登録済ませておくだけで、あとは放置していても年会費無料の条件を満たすことができますからね。
利用できる特典は全て同じなので、VISAとJCBどちらを選んでもOK
航空券の割引セールやピーチ機内販売の割引などの特典はVISA・JCB関係なく利用することができるため、両者の違いは上記で紹介したものだけとなります。どちらを発行しても問題ありませんので、好きな方を発行しましょう。
どうしても迷ってしまう場合はVISAを発行しておけば間違いありません。
VISAは世界中どこでも使うことができますので、支払用として最強の国際ブランドです。国内でしか使わない場合でもネット通販でVISAしか対応していないお店を利用しないことがないとも限りませんので、VISAのほうが安定です。
年会費5,000円を払えばピーチカード プレミアムを発行可能
ピーチカードには上位モデルの『ピーチカード プレミアム』もあります。カード会員限定セールへの参加上限が4回になるのが特徴です。
それ以外の特典やポイントの貯まりやすさなどは同じです。
実際にピーチカードを発行してカード会員限定セールを利用し、「もっとセールを利用したい!」と思ったらピーチカード プレミアムにグレードアップするといいでしょう。
ピーチカードのスペック
カード名 | ピーチカード | |
---|---|---|
カードデザイン | ||
申込資格 | 年齢20歳以上 | |
年会費 | 無料(※1) | |
家族カード | 無料(※1) | |
ETCカード | 無料 | |
発行期間 | 1週間~3週間 | |
国際ブランド | VISA | |
マイル | – | |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 最高2000万円(利用付帯) |
傷害治療補償 | – | |
疾病治療補償 | – | |
救援者費用 | – | |
賠償責任 | – | |
携行品損害 | – | |
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | – |
電子マネー | iD | |
ポイント還元率 | 0.5% |
※1:ただし、入会後2年目以降は前年のカード利用がない場合および「マイ・ペイすリボ」をご解約された場合、本会員税抜1,250円+税、家族会員税抜400円+税が必要となります。
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