NEO MONEYはセゾンが発行するプリペイドカード。今回はこのNEO MONEYについて海外旅行の経験者の私がメリット・デメリットを解説したいきたいと思います。
NEO MONEYの特徴
年会費 | 無料 | |
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国際ブランド | VISA/銀聯 | |
年齢 | 13歳以上 | |
対応通貨 | 日本円含め30通貨 | |
引出限度額 | 100万円 | |
為替手数料 | 4% |
- 海外専用のプリペイドカード
- 中国で一番使いやすい「銀聯(UnisonPay)」も選択可能
- 口座維持手数料がずっと無料
- 取扱通貨の数も多い
- 全国のセゾンカウンターで即日発行も可能
NEO MONEYはクレディゾンが発行するプリペイドカード。特徴は「国際ブランドで銀聯(UnionPay)が用意されている」「取扱通貨の数が多い」の2つです。
銀聯は中国で一番使える国際ブランドであり、世界中で使えるVISAやMasterCardよりも使えるお店が多いです。特に少し小さなお店では銀聯しか対応していなかったり、VISAを提出しても「銀聯を持ってない?」と聞かれることもあります。中国旅行へ行く予定の場合は、他のプリペイドカードよりもおすすめです。
為替手数料は他の海外用プリペイドカードでは5%以上かかるものも多いですのが、NEO MONEYなら「4%」と平均より安い設定だと言えます。対応通貨も30通貨と非常に多く、マイナーな通貨ほどレートが外貨両替よりも安くなっています。
また、全国のセゾンカウンターで即日発行も可能となっていますので、旅行まで時間がないときにもピッタリです。
NEO MONEYのメリット
中国で使いやすい銀聯も選べる
先ほども解説したように中国では「銀聯(ぎんれん)」と呼ばれる国際ブランドが一番主流であり、海外で使いやすいと言われているVISAやMasterCardよりも普及しています。外国人観光客の多いホテルやレストラン、ショップなどならVISA、MasterCard、JCBでも問題なく使えますが、少し小さいお店や内陸部に行くほど銀聯にしか対応していないことが多いです。
また、VISAやMasterCard対応のお店でも「銀聯カード持ってない?」と聞かれることもあります。お店側にとっては銀聯の方が手数料が安く済むため、できるだけ銀聯で決済してもらいたいわけです。
中国で一番使い勝手がいい国際ブランドですから、中国旅行・中国留学・中国出張用のプリペイドカードを探している方は特におすすめです。銀聯のプリペイドカードは他にありませんからね。
※銀聯のNEO MONEYは国内ショッピングで使えません。
中国以外を旅行する場合はVISAの方が使いやすい
銀聯の世界シェアは10%(JCBは2%ほど)ですし、最近は中国人観光客がいろいろな国にいますので、観光地であればそこそこ銀聯は使えます。特に韓国やシンガポールなどアジアの国々であれば問題なく使用できます。
しかし、VISAとMasterCardに比べれば使えるお店は少なくなりますので、アメリカやヨーロッパ、オーストラリアなどへの旅行も考えている場合はVISAの方がおすすめです。
また、国際ブランドが銀聯のNEO MONEYは国内ショッピングや通販で使えないことにも注意が必要です。もし普段の生活で使うのであれば、必ずVISAのNEO MONEYを発行しておきましょう。
取扱通貨の数が多く、手数料も普通の両替より安い
海外でプリペイドカードを使う一番の理由が『現金を両替する手数料よりもプリペイドカードの支払いにかかる手数料の方が安いから』です。両替やカード払いには様々な手数料が発生しますが、難しいこと抜きにして絶対にプリペイドカードの方がお得です。
NEO MONEYでは全30通貨に対応しており、レートも低めに設定されているため、両替よりも少ない手数料で決済することができます。
その他のレートに関してはこちらのページで確認することができます。
海外現地で両替商を見つける手間が省けることも考えても、NEO MOENYを使ったほうがお得だと言えます。
米ドルとユーロだけは特にお得ではない
基本的には取扱通貨であれば安いNEO MONEYですが、米ドルとユーロに関しては1~2%ほど高く設定されています。アメリカ本土やハワイ・グアム、ドイツ・フランス・イタリアなどのユーロ圏へ旅行へ行く場合は、現金を両替した方がちょっとだけお得です。
両替の手間や現金を持ち運ぶ危険性なども一緒に考慮して選ぶといいでしょう。
個人的な意見で言うと、私はめんどくさがりな性格なので(笑)プリペイドカードを持っていきます。支払いが楽ですし、わざわざ両替商を探したり並ぶ時間がもったいないと思ってしまうので。
口座開設不要ですぐに手に入る!最短3営業日で発送
プリペイドカードの中にはチャージ用の専用口座を開設しなければいけないものもあります。口座開設には1週間~2週間かかってしまうため、「来週までにプリペイドカードを作りたい!」という場合に不便です。
しかし、NEO MONEYならわざわざ口座開設をする必要がなく、申込から最短3営業日でカードを発送してもらうことができます。有名なプリペイドカードでNEO MONEYほど早く発送してもらえるカードはありませんので、急いでいる人に一番おすすめです。
最寄りのセゾンカウンターに行けば最短即日で受け取りも可能
NEO MONEYを提供する「セゾン」は全国にセゾンカウンターという総合案内を用意しています。ネット申し込みから受付完了まで全て終わらせたい状態でセゾンカウンターへ行くと、その場でNEO MONEYを受け取ることもできます。
両親や兄弟にも入金してもらえる
プリペイドカードの中には「本人しかチャージ(入金)できない」と制限されているものもありますが、NEO MOENYであれば誰でもチャージすることができます。もし海外旅行・海外留学中に残高がなくなってしまっても安心です。入金方法も銀行やコンビニATMからできるので簡単。
残高はパソコンやスマホから確認することができます。
13歳以上なら審査なしで発行可能
クレジットカードは18歳以上しか発行できませんが、NEO MONEYは13歳から発行することができます。審査なども一切ありませんので、誰でも簡単に使うことができます。
国内でも利用できる
NEO MONEYには『NEO MONEY Visa』『NEO MONEY Visa(海外専用)』『NEO MOENY 銀聯』の3種類がありますが、『NEO MONEY Visa』を選べば国内のショッピングや通販でも使用することができます。特に通販はカード払いにしか対応していないことも珍しくありませんので、1枚持っておくだけでかなり便利です。
NEO MONEYのデメリット
クレジットカードに比べると手数料が高い
NEO MONEYはVISAのクレジットカードよりも4%ほど手数料が高いです。両替よりは手数料は少ないですし、中高生はクレジットカードを発行できないことを考えれば、NEO MONEYを完全に否定することはできませんが、もしクレジットカードとNEO MONEYで迷っているのであればお得度の高いクレジットカードの方がおすすめです。
NEO MONEY | クレジットカード | |
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メリット | ・13歳以上なら審査なしで発行できる ・使いすぎる心配がない | ・手数料が両替やプリペイドカードより安い |
デメリット | ・クレカより手数料がかかる ・デポジットに使えない | ・18歳以上しか発行できない ・審査があるため発行できないことも |
これ以外にNEO MONEYとクレジットカードの違いは特にありません。使い方は「支払い」「キャッシング」共に同じです。
クレジットカードを発行するのであればコチラ↓のページをご覧ください。
払い戻しの手数料が500円かかる
NEO MONEYにチャージしてある外貨を日本円に戻して現金に換える際、手数料として500円がかかってしまいます。
ただ、NEO MONEYに入れているお金は「最後に使ってから10年」経たなければなくなりませんので、次回の海外旅行で使ったり国内のショッピングで使えばデメリットにはなりません。
まとめ
以上がNEO MONEYのメリット・デメリットです。「NEO MONEYに日本円をチャージ⇒両替」しておけばチャージ分を海外での決済で使えたり、ATMから現金として引き出すことができるため使い方は非常に簡単。手数料は現金の両替よりも安いですし、13歳以上であれば審査なしで誰でも発行できることを考えれば、中高生の旅行・留学にもおすすめです。
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