海外旅行でクレジットカードを使えば現金よりもお得にショッピングができたり、キャッシングを利用することで日本円を両替するよりも安く現地通貨を手に入れることができます。
ただ、意外と「手数料」を気にされる方も多いですので、今回は海外でクレジットカードを使用したときの手数料について分かりやすく解説していきたいと思います。
クレジットカードの海外ショッピング利用にかかる手数料
海外旅行中のお買い物や食事でクレジットカードを使用した場合、その日の為替レートに各国際ブランドが定める事務手数料(為替手数料)を上乗せした金額を請求されます。
国際ブランド | ショッピング利用時の事務手数料 |
---|---|
VISA、MasterCard | 1.63% |
JCB | 1.60% |
AMEX | 2.00% |
ダイナース | 1.30% |
たとえば、1米ドル=100円の為替レートだとします。この時ハワイで100米ドル分の買い物をVISAのクレジットカードでした場合、帰国後に1万円×1.63% = 10163円を請求されます。
為替レートは日によって変動しますが、各国際ブランドが定めた事務手数料は基本的に固定です。
クレジットカードの海外キャッシングにかかる手数料
海外でキャッシングしたときにかかる手数料は『ATMの利用手数料』と『利息』の2つです。
ATMの利用手数料 | |
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1万円未満の利用 | 108円 |
1万円以上の利用 | 216円 |
ATMの利用手数料はキャッシングの額によって2通りに変動します。なるべくまとめてキャッシングしておいた方がお得です。
利息は完済までの期間によって変動します。
例えば、1米ドル=100円の為替レートだとします。この時100米ドル=1万円ですが、カードの金利が18%だとして、締め日当日から支払日までの約25日分、18%×25/365=1.23%が利息となり、トータルで10123円を返済することになります。
支払日が翌月の約55日分なら、18%×55/365/365=1.27%の利息となり、トータルで10127円返済することになります。
このように、同じ金額を借りても完済までの期間を先延ばしにするほど利息は高くなっていきますので、帰国後に繰り越し返済を行う人もいます。最近ではどのクレジットカードでも繰り越し返済が用意されており、マイページから簡単に申請できるようになっています。
金利は18%を採用しているクレジットカードがほとんどですので、金利が低いクレジットカードを探す方が大変ですし、たとえ低くても0.5%ぐらいで大差がないので、あまり金利を気にする必要はありませんよ。
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