現在、年会費無料の楽天カードを使っているのですが、最近になって「楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードにグレードアップした方がポイントも多く貯まってお得になるのかな?」と考え始めました。
というのも、カード利用金額が発行時よりも大幅に増え、それに伴いポイントをもらう機会も多くなってきたからです。
個人的には楽天ポイント(楽天カードで貯まるポイント)は楽天トラベルで旅行費用として活用しているため、どうせならたくさん貯めてホテル代を浮かせたいというのが狙いです。
そこで今回は、楽天カード3種類(楽天カード、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード)の損益分岐点について考えてみたいと思います。
損益分岐点を算出
損益分岐点を算出するために、いくつか条件を設定します。
ポイント還元率 | 1.0%で算出 |
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ポイントの貯め方 | ・楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天TVでの利用 ・その他の楽天サービスでの利用 ・通常のカード払い ・楽天Edy、楽天Payでの利用 上記4つのパターンでそれぞれ計測 |
楽天ポイントは使い方によって還元率が変動しますが、楽天関連サービスや楽天ポイントが使えるお店で利用する場合は1ポイント=1円として使えますので、最も利用者が多いこれらの方法を基準にポイント還元率1.0%で損益分岐点を算出します。
貯め方は4つのパターンに分けます。
楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天TVでの損益分岐点
楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天TV(以下、総称して「楽天4サービス」と呼ぶ)での利用はSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象であるため、楽天カードを利用するとポイント還元率が2.0%上乗せされます。
さらに、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードは追加で2%の上乗せがありますので、合計で100円=5ポイントで貯められるようになります。
さらにさらに、楽天プレミアムカードは楽天プレミアムカード会員限定特典で『楽天市場コース』を選ぶと、毎週火曜・木曜はポイント還元率1.0%が上乗せ、『トラベルコース』を選ぶと楽天トラベルでポイント還元率1.0%が上乗せ、『エンタメコース』を選ぶと楽天ブックスと楽天TVでポイント還元率1.0%が上乗せされ、合計で100円=6ポイントで貯めることができます。
以上の条件をもとに損益分岐点を算出すると以下の通りになります。
年間利用金額 | 楽天カード (年会費無料、100円=3P) | 楽天ゴールドカード (年会費税込2,200円、100円=5P) | 楽天プレミアムカード (年会費税込11,000円、100円=6P) |
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10,000円 | 300ポイント | 500ポイント | 600ポイント |
50,000円 | 1,500ポイント | 2,500ポイント | 3,000ポイント |
100,000円 | 3,000ポイント | 5,000ポイント | 6,000ポイント |
110,000円 | 3,300ポイント | 5,500ポイント | 6,600ポイント |
150,000円 | 4,500ポイント | 7,500ポイント | 9,000ポイント |
200,000円 | 6,000ポイント | 10,000ポイント | 12,000ポイント |
250,000円 | 7,500ポイント | 12,500ポイント | 15,000ポイント |
300,000円 | 9,000ポイント | 15,000ポイント | 18,000ポイント |
350,000円 | 10,500ポイント | 17,500ポイント | 21,000ポイント |
366,670円 | 10,000.1ポイント | 18,333.5ポイント | 20,000.2ポイント |
400,000円 | 12,000ポイント | 20,000ポイント | 24,000ポイント |
450,000円 | 13,500ポイント | 22,500ポイント | 27,000ポイント |
500,000円 | 15,000ポイント | 25,000ポイント | 30,000ポイント |
【結論】
- 楽天4サービスで年間11万円以上利用 ⇒ 楽天ゴールドカードへの乗り換えがお得
- 楽天4サービスで年間36万6,670円以上利用 ⇒ 楽天プレミアムカードへの乗り換えがお得
楽天4サービスでの利用では年間利用金額11万円と33万6,670円がそれぞれの損益分岐点となります。
また、仮に楽天プレミアムカードの特典対象となるコース以外で利用する*1場合は、年間55万円以上利用する場合に楽天カードからの乗り換えがお得になります。
さらに、上記表では出していませんが、年間80万円以上利用する場合は楽天ゴールドカードから楽天プレミアムカードへの乗り換えがお得になります*2。
その他の楽天サービスでの損益分岐点
上記以外の楽天関連のサービスではカードの種類によるポイントアップの違いはありませんので、損益分岐点は存在しません。
通常のカード払いでの損益分岐点
普段の買い物や公共料金、携帯料金など通常のカード払いでは、どの楽天カードを使っても100円=1ポイントで楽天ポイントが貯まります。
そのため、損益分岐点はありません。
楽天Edy、楽天Payでの損益分岐点
最近キャッシュレスで話題の楽天Edyや楽天Payですが、これらもカードによるポイントアップ特典はありませんので、損益分岐点はなし。
まとめ
今回あらためSPU関連や楽天カードのポイントアップ対象となるものを確認しましたが、クレジットカードのグレードアップでお得になれるものは結構限られてるなと感じました。
楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、楽天TVの4サービスを使わない場合は年会費無料の楽天カードで十分。
個人的には楽天市場と楽天トラベル、楽天ブックスで年間110,000円は確実に使うため、今回の研究を機に通常の楽天カードから楽天ゴールドカードに乗り換えたいと思います。
年間366,670円も全ての支払いをまとめれば達成可能ですが、まだまだ使ってみたい他のクレジットカードもあるので今回は保留にします。
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